Zeonic YMS-14 Gelgoug (ゲルググ) |
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「機動戦士ガンダム」本編に登場。 YMS-15 ギャン と、「次期主力 MS」の座を争い、「ビーム ライフル」を装備し連邦軍の MS に匹敵しうる火力を持ち得たことと、トータル バランスの良さで勝ち残りました。型式番号の「Y 〜」で解るとおり評価試験用試作機です。時々、「ジオン軍初のビーム兵器装備 MS」と紹介されますが、正しくは「ジオン軍初の携行型ビーム ライフル装備」です。ゲルググ以前にも、ドム、ゴッグ、ズゴック、ゾック (どれも固定武装) でビーム兵器装備は実現していますので。 末期の機体らしく標準武装は主兵装に「ビームライフル」、ビームナギナタ (形状を見る限りは、薙刀と云うよりも両長巻き。余談ではありますが、ここで薙刀と長巻きの違いを解説しましょう。そもそも薙刀というのは、槍のような長柄の武器に分類される物で、手持ち武器である刀などとは別の発達を遂げてきた武器です。ヨーロッパにハルバードという槍のような柄の先に斧のような槍のような複雑な形状の刃をつけた武器がありますが、薙刀はどちらかというと刀よりもこちらに近い武器なのです。一方長巻きという武器について云えば刀身自体は刀そのもので、刀の柄をのばし遠くまで斬れるようにした武器が長巻きであると理解すればよいでしょう。こういう武器の発達史を知っていれば、ゲルググのそれは「長巻き」であることが容易に理解出来ることと思います。また、よく混同される「剣と刀」、「ソードとセイバー」についても一言ふれておきましょう。日本には世界的にユニークな刀剣である「日本刀」がある為よく剣と刀を混同していますけれど、世界的には刀と剣、セイバーとソードは別の武器に分類されます。端的に言えば、「全体的に湾曲し片刃で、刺突よりも斬撃に向くのが刀、あるいはセイバー」、そして「直線的な両刃で、斬撃よりも刺突に向くのが剣あるいはソード」です。ですから、ガンダム世界でのソードとセイバーは全く逆転していると云ってよいでしょう)、シールド。高機動戦闘パックでは携行用ロケット砲とビームナギナタ、小型シールド。キャノンパックではビームキャノン、ビームナギナタ、小型シールドを装備します。 試験用などに 25 機が製造されましたが、制式化決定後には一機でも多く MS を必要とするジオン軍部に納入された上、MS-14S と云う型番で、中隊指揮官や特殊部隊に配備されました。いかに大戦末期のジオン MS が不足していたかをよく表しているエピソードだと思います。元ネタは、第二次大戦末期に同様の運命をたどった Me 262 ですが。ゲルググには高機動型ゲルググ、ゲルググキャノンというバリエーションがある、とされますが、資料を詳しく見ていくとこれらは YMS-14 のオプション装備機であるようです。現在、最新の解釈とされているプラモデルでもそのあたりが再現されていて、背面パネルが丸ごと外れ、高機動パックやビームキャノン パックと交換可能なようになっています。このあたりは最近のマルチロール ファイター (代表的な機体では、アメリカ海軍が採用している F/A-18 ホーネットが挙げられます。ホーネットはその型式番号から判るとおり、武装変更によって攻撃機 -Attacker- と制空戦闘機 -Fighter- としても使用可能です。攻撃部隊と制空部隊に同一の機体が配備されていて、戦況に応じて攻撃部隊なのに制空戦闘をしたり、制空戦闘部隊なのに攻撃任務をしたりします) と近い設計思想のようです。しかしながら、武装パックを交換したからといって、異なる型式番号を与えるわけもなく、本稿に於いてはバリエーションとしての地位は与えません。ただ、このパック交換が出来たのは、YMS-14 (MS-14S) だけで、量産型である MS-14A では、ごくごく普通の MS としてしか運用できないようです。 イラストは、もっとも有名な赤い彗星の機体です。他にも末期まで生き残っていたエース、グラナダの紅い稲妻ジョニー・ライデン、ソロモンの白狼シン・マツナガ、ソロモンの悪夢アナベル・ガトーなども同様にして受領していたようです。 [2003. 2. 10. 追記] 今回、高機動武装パックのデータを流用して3DCG化してみました。バックパック交換可能という設定を生かすべく、背中に増加燃料タンクを乗せてみました。ブースターパックだと高機動型になってしまいますからね。これで作戦時間の延長をはかるわけです。後はゲルググの場合はどの機体もロールアウトから一月も使われずに終戦ですので、表面をぴっかぴかにしてみました。標準仕様のA型はマットに仕上げてますので、見比べてみていただいたらうれしいかな、とか。 -GUNDAM CENTURY によるスペック表-
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