Zeonic MS-07B Gouf (グフ)

 いわゆるグフです。「機動戦士ガンダム」本編に登場します。ヒートロッド75 ミリ マシンガン (オリジナルは 5 連装ですが、親指にまで内蔵するのはやりすぎだと思い、左腕の作業性を確保するため、3 連装としてあります。「フィンガーバルカン」と呼ぶ人もいますが、明らかに「ガトリング式」ではありません) を装備してい、格闘戦能力に重点を置いて開発されました。

 グフではすべての機体に中隊長を表す角が生えているのですが、総生産数 200 (ちなみに、MS-06 ザクシリーズが全部で 6,000 機、最末期の MS-14 ゲルググシリーズでさえ 738 機。一般に配備される機体と考えると極端に少ない) である事を考えれば、MS-06S のような、地上用隊長専用機として開発された可能性があります。実際に「機動戦士ガンダム」の画面で確認出来る限りにおいては、「グフ + ザク二機」や、「グフ + ザク + ドム」という三機編成のうちの一機である場合がほとんどですので、この編成を中隊指揮小隊ととらえる事はそんなに無理のある解釈ではないと思います。他の編成ではグフばかり五機というケースがありますが、このときは攻撃ホバークラフトドダイとの組み合わせですので、グフの管制能力を編隊飛行の連携に活かした特殊部隊だろうと思われます。例外的にオデッサの部隊でグフ編成の陸戦隊がありましたが、主兵装に「ザクマシンガン」を装備していたりする等「マ・クベ司令のコネで、大量配備させたはいいがグフの特徴がよくわからないまま強化型ザクとして配備してしまった」様に見受けられます。

 イラストの標準武装の他に、追加武装として専用シールド、「ヒートソード (形状を見る限り、明らかにビームフォールチョン、あるいはビームファルシオンなのですが「商標」とも考えられます)」、「ザクとは違うのだよ、ザクとは」と云いつつ、見た目はほとんど変わらない。「装甲も、パワーも」強化され、自重が増加したためでしょうか、脚部は全面的に見直されてます。

 カラー バリエーションでは、青い巨星 ランバ ラルの機体が有名ですが、彼の死後、グフのパイロットがこぞって機体を青く塗装する、と云う怪現象が発生し、連邦軍を恐怖に陥れました。ランバ・ラルがいかに他の兵士に慕われていたのかを表すエピソードだといえます。グフに搭乗したエースには、他にマ・クベもいたのですが、彼の死後にそういう現象が起こったとはききません。よっぽど人気がなかったんでしょうかね。それとも、グフで戦死したわけではないから?

 余談ではありますが、ジャブロー降下戦時、ジオン側では 50 数機の MS を「かき集めて」実施したと表現されるのが通説です。この説を信ずるとするなら、ジャブロー降下戦を実施した北米キャリフォルニアにグフは十数機しか配備されず、オデッサで消耗した分を差し引いても、相当数がアフリカ戦線に配備されていた事になります。となると、ジャングル用タイガーストライプ、ピンク系のデザートパターン (サハラの砂はピンク色といわれている) など、これまで青一色だったグフにもカラーバリエーションの幅が広がるのではないでしょうか。

型式番号
名称
全高
自重
総重量

動力システム

主推進システム
180 度姿勢変換
地上走行速度
主兵装
MS-07
グフ
18.2m
48.5t
81.4t
熱核反応炉 14,600kw (19,600hp)
化学燃料ロケット 180.6t× 2基× 13.0s
185km/h

75mm 5連装機関砲 (内蔵)

ヒートロッド (内蔵)