カンガルー日記

過去ログ

2005 年 4 月 2 日 ( 土 )   またAvocado Baby名義でライブやります

今度の週末、日曜日の晩にライブをやります。
またまた、Avocado Baby名義でのライブです。
たぶん、すごいです。
花粉症が治ります。

僕の出番は1時頃です。
よろしくです。

DYNAMIK vol.5
2005.4.3(日) @ 青山ファイ(http://www.fai-aoyama.com/
¥2000/1d 22:00 start
 -mix of philosophy and sound persented by the graduated school Tokyo University-
DJs>>
DJ silverhaze(minimalism/seabed)ミニマル・テクノ
DJ KASUGA(remix編集部)ドラムン・ベース
DJ 鍋(Vinyl Frontier)トランス・ハウス
DJ UK(dynamik)ハウス
DJ WATERR(dynamik)エレクトロニカ・ヒップホップ
DJ WATANABE EXPERIMENTAL.com(dynamik)マンチェ・ロック
GUEST LIVE>>
AVOCADO BABY(深海レコード)

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すっかり日記を放置気味ですいません。
mixiでこの日記を勝手に読み込んでくれないので、仕方なくジュゲムの方に書いてたんですが、こっちからリンクを貼らずに放置・・・申し訳ない。近々そっちにリンク貼ろうと思っとりますが、取り急ぎ。

http://kangaroopaw.jugem.cc/

2004 年 12 月 8 日 ( 水 )   ひっさびさのライブでーす

直前の告知になってしまいましたが・・・
今回は、インストユニットAvocado Baby名義での初ライブです。
いえ〜い、つうことでご来場をお待ちしております。

なんか、日記の方はしばらく休止しておりましたが、折りを見て過去を振り返る日記を書くかもしれません(笑)
いま、なんでか大阪にいまーす。ホテルでカキコ中。(笑)

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Psychetronica

12月10日(金) 23:00〜All Night
@吉祥寺Forth Floor 1500円(1Drink)
(井の頭戦吉祥寺駅公園口下車徒歩1分:松屋となり日本一寿司上:元ワルシャワ)
Tel:0422-46-2106
http://forthfloor.sub.jp/
*
info:ソラリスアワー
http://sound.jp/solaris_audio/solaris_hour.html

DJ
オサ、サイバーマン、URI、体操笑顔、
LIVE
roof、Avocado Baby (a.k.a. KangarooPaw/Maju/neina)、OBSIDIANS

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体操笑顔
http://solaris-audio.com/psychetronica/taiso_egao/l-mix.html
過去にerror Recordよりエレクトロジャズユニット
GGSBとして、作品をリリース。その後ambientspace
ROEを運営。現在、psychedeiic,erectronicaを
中心に、独自のDJスタイル、トラック、笑顔体操等幅広く制作を展開中。

DJ URI

80年代にはNYでラメルジーとともにデス・コメット・クルーで活動する。
現在はDJ ケンセイ、ドイの インドープサイキックス + ラメルジーの
プロジェクト参加やオゾンロックスのレーベル、ダブバッドレコード の
プロデューサーとして活動中。他にダブユニットの
ウリ・ダブル・ネーションやテクノプロジェクトの
シンターフェイス名義でも活動中。

roof
'04より始動したモリケンのトランスミュージック・ソロユニット。
'92 FALSE LOVE / COMMITED(ポニーキャニオン)でデビュー。
数々のバンドで活動の後 OTO(vibrastone)と『 woofar looper 』を結成('00 解散)

イメージフォーラム・グランプリ作家『坪田義史』の映画「でかいメガネ('01)」「夜
明け('02)」に
音楽監督で参加。'02よりFM番組「ソラリスアワー」の企画・構成・選曲を手掛ける等

多岐に渡って活動。現在「ハード・アンビエント」をキーワードに同名義による1st ア
ルバムを製作中。


CYBERMAN

97年よりDJ活動 テクノ、トランス、ハウス〜ダブ、エレクトロニカ
までジャンルにとらわれず幅広くMIX。自身の音楽制作に加え04年より
「音の実況中継」「詩と音の融合」をテーマにターンテーブル+マイクというスタイル

楽曲からインスパイアされた詩を朗読する“リアルポエトリーDJ”を展開。

Obsidians
(http://www.geocities.jp/obsidians_chrosite/)
Tossy(MPC+フットペダル+鍵盤)とHideo(ギター)によるユニット。シーケンサーやL
oopに頼る事なく、MPCのPADや鍵盤を演奏し、ロック、DUB、JAZZなどをベースにJAMセ
ッションを展開中。


Avocado Baby
http://plaza.harmonix.ne.jp/~koh-suke/
KangarooPaw(深海レコード)、繭(Extreme/P-vine)、neina(Mille
Plateaux)のメンバーとして知られる中村公輔のエレクトロニカ・ソロユニット。
エレクトロニカ越しのダンスミュージックがテ−マの同名義による
アルバム(flyrecからリリース予定)を制作中。

2004 年 6 月 13 日 ( 日 )   スイミングプールをシネマライズの最終回に見に行った

シネマライズは日曜の最終回のみ千円と格安なので、見に行ってみました。
直前までこの前依頼されたトラックのプログラミングとミックスをやっていて、細かい音も聞き漏らすまいと言う開いた感じの耳になっていたので、センター街の騒音はまさに地獄。
カクテルパーティー効果ってあるじゃないですか。うるさいパーティー会場にいてもしゃべってる人の声だけが聞こえて来て、他の騒音は無意識にシャットアウトしてるってやつ。
なんか、ミックスしてると、そういうのを取っ払って全部聴くって感じの耳になってるらしくて、いらん音まで全部聴こえてきて外に出るとウワァァァァァ〜〜って感じですよ・・・

映画の方は8人の女に出てたなんとか言う女優のおっぱい見せまくりな映画だった。
しかし、不思議な事にエロティックではない。ナチュラルにエロいと言う見せ方をされると、セックスシーンも母親が赤ちゃんに母乳を与えているのを見ているような気分になる。
これは不思議な感覚だ。(映画の筋とは何の関係もないコメントだな・・・(笑))

2004 年 6 月 11 日 ( 金 )   引き続き三上ちさ子録り

息の抜き方とかいろいろと本人こだわりの部分を詰める。
スタジオからみんな出てっちゃって、二人だけになった時に、この曲は実はこの曲のこんなミックスみたいにしたいと思ってるんだけど、何が足りないんだろう?ってな相談を受ける。
参考に聴かされたCDでは、決めの部分でうっすーくコーラスが入ってて、これじゃないのかなーってな事で、急遽コーラスをいれる。
当然のごとく録り終わっただろうと思って帰ってきたプロデューサーのMars氏は「家のエンジニアを勝手に使わないでよ〜」って笑ってた。
今日もなんだかスムースに録りが終わる。いい感じ。
作業が終わった後にMars氏から、話は変わるけどさー、いまこういう曲のミックスやってて、これをこんな風にしたいんだけどどうしたらいいのかなー?なんて相談されてる感じでうまくのせられてしまって、「これはこうやるんすよー」とか教えてるつもりが、なんだかんだで僕がミックスしてしまった。サービス残業と言うやつか(笑)
そのお礼って事で、帰りに中目黒で飯をおごってもらう事に。
中目黒においしいジンギスカン屋があったので、そこに行こうと思ったんだけど、迷いまくって結局たどり着けず。
焼き鳥屋で飲む事に。中目には結構安くておいしそうな焼き鳥とかモツのお店がたくさんあるんだけど、どこも常連さんが占拠してるような所ばかりで入るのを躊躇していたので、そういう所に行けるのはちょっとうれしい。実はMars氏とさし飲みするのも初めてだな。
なんか話の流れで、今回バンドサウンド以外にエレクトロニカ的な音のトラックの曲も欲しいなんて事で、何故かトラックを作る事に。
詩先(歌詞が先に出来て、それに曲をつける)とか曲先(その逆)とか言うのはよく言うけど、今回はトラック先(笑)
なんだかナイスな話だ。僕の他にはMoodmanがやるみたい。

2004 年 6 月 10 日 ( 木 )   三上ちさこ録り

ヤマハのスタジオにて、この前のオケに歌入れ。
取り立てて何と言うトラブルもなしに、すんなり終わる。
すばらしい。

帰ってAppleのサイトを見てみたら、新しいG5が出てました。
なんと水冷に!
確かに静音化には水冷がいいって話は知ってたけど、まさかメーカーがこういうもんを出すとはね!
ものずきなDOS/Vユーザーがネタとしてやるもんだと思ってた(笑)
面白いので買ってやりたいところだけど、そんなお金はどこにもないなー。。。しくしく

2004 年 6 月 8 日 ( 火 )   壁コン

昨日東急ハンズで松下のホスピタルグレードの壁コンを買ったんで、付け替えた。
壁のコンセントボックスをかえるのは、一番決定的に安く音が変わるから。
なんで松下のを選んだかと言うと、安いから(笑)千円くらいしかしないんだもーん。
音質も変わるけど、それ以上にディスプレイの画像がしゃきっとするのが笑える。
でも、この部屋冷蔵庫と電源が同じ系統と言うあり得ない状況なので、根本的に改善しないとなー。
アイソレーション・トランスを導入するかなー。
信濃電源買うお金があったら他のものを買いたいし、信濃に変えてノイズは激減したけど音が細く感じるって言って使うのやめてるって友達が何人かいるので、トランスくらいでやめとくのが無難かと。
自分の持ち家だったら、電柱から直で、とか言い出すかも知らんがな。(笑)

2004 年 6 月 7 日 ( 月 )   渋谷猫

やってみる?とか言われて今度デビューする女の子用に書いてた曲を渋谷にある某音楽出版社に入稿。
たまたま近所だったので、4D Worldの佐藤氏の家に遊びに行く。
彼の家の周りには猫がたくさんいて、僕も猫好きなもんでついつい遊んでしまうんだけど、今日会った猫は僕の顔を見るなり後ずさり。
嫌われたかな?と思った瞬間、おもむろに緑色の液体を吐き出し走り去って行きました。なんなんだ!
佐藤氏の家は渋谷なのに空が見えて、雲が流れて行く様子などを見ているとついついぼんやりしてしまう。
新大久保で買ってきたと言う、インド・テイストが全面に押し出されたうさんくさいパッケージのベトナム製カレー粉をもらって帰る。

2004 年 6 月 5 日 ( 土 )   冷蔵庫

部屋が今まで住んでたとこと比べてうるさいので、隙間テープを貼りまくってかなり静音化したんだけど、なにしろ冷蔵庫が部屋においてあるのでうるさくて気が狂いそうになる。
そこで、冷蔵庫について調べてみたところ、最近の冷蔵庫は断熱材の進化で相当電気代が食わなくなった上、冷気が逃げないからエア・コンプレッサーがあんまり動かなくなってめちゃくちゃ静かになったのね。ファンとか氷受けとかにも静音化が施されてるものもあって、動作音が20db前後しか無い。げー、PowerBookより全然静かじゃん。次に買うレコーディング機材は冷蔵庫で決まりだー!(笑)ってことで冷蔵庫を買いに行く事にした。
録音のために勝手に買い替えるので、当然僕が全額払うつもりでいたんだけど、自分も使うからって事で彼女もお金を下ろしたんですよ。
ところがいざ買うって段になって、彼女が財布をなくした事が判明。
ほとんど距離を歩いてないのに、一体どこに消えたんだ・・・?
その後、警察に行ったりなんだかんだで、気分が落ちてしまい、これは今日は買うなってことだな、って事でまたの機会に持ち越しと言うことにしました。

家に帰って、彼女の実家から送られてきたウニでウニ丼を作って食べた。
東京で食べるウニみたいに乾電池みたいな匂いがしなくて、甘くておいしかった。
海の香りがした。

2004 年 6 月 2 日 ( 水 )   ストロボリーのライブに行く

@高円寺Showboat
高円寺に来るのはすごく久々、Showboatはさらに久々。たぶん、二十歳くらいの頃に灰野敬二を見に来た以来だと思う。
さっぱりどこだか思い出せなくて迷いまくった。
ストロボリーはかなり演奏力が向上してよくなっていた。
がんばれー。
最近ストロボリー橋本氏のバイト先に銭金から「そちらにどなたか、夢を追っていて貧乏をしていると言うような方はいないでしょうか?」と言うFAXが入っていて、それが何故か彼の机の上においてあると言うことを非常に気に病んでいる模様。
出たらいいじゃんねー。ムクドリが天井裏に巣を作ってしまって、その鳴き声と格闘してるとか、照明の代わりにミラーボールがぶら下げてあるとか、明らかにあの番組向けだと思う。
しかし、本人は自分が面白いと言うことを認めたくない様子。(笑)そこがいいところなのになー。

ライブ会場に橋本氏の大学時代の先輩でカーブと言うバンドをやってる溝口さんと言う人が来ていて紹介された。
彼女によると、橋本氏は大学時代「プログレ、プログレ」言っていたそうだ。
「サイケ、サイケ」発言に続く重要参考資料として、僕の橋本研究日誌に記載しておく事にする。

2004 年 5 月 29 日 ( 土 )   目黒図書館でCD借りまくり

僕は最近ほんとJ-POP三昧です。
今日も、SPEED,ZARD,TM NETWORK,SMAP,久保田利伸、シャランQ、B'z等を借りてきました。
修業するぞ、修業するぞ、修業するぞ。

2004 年 5 月 28 日 ( 金 )   川端さんの録音につきあう

川端さんがドップラー効果の実験をしたいと言うので付き合った。
一人でやってたら危ない人だと思われてしまうので手伝ってよって話。
自由が丘の神社の境内で録音。
僕がマイクを持っているところに、川端さんがハーモニカを吹きながら全速力で走ってくる。
これは確かに一人でやっていたら頭のおかしい人だ。(笑)
二人でやっていても十分に危険な匂いがする。
録れたものを聴いてみると、マイクと川端さんがすれ違う瞬間、すごい風圧でマイクが吹かれて、ボ〜〜って音ばっかりでハーモニカはさっぱり聴こえない。(笑)
だけど、本人は「これこれ、ここのとこ、かなりドップラーになってますよね〜」とご満悦の様子なので、なにはともあれ良かった。
帰りに夕方の街の音を録りながら帰る。

2004 年 5 月 26 日 ( 水 )   iPodが修理から帰ってくる

iPodが動くのは動くんだけど、Macから認識しなくなって繋ぐとMacがフリーズすると言う訳の分からない状況になっていたので修理に出した。
前々から修理に出すと新品が送り返されてくると言う噂はあったんだけど、本当に新品が送られてきた。ナーイス。
前のやつはなんのカバーもかけてなくて傷だらけにしてしまったので、今回はカバーを?、ェ、テ、ネ。」

2004 年 5 月 25 日 ( 火 )   mas山田氏が来る

ミリオン・アフロ・ステッパーズ(M.A.S.)の山田氏が来宅。
家にくる途中にMURAと言う紅茶とカレーのお店があったんだけど、そこがつぶれていると言うことにひどく衝撃を受けていた模様。
最近、何の前触れも無く急に無くなっちゃったんですよねー。

家には録音&機材購入の相談に来た。
プリアンプの違いでこんなに音が変わるとは思ってなかったらしく、かえって混乱させたかもしれない。。。(笑)

2004 年 5 月 24 日 ( 月 )   鴨野君に会う@お茶の水

最近仕事を辞めたと言うので、一体何をしてるのかと思ったらギター製作の専門学校に通っていると言う。
ちなみに鴨野君は僕と同い年で奥さんもいる。二人とも無職で旦那さんは学生に。謎だ、謎すぎる、だけど面白いぞ(笑)
周りに人生面白ければOKと言う価値観の人が多いので、なんだかんだ人に会うだけで楽しませてもらっている。

彼にギター業界裏話をきいた。
アメリカの某有名メーカー数社のギターは実は日本の愛知と長野でほとんどが生産されているらしい。
パーツやボディーの加工などをすべて日本で行い、それをアメリカで組み立てて、再度日本でチェックし、Made In U.S.A.って事で売ってるらしい。
なんだか中国で養殖したウナギを浜名湖で泳がせて浜名湖産、みたいな話だよねー。
だったらMade In Japanのギターを買った方がいいじゃん!って思ったんだけど、日本製のは韓国で生産していると言うオチがあるらしい(笑)
まあ噂だから事実関係はどうなのか知らんけど、それくらい日本のギター製造技術はすばらしいって話なんだと思う。
確かに、日本みたいに湿気がめちゃくちゃあるところでそこそこ鳴るギターが作れれば海外に持って行っても全然通用するクオリティーだと思うけど、いかんせんデザインがな・・・。
やっぱ、カッコいいギターだとカッコいい音楽が作れるような気がするしね。もうちょっと日本の楽器メーカーにはデザイン的な所でがんばってもらいたいものだ。

2004 年 5 月 21 日 ( 金 )   三上ちさ子・ベーシック録り

湾岸音響にてベーシック録り。
僕は歌録りだけなんだけど、一応ベーシックの録りもみておこうかなーなんて感じで出かけてみた。
エンジニアは金井さん。
バックはみんなスタジオミュージシャンとしてやってる人たち。
うまいね。当たり前だけど。
ドラムとかね、叩いてみて音の感触が違う感じだってな話をすると、機材のセッティング云々って話じゃなくて、叩き方で全部変えてくれる。
叩けてるとか叩けてないとかそういうレベルではないので、どのテイクをとっても雰囲気が違うってだけで全部使える。
これはすごいなー。こんなドラムだったらマイクをたてただけで既にいい音になる。
マイク2本とか、3本とかでも十分いい音で録れるってな話がよくレコーディング雑誌などに書いてあるけど、それってこんな風にドラマーがめちゃくちゃうまい場合って前提での話だよな・・・とか思った。
なんだかんだ、いっつもちゃんと叩けてるようなドラムをパラでたてたマイクでレベルを再構築して、拍ごとに切り刻んでタイミングの修正、なんて言う気が狂うような面倒な作業をしてるけど、いっつもこんな状態だったら仕事がめちゃくちゃ楽だよな・・・と思った。
Protoolsが音が悪いとか、やっぱアナログじゃないととか言う話はよくあるけど、実は音質的な違いとか以前に、取り直しが出来るってのを前提でプレイに挑むプレイヤーの気持ちとか、まともな演奏が出来なくても編集のマジックでなんちゃって音楽が作れてしまうので、そういうよくわからないものが増えてしまったと言うことだと思う。
出来ないものを出来てる風に見せるためとかそういう消極的な使い方をするだけなら、コンピュータなんて・・・って話になるし、詰まらないので、どうせだから編集を積極的に見せる方向でやらないと面白くないよね?
あ、最近、「編集を積極的に」って言うコンセプトに縛られて、音楽的に必要の無いところでも編集しすぎてしまうメタルの速弾き的技術アピールになってるのではないか、とちょっと反省していた事を忘れてた(笑)なにごともバランスですな。

2004 年 5 月 20 日 ( 木 )   J-POPを大量に聴きまくっている

ちょっと人から曲を書いてみないかと言われたので、無駄に勉強家の僕はJ-POPを大量に聴いてみる事にした。
今日聴いたのはBOA,TommyFebruary6,Cristal Kay,あゆ、安室、中島美嘉。
J-POP傾向と対策、と言う感じで受験勉強みたいでちょっと楽しい。
目的がはっきりしているので、楽と言うか。
久々に曲を書いてみたけど、うーん、意味不明な速さで出来るね。
一日5曲くらいは余裕で作れる。
その割に自分のやつが意外と寡作なのは、歌詞を書くのが遅いのとうち込みとミックスが遅いせいだな(笑)
出来ない事しか興味ない、と言う性格がたたってるのか、常に出来ない事ばかりやっているので、打ち込みが出来ないなーと思ってるときにはそればっかりやってて、打ち込みの人だと思われ打ち込みの仕事が来たり、録り方ってさっぱりわからないなー、と思って研究していると録りの仕事が来る。
それはそれでありがたい事だし、出来ないと思ってる事を仕事でやってしまえば、あっちは「出来る」ってことに対して金を払ってるんだから、出来ないと思ってるのは自分だけで客観的にみたら出来るんだろう、と言う屈折したやり方でコンプレックスを解消できる。(笑)
仕事として責任を与えられれば出来ない事でも気合いで出来るようにしちゃうしね。
ま、それはいいとして、以前に「仕事ってのはできる事をやることだよ」ってな事を友達に言われて、最近は出来る事を普通にやるかななんて事を考えている。
自分が出来ると思ってる事と、人が出来ると思う事は違うと言う話もあるがな・・・・(笑)

最近、J-POP以外にも海外のポップスとかR&Bとかを聴いたり、そんなやつを作ってみたりしていて、逆にAFXとかMouse on marsなんかがやってる事がクリアに見えてきた。
不思議な話だ。

2004 年 5 月 19 日 ( 水 )   mixiをやってみる

orkutに続き、やはり似たようなサイト、mixiの招待状が来たので登録してみる。
こちらは日本語と言うことで、orkutに比べるととっつきやすい。
誰が自分のページを見たかと言う足跡が残るので、こんな人がみたんだーってのがわかってちょっと面白い。
何故か登録した直後に誰にも教えてないのに松前公高氏の足跡が残っていると言う謎が・・・どういう徘徊の仕方をしているんだろう。(笑)
あとね、友達が大学時代の古い友達とつながってたりとか、意外なところで「あれ?君ら知り合いだったの?」ってのがわかるのは面白いね。
しかし、なんだかorkutにいる人はmixiにもいると言う気がする・・・・

2004 年 5 月 18 日 ( 火 )   4D佐藤氏のマスタリング

4D World レーベル主催の佐藤氏が、ソロアルバムをリリースするとかどこかのレーベルから出してもらうとかで、そのマスタリングを頼まれた。
道を聞かれたので何事かと思ったら、渋谷から自転車で来ましたよ、この人は(笑)
4Dは音響だと言うイメージを完全に払拭してやる、って意気込みで、なんだかおしゃれなクラブ寄りのハウストラックになってましたよ。

夜は佐藤氏の彼女とうちの彼女と合流して4人で飯を食った。
もっぱら「いかに食費を安く上げるか」と言う話題で盛り上がる。
肉のハナマサ最高!と言うことで意見が一致した。(笑)

2004 年 5 月 17 日 ( 月 )   新井さんに会う

Riow Arai氏が遊びにくる。自由が丘に引っ越してから初めての来客。
音楽業界の現状について・・・・と言うお決まりの話題で盛り上がる(というか盛り下がる(笑)
主に今回の話はCD輸入規制についてと、CCCDについて。
輸入規制される事になったら、いちいち税関でワンタイトルづつ調べるなんて事はしないだろうから、エレクトロニカとかテクノみたいな弱小ジャンルはメジャー流通してるような一部の人を除いて店頭に並ばなくなって、一気につまらないものバッカリになっちゃって衰退するんじゃないかねー。なんて話。
CCCDは、みんな言ってる事だけどやっぱあり得ない感じがするよね。
CD規格の開発元のPhilipsがCCCDはCDとは別ものだから認めないって大々的に言ってるのに、そんなものが製品として出回ってる自体おかしい気がする。
せめてCCCD専用プレイヤーを用意してくれという感じ。
新しい規格でやるならやるで、コピーができないにしても24bitにするとか、何かしら音質的な改善点があったりすればユーザーも納得すると思うんだけど、現行のCDの規格のままでプレイヤー側としてはエラーとして認識されてるような情報をバシバシ入れてプロテクトをかけるってのは、いくら何でも納得できないよね。
メーカーの「どうせ子供に売るんだから、音がわかるようなまともなシステムで聴いてないだろうし、中身がどんなもんだろうと広告を打ちさえすれば売れるんじゃ」と言う考えが見え隠れする。というか、見え隠れするというレベルじゃなくて、本音を大声で叫んでるようなもんだよね(笑)
これを機に、リスナーの音に対するセンスが鋭くなって、適当なもんをシステムに乗っかって売りさばいてるってな感じの音楽が駆逐されるといいんだけどなー。
いま、音楽が売れないってのは、携帯電話が云々とかコピーが云々ってことより、まともなものが少ないだけってな気がするよ。

技術的な事で言うと、CCCDはエラーを含んだCDをかけてるのと同じようなもんらしいので、再生するときにレーザーのピックアップ部分がエラー訂正しようと思って動きまくる、って事で消耗が激しくなってプレイヤーが壊れやすくなる、って事と、普通のプレイヤーは駆動部分とデジタルからアナログに変換する部分の電源が同じものを使っているので、駆動部分に付加がかかりまくった状態では変換するコンバーターの電源供給が安定しなくて音が悪くなるって事があるらしい。だから、別電源になっている高級なプレイヤーを使うか、コンバーターを外部に用意すれば、そこそこ音質的には改善するのかもしれない。でも、高級なのを使ってても壊れやすいのは一緒。(笑)

音質に関しては、「音が悪い」とか「私は耳が悪いのかさっぱり違いがわかりません」とか掲示板などでいろいろ書き込まれているのを目にするけど、リスナーで音が悪いという人はなんで音が悪いのかわかるのか不思議だ・・・・(笑)最初から音源がCCCDでしか供給されてないなら、いいも悪いも判断しようがないと思うんだけど・・・たぶん、誰かがCCCDは音が悪いって言ったのが刷り込まれてるんだろうね。だったらCCCDでOKなのかって言ったら、それは違うけど。
CDを作るには最終行程としてマスタリングって言って、ミックスが終わった曲をCDでベストな音で聴かせるための微調整を、専門のスタジオで一日何十万も払ってやるんですが、それはCDでベストな音質にする行程であって、CCCDでベストな音質にする行程では無いんですね。
マスタリングを終わって、やったー、いいものが出来たー、皆がんばったねー、なーんて思ってたら製品版はその日に仕上がったものとは別物になっていると言う・・・
極端なたとえで言うと、写真集をこの上質紙に刷りますから、って言われて色校正したものが、現物はわら半紙に刷られてきたとかそんな勢いですよ。
そういうものとして流通してたら、買った人はそういうものとして受け取る以外に無いと思うんだけど(だから、リスナー側でCCCDの音の良い悪いを言うのはナンセンスだと思うんだけど)、作った側としては俺が作ったものはこんなものじゃない!って思うよね。
音楽業界は今頃バブルが弾けたような感じになってるようなので、利権にしがみついてなんだか醜い事になっているが、ここらで構造改革しとかないとヤバいんじゃないの?
と、全くお金と縁のない僕は人ごとなので言ってみた(笑)

そういえば、新井さんに聞くまで、ミルプラトーがつぶれたって知らんかった。(おいおい所属アーティストなのにな)
ミルプラトーと言うより、母体の流通会社EFAごとつぶれたらしいので、連鎖倒産でレーベルがつぶれまくるかもしれない・・・・
テクノはやばいね。

新井さんが帰った後に、川端さんが来た。
徳井さんが作ったソフトを速いCPUだとどれくらい動くか試したいとの事。
なんだかみんないろんな事やってるんだなー。

2004 年 5 月 15 日 ( 土 )   松坂牛

実家に帰ったら三重から祖母が来ていて、お土産に松坂牛を持ってきていたのでたらふく食べた。
松坂牛は霜降りうんぬんって事よりも、肉の味と香りが根本的に違うと言う感じで、ああ〜肉を食ってると言う気分になる。
そういえば、アメリカ産のとオーストラリア産のでも牛って味違うよね。食わせてるもので味って変わるんだなー。

親父に和牛と国産牛の違いを説明された。
和牛は食肉用に育てられている牛で、国産牛と書いてあるのは乳牛の乳の出が悪くなったやつをばらした肉らしい。
狂牛病が発生しているのは乳牛だけだから、和牛を食ってればまず問題はないと言う話。
だからといって和牛なんて高くて買えん。

だけど、乳牛は食肉用とは違う飼料で育てられてて、乳牛バッカリそういう病気になるってのは、やっぱ食い物の違いはでかいってことだよねー。
自分もあんまり変なものは食わないようにしようと思った。

2004 年 5 月 12 日 ( 水 )   髪を切る

5年間毛を刈られずに逃げ回っていた、羊のシュレックがとうとう捕まって毛を刈られる事になったので、これを機に僕の羊ヘアーも切る事にした。
前にアフロを唐突にストレートにしたときには、その頃のバイト先で、「新しい人が入ってきたみたいだけど、中村君は全然来なくなったな」、と思われていたので、今度もまた僕に気づかなくなる人がたくさん出る事でしょう。

2004 年 5 月 1 日 ( 土 )   引っ越してみた

前々から、仕事があるときはほとんど彼女の家に住んでいる状態だったんだけど、仕事の合間に急に暇になることがあっても、機材は自宅においてあるので曲が作れない&帰って作って戻ってくる程の時間も根性も無い・・・と言う感じだったので、いっそのこと機材を持ってきてしまえ、と無理矢理機材を運んでみた。
という訳で、深海茅ヶ崎スタジオから自由が丘スタジオになりました。
引っ越し屋に頼むと言う程でもないので、自分で車で運んだんだけど、家の車(POLO)に思いのほか荷物を積めたのでちょっと感動。
初めて座席を倒して荷台スペースを拡張するってのをやってみたんだけど、2往復でメインの機材はほとんど運べちゃいましたよ。
久々に高速に乗ったんで緊張したけど、車で来ると意味が分からないくらい速いね。下手すると一時間でついてしまう。
都内に停めておく金がないと言うことで、ほとんど車で来たことが無かったので、ちょっとびっくりした。

ま、仕事と自分の音楽との両立とか言いつつ、今年に入ってからくる仕事を全部断って自分の音源制作をすると言うアホな事をやってたので、両立も何もあったもんじゃないと言う話もあるんだが、30歳で成人式と勝手な決めごとを自分の中でしている僕としては、大人計画の一環として状況ごと変えてしまって、どうにか仕事をしていても(時間的に)自分の音楽を作っていても(経済的に)厳しくないと言うところに持って行って自然体で生活できればなーと思ってみたりして。

なんか、ナイスな仕事があったら振ってくれー!(笑)

2004 年 4 月 30 日 ( 金 )   根岸君の家に行く

flyrecからAvocado Baby名義でアルバムを出すことになっているので、まあ中間報告みたいなことで聴かせにいった。
いま、営業中と言うことで、Kazumasa HashimotoのNew Albumを聴かせてもらったんだけど、なかなかおしゃれでいい感じでしたよ。
音楽がわかってる人が作ってるな、ってな感じで。橋本君のクラシックっぽい感じの繊細さが出てて、それプラス、エレクトロニカ/グリッチみたいな匂いがありつつと言う音で、実はこういう人はエレクトロニカ界隈ではあんまりいないんじゃないかな。
僕もがんばらねばな、と思いました。

2004 年 4 月 21 日 ( 水 )   サンレコの原稿再び

今度はベリンガーのリバーブ
実売5万とベリンガーとしては微妙に高いんだけど、この値段でLCDモニターが付いてて細かくエディットが出来るってのは有り得無い気がする。しかも、プラグインみたいなグラフ表示でもエディットできる。なんかWaves感覚で使える。
しかも、24bit96khz対応。おいおい、Lexiconだって最上位機種以外対応してないっての。
とりあえず、ユーザーインターフェイスに関しては確実にレキシコンとかTCより上。
出音もまあまあ悪くない。AltiverbとかSpaceDesignerと比べると微妙だけど、Renaissance reverbよりは良いかもしれない。2台同時に使えて5万なら安いなー。他の空間系とかコンプも付いてるし。ディレイは周波数ごとに違うタイムが割り当てられたりする。うーん、リバーブのためにCPUカードを速くするなら、こっちを買ったほうが良いかもという感じだ。デジタル系も充実してるしね。AES/EBU,S/PDIFの他にワードクロックまで付いてるぞ。
なんなんだ(笑)
この会社、これでテイストで攻める方向に行ったら無敵なんだがなー。
なにか微妙な点があるとしたら、普通すぎるって事だな(笑)
と、レビューでは具体的な他社名を出して比較しないでくれと言われたので日記に書いてみた(笑)

2004 年 4 月 8 日 ( 木 )   僕は誰だ?

とあるイベントで主催者の人に、「あの日にカンガルーポーさんが来てたんですって?」というメールが来たらしい。
実はその人に僕は直接会っていて、その人の連れが僕のことを「深海レコードの中村さん」だって紹介してくれたんだけど、なんだかわかってない様子だったので、「カンガルーポーと繭とネイナと猫とボクシングの中村です」と自己紹介したんだけど、もしかすると、凄く長い名前のバンドをやってる人だと思っていたかもしれない・・・
ユニットをやり過ぎると落語の寿限無寿限無みたいになりますな・・・

2004 年 4 月 5 日 ( 月 )   orkut

orkutという会員制出会い系サイトのようなものの招待状が来たので入ってみた。
友達の友達は皆友達だ、と言うことで、自分の知り合いをたどりまくって有名人と知り合いになれる、というのが魅力の一つらしい。
しかし、いろいろみていると、有名人と仲良くなれると言っても、自分のウェブで日記などを書きまくっている暇なクリエーターか(僕のことだ)、昔有名だったけど今は暇系な人しかいません(笑)
フォーラムを勝手にばしばし作れるので、結構マニアックな議題のとこも多いんだけど、なんだかんだ現存するWeb以上の情報が取り交わされてるふしは無くていまいちという感じ。
ま、これからってことすかね。基本が英語なので、LAとかNYとかに住んでるんだったら急に人脈が広がって面白いことになるのかもしれない。

2004 年 3 月 25 日 ( 木 )   青弦君のTLAudio改造

今日はtoe美濃がプリとコンプを買いたいから、ちょっと家にあるやつ試させてって事で、レコーディングの実験祭り。主に歌とアコギをAKG C414とAudioTechnica AT4050で録りまくって試聴。
やってるうちに、そう言えばチェリストの徳澤青弦君から、改造してよーなんつってフタを開けもしないで送られてきたTLAudioの5001って言う安いプリがあったので折角だからそれも試してみることに。で、試してみて驚いたのが、これが意外と使える音。1ch当たり2万位しかしないプリなんだけど、10万以下のプリでは今まで聴いた中でいちばんいい音かもしれない。
安い真空管プリにありがちな、変な脚色がなくてまともに作ってるなーと言う印象。
これしか無かったら、どうにかこれだけで録っちゃうことも出来るかもしれない。
もうちょっとレンジが広かったら良いのにな、と思ったので、折角だからいろいろ変えてみることに。
まずは真空管から、いろいろいじった揚げ句、元のが意外と良かった。(笑)
Sovtekなんだけどねー。不思議と相性が良いみたい。最終的にはもうちょっと明るめって事でGeneralElectricの古いのを載せることに。でもやっぱ、アンプを換えるべきだよなー。って事になってオペアンプの取り外しに・・・
でもやってみたら、やたらと基盤から外れにくくて泥沼化。Outputの15dbのアンプを取り外しただけで力尽きた。そこを超高級なバーブラウンのヤツに変えたりしてみたんだけど、頭のアンプがネックになってるみたいであまりいい結果にならない。現状だと何故かTexus InstrumentsのTL072が一番良かった。(なんじゃそれ・・)今のままでもそこそこ使える音だけど、どうせなら頭のアンプを換えて試してみたいなーと思いつつ、あまりに面倒なので放置。どうにかオペアンプを簡単に外せる器具を買ってきてから考えることにする。
この日は美濃氏がBehringerのEX1(Edison)って空間を広げるエフェクターと、Avalon DesignのDIを借りてきてたので、これも試してみることに。
AvalonのDIはフィルターとTONE回路を使わないと、どうにも使えない感じの音だ(笑)
なんでか知らないけど、僕が改造したTubeMPの音にそっくり。つるつる。
だけど、TONE回路はやっぱり便利。前にAUTOPILOTのリミックスをやったとき、ともさんは4,5番の音が良いと言ってたけど、僕の個人的趣味だと断然2,3番だな。たぶん、ここが一番生&ロックっぽい。結局このDIはTONE回路でキャラをいろいろ変えられるのが便利で売れてるんだろうな。
あと、OUTがインピーダンス違いで2系統あるのが便利。
僕は割と太い音にするためにキャラのあるマイクプリを通したいって性格なんで、600Ωしか無いやつだとちょっと困る。だから、スタジオにあるやつだと150Ω出しのカントリーマンばっかり使ってたりして(笑)その辺、Avalonは良いな。
EX1はWaves S1とかみたいなステレオイメージを広げたり狭めたりなんて事をやるエフェクトなんだけど、これはしゃりっとする様な癖はあるけど、定位はナチュラルで良いね。
S1もいいんだけど、定位がはっきりしすぎて、パーカスだけちょっとよけるのに使いたいって時にあまり役立たない。これは使えるなー。前に青弦君がどうしても欲しいって言ってて、生産終了になってたこれを見つけてきたことがあるんだけど、その時自分も買っておけばよかった。1万位しかしなかったし。何故か最近は中古も品薄で、オークションでは値段が高騰している。海外では今でも安いが、送料入れたら変わらない値段に・・・復刻してくれよ〜。

2004 年 3 月 20 日 ( 土 )   またまたストロボリー録り

今日は家で橋本氏のギターとシンセベースを入れた。
ベースを入れることで、低域がどうにかまとまり、Kickは悪くない感じになってきた。
だけどやっぱりスネアはなんともならんな。ギターは割と抜けが良い感じの太い音で録音できたんだけど、スネアとかぶる音域のものが無いので、ごまかしが効かない。
やっぱ、録り直したほうが良いかねー、なんて話にもなってきた。
だけど、ライブハウスに持ってくデモテープをそんなに気合いを入れて録ってどうする、と言う気もしなくはない。とは言いつつ、折角録るんだからまともな音でと言う気持ちも一方である。
とりあえず、他の楽器も演奏力的に微妙なので、もうちょい練習しようという話になりそうだ。
本当はこの段階でこんな話をしてるのはおかしいんだけどね。
まあ、仕事として引き受けているわけではないので、これに便乗して僕もなにか実験させてもらったりすることにしよう。

2004 年 3 月 18 日 ( 木 )   Walrusかおるさんと渋谷でさし飲み

ちょいと頼みごとがあるなんつって呼ばれて、渋谷の焼鳥屋へ。
かおるさんが、ブンブンサテライツのドラムを叩いてる平井さんとやってるOakって言うユニットの録りをちょこっと頼まれた。平井さんとは前に何かの打ち上げで会ったことがあるが、実は高校の先輩だった。実はAUTOPILOTのメンバーも二人が大学の先輩。金井さんはサークルの先輩のソニーでの先輩。なんなんだこの世間の狭さは・・・ま、そんなもんか。
Oakはまだリリース先が決まってないにもかからず、自腹でレコーディングを始めているらしい。男だー。そう言うカッコイイ人には協力しないといけない。と言うわけで合点引き受けた。(気分は江戸っ子だからよ)

そう言えばこの店は、OTOさん絡みのイベントの打ち上げで良く来ていたところで懐かしい。
あの人は今どうしているんだろう?最近連絡して無いな・・・
まえにOTOさんのサイトで、こうすけはどうしているんだろう?と日記に書いてあるのを見かけたが。
(読んでるなら連絡しろよな(笑))
そう言えば、OTOさんて、ホッピーさんと一緒にバンドやってた人だよな。狭い。

2004 年 3 月 17 日 ( 水 )   Natural Punch Drunker@渋谷クアトロ

ピアニカを返しに行ってきた(笑)
なんだか、若い女の子ばっかりこんなに良く集めたなーって位、お客さんは女の子だらけだった。
このバンドは、MCがノリ突っ込みやっててなかなか面白い事だ。関西っぽいね。
ライブが終わった後に残っていたんだけど、メジャーっぽい感じでメンバーから挨拶と謝辞、来てくれた関係者の方々と数十秒づつ握手をしながらまわるなんって事をやっていて、若いのにこれが出来るってだけで一つの才能だよな、なんてことを思った。
たぶん、ライブのたびに、結婚式をやってるような感じの忙しさなんだろう。
大勢の人(その中には音楽のことなんてどうでもいい、って人も多いだろう)に支えられて音楽を続けてられるんだってのを意識して、謙虚に受け止める、つうのは若者で、しかもミュージシャンなんてろくでもない人種には相当難しいよね。(笑)

僕も含めて、ミュージシャンは「俺俺俺俺、俺の音楽がー」って感じにエゴが強い人が多いが、なんだかんだ周りを見てると、そう言う人で芽が出た人は少ないように感じる。
音楽にしても何にしても、結局、提供してるものってのは、内容じゃなくて場所とか空間みたいなもんなんじゃないのかな?と言うのは最近良く思う。
ある程度以上にエゴが強いものって、解釈を拒む?つうか一つの解釈しか許さないような強引なところがあるので、リスナーが入り込むすき間が無かったり、聴く前から拒絶されてしまうようなところがあるよね。

ある程度以上人に受け入れられようと思ったら、空っぽにならないと、新聞とかテレビとかみたいなさ、人が入ってきたり通り過ぎていく空間になっちゃわないと駄目なのかと思った。
結局、ジョンレノンとかってそんな感じになっちゃった人な気がする。一見個性的にも見えるが、その実、みんなが言いたいけど言えないことを代わりに言ってるだけって感じがするもんな。
でも、そう言う存在になることって、誤解を受け入れるような強さと自信が無いと絶対無理だから、相当きついだろし、普通の人には無理だろう。

こんなことを散々書いておいてあれだが、僕はエゴを貫くよ(笑)
何ものでもないって所までカオティックなエゴを徹底すれば、もはやメディアと化したも同じだ。って言い換えてるだけちゃうの?

あっちで、toeの美濃氏とShort Circuitってバンドの人と会って、「あいつら偉いよねー」なんて言いながらだらだら駄弁っていた。駄目な大人だ。

2004 年 3 月 13 日 ( 土 )   AUTOPILOT@下北Queワンマン

AUTOPILOTレコ発祭りの最終日って感じの下北ワンマン。
予想以上に人が入っていて、やはりホームグラウンド下北での人気は厚いものがあると実感。

2004 年 3 月 11 日 ( 木 )   Yamahaに行って川端さんちに行った

泉岳寺に行ったついでに、同じ路線なので西馬込の川端さんちに行ってきた。
新しいソフトを試したり、変なレゲエを聴いたりして遊ぶ。
ここのうちは既にOSが10.3(パンサー)になっておった。
Firewire接続のHDがおかしくなるって問題を聞いてたので、僕はいれるのを躊躇していたんだけど、え?なにこれ?って位10.2と比べて動作が速い。これは入れなくてはなー。
マックは何故かOSのバージョンが進むと、全面的にソースの書き換え等が行われて極端にスピードアップすることがある。OS8から8.5の時もそうだった。こんなに速くなったらマシンを買い替える必要が無くなるじゃーん、と思ってしまう。なんて良心的な会社なんだ・・・
川端さんの製作途中の曲を聴かせてもらったんだけど、川端さんらしいコアさを残しつつもポップな感じのものになってきている。やっぱ天才だなー。

2004 年 3 月 10 日 ( 水 )   オーチャードホールでサロメをみた

カルロス・サウラ絡みということで気になっていたんだけど、高くていけない、と思っていたら、ひょんなことから入れてもらえた。
当たり前のようにリズムが3拍子系なので、ずーっと見てるとなんだかリズムの感覚が変わってくるね。ただ、演奏は生ではなく、テープだったのがちょっと残念。
鍛え上げられた肉体の動きはやっぱり素晴らしかったけど、テープに合わせてやってるのを見てると、なんだかオケに合わせてギターソロ弾いてるのを見せられてるような気分になるような場面もあった(つうか、それって僕がやってることじゃん・・・)
だけど、全ての演目が終わった後に、アンコールとして、お客さんの手拍子でフリースタイルで出演者が踊りまくるってのがあって、それは本当に素晴らしかった。
これだけでも見に来てよかったなと思ったね。
こう言うのに来ているお客さんはどういう人なんだろう?って辺りを見渡してみたんだけど、意外と若い人が多いのに驚いた。フラメンコって人気あるのねー。でも、変なライブ見たりクラブ行ったりするならこっちの方が全然楽しいな。
最近、クラシックを聴いてないから、そう言うのも行きたいな。
誰か、入れてくれー(笑)

2004 年 3 月 7 日 ( 日 )   Dogvilleをみた

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のラース・フォン・トリアー監督の作品。
衝撃のラストって事だったが、頭の15分くらいみたらどういう衝撃が来るのかわかってしまった。
うーん、水戸黄門の宣伝で衝撃のラストって言うようなもんだな、言わなきゃ良いのに。
ダンサー・〜もそうだけど、この人ラストシーンだけが撮りたくてやってるなー、と言うのが露骨で、それがスムースに展開していけばいいんだけど、どこか力技で納得がいかないものがある。
ダンサー・〜では最後にビヨークが子供の目の手術代のために、無実の罪をかぶって死ぬんだが、そんな自体に直面して彼女の友達や彼女を愛してる男(トラックの運チャン)は泣いてるだけで何もしないんだよね。(見てない人ごめん)たった、20万やそこらのお金なんだよ?愛してるとか言ってるならトラック売って金を作るくらいしろ!と言う突っ込みも入れたくなるというものだ。
まあ、内容はさておき、このDogvilleは風景がなんにもない舞台みたいなところで物語が展開していくので、音効がこんなことやってるんだー、ってのはわかりやすくて面白いかもしれない。

2004 年 3 月 5 日 ( 金 )   Hidenobu Itoさんに会う

下北で待ちあわせ。藤沢から小田急に乗ると、茅ケ崎からでもそんなに電車賃が高くないということに気付いた。慣れない経路で行くと、すさまじく遠く感じる。
伊東さんは会うたびに微妙におしゃれになっていくような気がする。
ミックスについてなどの話をした。
彼は何と、いまだに全てのトラックをAkai S3000だけでやっているという強者だ。
レコーダーも使わずに、歌もS3000に録音しているという・・・有り得ん。
逆にそれでも出来るって言うのは、やりたいことがはっきりしてるからって事なんだろうなー。
僕もSシリーズ2台だけで作っていた時期があるけど、さすがにそれでもMTRは使っていた。
そういえば、レイハラカミ氏はRoland SC88のみで作ってたりするんだよな。(つう事は彼の音源はカラオケボックスで完全に再現できるということか・・・それは怖いな *カラオケマシンはSC88を内蔵しているものが多い)
曲を作ることだけに集中したいから、決まった機材しか使わないって気持ちはわからなくもないけど、新しい音色に触発されて曲を作るって事もあるからなー。ま、人それぞれって事で。

主にブリトニー・スピアーズのミックスはどのようにされているか、と言う様な話題を5時間位ノンストップで、しかも徹夜明けに寝ないでいったので、しまいには全く声が出なくなった。
その日は下北で久々に日本に帰ってきているつじこのりこ飲み会なるものが開催されていたんだけど、喉が痛くてしゃべれんので「やあやあやあ」と挨拶だけして早々に帰ってきた。

2004 年 3 月 4 日 ( 木 )   確定申告

本を読んだりしてみたけど、なんだかんだ言って、税務署のページを全部読むのが一番速かった(笑)
税務署のページからWeb上で作成すると、情報が漏れるらしいという噂があったので、プリントアウトした。
領収証を確認してみたら、千石電商が異様に多い。うーん。何でパーツばっかり買ってるんだろう。
ヘタすると安い機材が買えるくらいパーツを買っている(笑)
海外から買った分ってどうやって申告するんだろう。うーん、さっぱりわからず。
Invoiceって書類はいっぱいあるが、これって領収書の代わりになんのかな?
面倒くさがってないで、税務署に聞きに行けという話だが、税務署が空いている時間に起きてないという・・・

2004 年 2 月 23 日 ( 月 )   保坂和志の「書きあぐねている人のための小説入門」を読んだ。

別に書きあぐねているわけではないが・・・(笑)

2004 年 2 月 22 日 ( 日 )   マック

アップルの原田社長は辞職して、マクドナルドに転職するらしいが、マックつながりというシャレのためにやるんだろうか。

最近やってるキシリトール(だっけな?ガム)の高橋尚子が出ているCMが、もしかするとミシェル・ゴンドリーのチボマットのPVのパクりなのではないだろうか、と言うことに気付いて変な悪寒に襲われた。

フランクザッパの自伝を読んだ。
彼はまともな人間だな。まともでない場所にいるというだけの話で。
たぶん、プレイヤーはまた別な話として、コンポーザーとかディレクターとか制作側の仕事はかなり事務的な作業がこなせないと務まらないと思う。おそらく、普通の会社に就職すれば、そこそこ優秀に職務をこなすような能力を持った人が、まともじゃない人に囲まれてる状況で同じように事務的に仕事が出来るってのがフランクザッパみたいな人の才能なんじゃないだろうか。
まっとうな人がまっとうな職場で働くことは出来ても、みんな麻薬でラリってるようなところで、同じように仕事が出来るかと言ったら実は結構難しい事だと思う。
彼は、ドラッグをやって曲を作っていると言うパブリックイメージがある(らしい)んだけど、実際はその逆で、常に一人でしらふなのでメンバーにちょっと嫌がられていたりしたらしい。
僕もよくキメキメな人に「わかるよ〜」と言われる。
ドラッグをやってない人が、こんなにドラッグのことを良くわかった曲を作れるはずが無い、と言うことみたいなんだけど、僕はアンチドラッグだ。
まあ、アンチと言うほど激しいもんでもないんだけど。
やりたい人はやりゃいいし、単純に薬以上の何ものでもないんであれば、僕もやってもいいかくらいに思うんだけど(それはそれで問題かもしれないけど(笑))それくらいしか思い入れの無いものをわざわざやって捕まりたくはない。、
僕がドラッグを嫌いなのは、ドラッグをやらないと良い音楽が作れないと言ってる様なミュージシャンがいたりするからだ。だいたい、そんなこと言ってる人に限って、やっててもやってなくてもたいした音楽は作れない。ああ言うのって、やらなくても凄い音楽が作れる人が、いつもと違った環境に置かれることでインスピレーションが湧いて違う種類の音楽を作れるってだけの話で、言ってみれば富士山の頂上に登らないと曲が作れないとか、マグロ漁船に乗らないと作れない、とかとおんなじ事だと思う。
ただ、ドラッグをやって作ったってのは、話としてキャッチーだってのはあると思うけど。

しかし、音楽は構造とかファッションのジャンル以外に人として、インテリ、ゲイ、薬、初期衝動の大きく4つに分けられるような気がする。

2004 年 2 月 21 日 ( 土 )   橋本氏来る

この前録ったストロボリーのドラムの流し込み作業のために橋本氏が家に来た。
実は、VSはパラアウトが付いてるものの、彼はさっぱり使い方がわからないということが判明。
いろんなところからクリックが出てきたりする。助けて〜。
なんとかマニュアルを読みつつ設定完了、取りこめましたが、なんか微妙。
うーん、こんなところでミスをばらしてしまうと仕事が来なくなりそうだが、録り音が微妙だ。(笑)
そもそも、スタジオ自体公共の施設で、ドラムの何たるかがわかってないおばちゃんが管理してるため、ドラム自体がめちゃくちゃな状態だったというのがある。
なにしろ、シンバルの代わりにハットがついてたからねー(笑)
状態が良いとか悪いとかではなく、ドラムとして成立してるのかどうかが微妙だった。
あと、チューニングが微妙。
僕のミックステクがあればどんな音でもイケルデショーと高を括っていたが、いままで如何にドラマーやテックの人に助けられていたかということが身をもってわかった。
元音が良くないとやっぱりいくらいじっても無理だなー。
ギターやベースやボーカルはやってたから、どうやれば音がどう変わるってのはわかるが、ほんとにドラムはわからんよ。これはドラムのチューニングをマスターするために個人練でも入らないと駄目かなー。とりあえず、ドラムチューニングの本でも読むことにしよう。

2004 年 2 月 17 日 ( 火 )   迷える小羊

最近、BSEだ鳥インフルエンザだといろいろ流行っておりますが、その代替として、ワニ肉だとか駝鳥の肉だとか脚光を浴びているではないですか。
なにゆえ、ワニまで食おうって言うのに羊は何も言われないんだ。
羊協会はなにをやっているんだー!
ここまで何も言われないと、逆に羊の方が牛より深刻な問題があるんではないかと思われて不安だ。
元々、BSEは羊から牛に感染したと言う噂もあるし。
そんなことを頭の片隅で考えながら、先週もマトンカレーを2回食べた。

2004 年 2 月 15 日 ( 日 )   ストロボリー録り

ねこぼくの橋本君のやってるバンド、ストロボリーのドラムを録りを手伝いに都内某所へ。
単なる練習スタジオなので、録音機材は何にもなくて、全部持ち込み。
僕は電車で行くつもりだったので、さすがにレコーダーを持っていく気はしなくて、レコーダーは橋本氏のRoland VS。それでもマイクとプリを片っ端から持っていこうと思うと軽く20キロは超えてしまい、手でもって歩くのはほんとに大変だった。腰が抜けるかと思ったよ。
普段持ち歩くのはレコスタに無いようなものだけなので、そんなに大変な量にはならないんだけど、全部持ってくとなると死ぬね。車がいる。

橋本君は知り合いが昔マイクを買ったんだけど使わないからっていろいろ預かっていて、彼もなんだかわからないマイクが大量に押し入れにしまってある。
ひょっとしたら、なにか掘り出し物があるかもしれないと思って、片っ端から型番を読み上げてもらったら、なんとAKG D12eがありました。これはビートルズ世代がよくKickに立ててた古いマイクで、使ったことないから試してみたいなーと思ってたところでした。
実は、この日のために買おうかなとすら思ってたんだよね。ラッキー。
後継機のD112はだいたいどこのスタジオに行っても置いてあるので、使ったことがあるんですが、それに比べて落ち着いた印象の音ですね。なじみ深い音。
最近のKick用のマイクってなんかアタック用って感じの音なんですよね。
別でコンデンサーを立てることが前提でチューニングしてあるんですかね。
どうせそうするんで、いいんですけど(笑)

とりあえず、僕がこの日やったのはマイクを置いて、レベルを合わせただけ。
レコーダーの使い方はしらんので、橋本君に任せる。

ドラマーは川崎さんという、日本人離れしたキャラの持ち主。
僕には彼がヴァンヘイレンに見えて仕方ない。
彼はストロボリーのほかに「髭」と言うバンドをやっているそうで、そっちもなかなか人気なようです。

2004 年 2 月 12 日 ( 木 )   iPod

調子に乗ってiPodに曲を入れまくっている。
既にCD200枚近く入れてると思うんだけど、入れてるジャンルがめちゃくちゃだから、シャッフルかけると面白い。いままで、シャッフル機能って存在意義がわからなかったんだけど、これだけ多様な物が入れられると、かなりアヴァンギャルド。
デラソウルの後にショパンがかかって、アンダーワールドの後に岡村靖幸がかかるとか。
「クレイジーケ〜ンバ〜ンド」ってサウンドロゴが入ってヌスラットがかかるとか。

そういえば最近、急にブリトニー・スピアーズだとかヒラリー・ダフだとかいったアイドル物を聴いてます。紋切り型の前衛を聴いてるより、こっちの方が全然面白いな。

2004 年 2 月 11 日 ( 水 )   チャンネルストリップ

Mindprintと言うドイツのメーカーのチャンネルストリップ(マイクプリ+EQ+コンプ)のレビューをサンレコから依頼された。10万円台の製品ってあんまり使ったことが無いので、ちょっと楽しみ。

2004 年 2 月 9 日 ( 月 )   久々にマーズ氏に会う。

AUTOPILOTのシングルがあがってきてたので、貰ってきた。
僕のクレジットは本当にmad sheepになっている(笑)だれだかわからんな。
ヤマハでは、みんながひつじさんと呼ぶので、本名を忘れてるんじゃ無かろうな、と思っていたら、この前ほんとに「本名なんでしたっけ?」と聞かれてしまった(笑)
ひつじさんと呼ばれたり、カンガルーさんと呼ばれたり、ねこさんですか?ボクシングさんですか?と聞かれたり忙しい。最近、Avocado Babyと言う名義で新譜を作りはじめているが、なんとなくベイビーさんと呼ばれるのは抵抗があるな。
それはさておき・・・
その他、ポスターだとかなんだとか、いろいろお土産を貰い、すごい荷物になった。
AUTOPILOTの横尾忠則氏の巨大ポスターはなかなか良い感じ。
Walrusの田名網敬一氏のポスターもかなり迫力がある。
CDよりもこっちが欲しくて買う人がいそうな勢い。
イニシャルの出荷もすごい数になってるみたい。
もしかするともしかするかもね。

帰りに美容院によってまたパーマをかけた。

まさか本当にmad sheepになってるとは思わなかったけど、よくよく考えたら、マーズ氏も自分の名刺にMarsって書いてあったな(笑)

2004 年 2 月 7 日 ( 土 )   理人と秋葉

大学時代の友人がモニタースピーカーを買うというので秋葉に付きあった。
買ったのはTannoyのパワードのやつ。
いままでキックの何を聴いていたんだろう?と言うくらい鮮明にきこえる低音にひどく感激している様子。ひとまずよかった。そりゃ、コンポのスピーカーと聴き比べりゃ違うよね(笑)
で、なんでかわかりませんが、僕はiPodを買ってしまいました。
こんなの贅沢品だと思っていたんだけど、まさか自分が買うとはな。

帰りに大井町で彼女と、彼の奥さんと合流して焼き鳥をたべた。
大井町はなかなか庶民的な居酒屋がたくさんあって面白い。
と言うか、居酒屋しかない不思議なところだ。
個人経営のお店は、やっぱりオジサン世代の味って感じがして、なかなかよい。
世代ごとに感覚が違う気がするので、やっぱりこういう味ってそのうち無くなるんだろうな。
僕は新宿御苑でたべるハヤシライスがなかなか好きなんだけど、あそこのやつはおばあちゃんの味って気がする。そう言う世代のセンスが作る味。
そういえば、最近某所から手作りのノリ餅を仕入れてきたが、あまりおいしくなかった。
ばあちゃん家で作ったやつは薪でもち米を蒸してたり、みかんの皮を干したのが入ってたりしたみたいで、かなりおいしかった記憶がある。こたつが電気じゃなくて炭のやつだったので、そこで餅を焼いて食べていた。ちょっと美味しいものを食べたいからと言って、いまどきそんなことをやろうと思ったらかなり大掛かりなことになってしまうよね。釜戸のあるうちなんてそうないだろうし。
話がかなり脱線した。

友達の家では、最近チワワの仔犬を飼いはじめた。
飼い主にはなつかないようだが、僕は異常になつかれた。
何故だか知らんが犬にはモテる。

2004 年 2 月 4 日 ( 水 )   コンチャンラジオ

ソラリスアワーに再び出演した。
今回は、僕が引き篭もっているという噂を聞いたらしく、マックだけ持って家まで来てくれた(笑)
なわけで家の機材で録音。今回はだらーっと僕が今までやった曲などを流すという内容。
題して「カンガルーでワイワイしナイト」。アホだ!
いままで放送はFM伊東だけだったんだけど、最近FM入間でもやるようになったみたい。
なので、埼玉の方でも聴けるようになりました。
かなり興味深い特集をやっているんで、近所にいる人は聴いてみて下さい。

http://sound.jp/solaris_audio/solaris_hour.html

2004 年 2 月 3 日 ( 火 )   LogicがProに

LogicAudioがEmagicがAppleに買収されたことに伴って、製品ラインナップが変わってヴァージョンアップするみたい。機能自体は変わらないんだけど、値段は据置のまま、いままで別売りだったプラグインが全部付いてくる。10万位出せば、サンプラー、シンセ数台、エレピ、オルガン、クラビのほか一通り何でも出来るくらいの量のエフェクターが付いてくる。
ヘタすると、これだけで仕事できるんじゃないか?
これは素晴らしいことだが、一体いままでお金を払ってプラグインをそろえた人は何だったのかと言う話もある。なにしろ、ごく最近発売された定価が8万近くするリバーブも付いてくるんだからね。
4,50万かけて全部そろえていた人がいたら御愁傷様と言うほか無い。
とりあえず、僕はProtoolsHDが使えるようになるプラグインを6万位だして買おうと思っていたので、2万5千円位でヴァージョンアップ出来るのはラッキーだ。
10万位払うと、「物」を買っているような錯覚に陥るけど、こう言うのって結局ライセンス料を払ってるんですよね。使い倒さないと損だ。

2004 年 2 月 2 日 ( 月 )   TOKIさんとこ

近所に用事があったので、事務所を構えたというTokiさんとこに遊びに行った。
何だか相当多忙な様子で、メール書きながら、チャットで日本と海外とで打ち合わせしながら、電話受けてたよ。CMだとかゲーム音楽界隈の話をいろいろ聞いたけど、最近はゲーム音楽も2mixじゃなくて、楽器ごとにばらばらのファイルを、ソフトの中のシーケンサーでプレイヤーが向いている方向によって違うバランスできこえるようになってたりするみたいで、納品が大変なようだ。
なかなか興味深い。

2004 年 2 月 1 日 ( 日 )   映画を見た

恵比寿ガーデンシネマで『10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス』を見た。
劇場で映画を見るのは久々な気がする。
この映画は短編のオムニバスで、内容はこんな感じ。
   アキ・カウリスマキ 『結婚は10分で決める』
   ジム・ジャームッシュ 『女優のブレイクタイム』
   ビクトル・エリセ 『ライフライン』
   ヴィム・ヴェンダース 『トローナからの12マイル』
   ヴェルナー・ヘルツォーク 『失われた一万年』
   スパイク・リー 『ゴアVSブッシュ』
   チェン・カイコー 『夢幻百花』
   
このほかに、シネリーブル池袋では『10ミニッツ・オールダー イデアの森』と言う別な監督のヴァージョンがやってて、そっちはヴェルトリッチとかゴダールとかが撮ったやつがかかっている。
機会があればそっちも見に行きたい。

ビクトル・エリセをスクリーンで見るのが初めてなので、かなり楽しみにして出かけた。
やー、素晴らしかったです。画面のざらつき具合がかなり美しい。
あと、ヨーロッパ系の映画って、音声が同録って感じのやつが多くて、意外と音を録りっぱなしでなんもしてなくて、それはそれで良かったりするんだけど、この人のやつは狙った音だけ鳴らしてるって感じですね。音は少ないんだけど、映像と込みだと音楽としても飽きずに聴ける。
ヴェンダースのやつは、ロックでしたね。ヴィデオクリップみたい。
この人、いつからこんなかっちりした感じに撮るようになったんだろう?

映画はいいですね。録音好きの僕としては、ライブを見に行くより映画を見に行くほうが、音楽イベントとして楽しいようだ。前にリンチのマルホランド・ドライブを劇場で観たんだけど、あれとか音楽として普通に凄いよね。シーンによって、セリフが真空管コンプでぶっ潰したみたいな音になってたり、前のシーンからの音をディレイで引っ張って次のシーンへ通奏低音みたいな感じに持ち越したりね。
意味がわかりません。
いわゆるハリウッド系の映画って、これでもかってくらい音が詰めてあるので、疲れてしまって見に行く気がしないんだけど、この前そういう系統の映画音楽をやってる人のインタビューを読んでちょっと興味を持った。
ああいう系統の映画って、環境音と音楽を合わせて128トラックとか使ってミックスしてるんだって。
考えただけでも頭の痛い話だ。
単純にそう言う人達の頑張ってるミックスを聴きに行くだけでも価値があるかもしれないと思った。

2004 年 1 月 27 日 ( 火 )   ストロボリー

ねことボクシングの橋本氏がやってるバンド、ストロボリーのライブを初めて見に行った。橋本氏は「サイケってなんのことだかさっぱりわかりません」、と常日ごろ言っているが、バンドの演奏を見て、あんたがサイケだよ、と思った。
彼を古くから知る大島さんによると、10年くらい前は常にサイケサイケ言っていたらしくて、とすると自分がサイケになってしまったからさいけが何だかわからなくなってしまったんだろうか。
中島敦の短編で、弓の名人が修業の成果、もはや弓無しで獲物を射る事が出来るようになったと言う話があった。その名人の晩年に、腕前を見せてくれと乞われて差し出された弓を見て、ずーっと弓無しで弓を射ってきたので、弓という物を忘れてしまっていて「これは一体なんというものでしょう?」と尋ねると言うのがその話のオチなんだけど、橋本さんの話を聞いてそれを思い出しましたよ。

橋本さん、ミラーボール付きの和室で一人でホーミーをやってるあなたがサイケだ。

と言うことで、僕はストロボリーを応援することにしました。

2004 年 1 月 26 日 ( 月 )   Franck

フランスのSonoreと言うレーベルのオーナー、Franck Stofer氏に久々に会う。
彼はフランス人なのに日本のアングラが大好きだという奇特な人だ。
レーベルではホッピー神山、オノサトル、YukoNexus6、Ruinsなど日本人アーティストを多数リリースしてるほか、日本人ミュージシャンの辞典を作ったりしている。

僕は当然フランス語はさっぱりわからないので、英語で話すことになるんだけど、実は英語もさっぱりしゃべれない。Franckは一年くらい日本にいて、片言の日本語をしゃべれるようになっているんだけど、たぶん僕の英語力と同じくらい。
英語と日本語のちゃんぽんで、お互い片言でしゃべりつつ、ディストリビューションの事とか、版権の事とか話すのはひどく不自由だ。
でも、なんとなく通じてるから怖い。
Franckは1年間のワーキングビザで去年1年間暮らしてたんだけど、さらに日本に滞在するためにレーベルの日本法人を作るつもりらしい。
たぶん、ほとんど漢字が読めないのに、会社設立の本を読むのって凄いヴァイタリティーだと思う。

なんか会ってる間中、お互い「これから」だ「これから」だ、と繰り返してた。(笑)
何しろ希望があるのは良いことだと思う。

ずーっと前から僕のCDをフランスで売りたいと言ってくれてたので、具体的に話を進めることにした。

2004 年 1 月 21 日 ( 水 )   Telefunken V72 ゲイン上げ成功

とうとうV72をEMI仕様に改造できました。
ゲインを34dBから40dBに上げたってだけなんだけどね。
40dBあるとコンデンサーマイクでヴォーカルを録るのに丁度良い感じ。
いままでV72を使うときはコンプのインプットで上げてたけど、こっちの方がいいな。
ただ、ゲインは固定なんで、今度は入力んとこにつけるアッテネーターを作らんと他の用途に使えない。
ハンダ付けするのは別に苦にならないんだけど、ケースに穴を開けるのが面倒くさーい。

2004 年 1 月 18 日 ( 日 )   Protoneを売る

ここのWebの機材リストを見た人から、僕の持っているProtoneと言うシンセを探していて、どこを探しても売っていないので、もし使っていなければ売って貰えないだろうか?と言うメールが来た。
ずばり、押し入れにしまったところだったので、売っちまってもいいかーと思って、売ることにした。
しばらくまともに使ってなかったので、動作確認してから渡そうと思って、いろいろといじってみた。
使えないなーと思ってしまってたんだけど、いじってみると全然良い音だった。(笑)
たぶん、いつの間にかスキルアップして音が作れるようになったんだと思う。
それか、最近のソフトシンセみたいなやつの音を聞き慣れてしまっていて、アナログシンセだとなんでも良い音にきこえると言う話もある。なんか、根本的にアナログとデジタルは音が違いますね。
使えると思うと、なんとなく売るのが惜しくなってきたんだけど、いつまでもあると思ったらまた使わないという話もあるので、売る前にこれだーって感じの音を何種類か作って、録音してサンプラーのプラグラムを組んでおくことにした。
逆にいつまでもないと思ったほうが、ちゃんと使うな。

2004 年 1 月 15 日 ( 木 )   3日連続で違うカレー屋でカレーを食べてしまった

ちなみに、全部マトンカレー。
わざわざ六本木までMotiのカレーを食いに行った。
久々に食べたがやはりおいしかった。
Raj Mahalもおいしかった。
僕がおいしいと思うところは、なにかナンが他と違う気がする。
窯が違うのかな?

岡本太郎をまとめて3冊読む。
ニーチェを読む。
なんかやる気になるね。

2004 年 1 月 11 日 ( 日 )   大掃除

大掃除をしようと思って部屋を片づけていたら、いつの間にか模様替えになってしまった。
この機材を使って曲を作るってのを明確にすることで、曲が出来るって事があるので、いろんな機材を片づけた。
なんか曲を作ってるうちに、このベースはこっちの方が良いかな?なんて思っていろんなシンセをいじりだすと、いつの間にか音色を作るほうに熱中して何をやっていたのか忘れてしまうことが多い。
機材を整理したりして選択肢を減らすってのは、ある意味コンセプトを固めるってのに近いような作業だったりするので、出来ないことがあっても「それは出来ない」って線を引いちゃって、やらないとか、人に頼むとかして、今出来ることをとにかくさくさくやってしまったほうが良い。それで一旦結果を出して、悩んだり練習したりするのはそれから。


とか言いつつ、どうも僕は相当に横道にそれやすい性格らしく、自分の歌が気に入った音で録れないのが気になり出して、機材製作に走ったり、レコーディングの研究をしているうちに、仕事で録音するようになってしまった。
ほっとくと仕事もお金も入ってくるので忘れかけていたが、自分のアルバムを作ってる途中だったんじゃないか!
危ない・・・

と言うわけで、しばらく自分の音を作るって事しか考え無いことにした。

2004 年 1 月 7 日 ( 水 )   高柳君が来る

数年ぶりに高柳君と会う。
彼とは昔、後輩が借りてたサロン的なスタジオに出入りしていて知りあった。
他にも、深海コンピに参加してくれたHerotica氏なんかが出入りしていて、かなり濃い面子が集っていた。
高柳君はずっと、3D関係のグラフィックデザイナーとしてバリバリ働いてきてたんだけど、急に思い立って仕事をやめて、ミュージシャンになるべくしこしこ曲を作っているらしい。
ryucaと言う名義で活動するらしいので、これから要チェックです。
作ってる途中の音源を聴かせてもらったけど、ブリストルっぽい感じのダークなトラックだった。
これから、歌を入れるみたいなんで、どう変わるのか楽しみ。

年明け早々、いろいろな人から連絡がくるけど、今年はみんな妙にやる気。

2004 年 1 月 5 日 ( 月 )   どうにか起き上がる

今年のインフルエンザは怖い。
寝込む前までなんの前触れもなかったのに、唐突に調子が悪くなってそのまま寝っぱなし。
熱が下がらない。
借りてきたビデオをぼーっと見る。
最近、トラック野郎シリーズがお気に入り。
主人公・星桃次郎が大宰好きの文学少女に惚れた回は、トラックのデコラに「生まれてごめんなさい」と書いてあった(笑)
気に入ってはいるけど、この気持ちを誰かと共有しようという気にはならない。(笑)

2003 年 12 月 30 日 ( 火 )   川端さんに会う

昨日、僕がマイクをもって帰ってしまったので、それを川端さんに渡すために自由ヶ丘で一緒に飯を食った。
卵料理の店に行ったんだけど、彼は「オムレツがさっぱりわからない。」とずっと言っていた。
生まれてこのかたほとんど食べたことが無いらしい。
帰る途中で急に気分が悪くなってきて、そのまま寝込んでしまった。

2003 年 12 月 29 日 ( 月 )   さくやちゃんとイケタさんちに行く

川端さんとうちの彼女と三人で、およばれに行った。
さくやちゃんといけたさんは、料理をするのにめちゃくちゃテンパってて面白かった。

終電間際ギリギリに中央線のホームで川端さんが橋本さんからマイクを返してもらう事になって、ホームについた途端橋本さんが僕らを見つけて、がーっと走ってきた。
で、川端さんは電車から降りてがーっと走っていった。
なぜか二人はお互い気付かずにすれ違って、橋本さんは電車の中にいる僕にマイクを渡した瞬間ドアが閉まった。(笑)
ホームにはマイクを受け取れなかった川端さんと、ぼう然としている橋本さんが残された。
青春ドラマみたいなさわやかさで走ってくる橋本さんの顔が、チェシャ猫のわらいみたいに、ドアが閉まった後の車内に残された気がした。

その直後携帯に、「今年をしめくくるにふさわしいイベントが出来ました」と橋本さんからメールが来た。

2003 年 12 月 27 日 ( 土 )   忘年会

PushPinやらAUTOPILOTやらの音源のマスターをまとめた後に、
flyrecの忘年会に行く。久々の下北。
次のアルバムはいつ出来るのー、とみんなにせかされた。ごめんよー。
久しぶりに会う人や、初対面の人、いろんな人と話した。
ヒデノブイトウ氏が坊主になってた。
彼がイタリア人のモデルみたいなルックスだと思ってるのは僕だけだろうか。
たぶん、僕だけだろう(笑)

feepの大島さんと言う人と話し込んだ。
昔、橋本さんと一緒に音楽をやってたと言う。
今度はサックスの大谷さんと、MASのヤマタツ氏と一緒にバンドをやるそうだ。
この前、UAで一緒になった鎌田さんとも知り合いらしい。
本当に世間は狭い。

2003 年 12 月 26 日 ( 金 )   いろんな人に会う

中野さんと鴨野君の奥さんに一瞬会う。
魚澄さんにメンバー分のsurfのミックスを試聴用に渡す。
橋本さんにMD421を2本借りてたので返す。
橋本さんは、来年はストロボリーのデモを作ってバリバリ活動するらしい。
楽しみだ。
なんかしら協力することを約束する。

2003 年 12 月 25 日 ( 木 )   いえーい

よくわからないテンションでミックスしている。
歌にコンプを6個位かけた。
かなりロックなミックスになったと思う。

2003 年 12 月 24 日 ( 水 )   おわった〜と思っていたら

紆余曲折あって、オートパイロットのシングルに入るSurfのミックスも僕がやることに。
クリスマスもイブもなんもありません。一人で家で仕事。

2003 年 12 月 23 日 ( 火 )   ワインとチーズを買う

ほんのりクリスマス気分で、ちょっと高目のワインとチーズを買ってみた。
ブルーチーズっぽいのと、へんな羊のチーズ。
子供の頃はこんな臭い物食えるかー、と思っていたブルーチーズだけど、いつの間にか違和感なく食べれる。これでパスタとか作ると美味いよね。
羊のチーズは意味がわからないくらい臭い。動物園にトリップ出来る臭い。
いつかこれを克服したいと思う。

しかし、民族によって食うものの好みってかなり違うよね。
音楽と同じで、子供の頃から慣れ親しんだもの以外は、頑張らないと取りこめない。
食いたくないものは食わなくて良いじゃんって言われるけど、意識の拡大っつうか、文化の横断つうか、、、美味いと思うもんしか食わないのって、異文化から何かを取り込むときに良いとこどりしかしないって事だから、結局今自分がいる場所から一歩も動いてないって気がするんですよね。
小説を読んだりとか、宗教を学んだりとかするのって、へえーこんな考え方をするやつもいるんだ、ってとこで終りだったりすることも多いけど、食と音楽に関しては、リアルに体に作用してくる哲学という気がする。だから拒絶反応も多いけど。

なんか、凄く話がそれたな。
この前テレビを見てたら、ジェイミー・オリバーがシチューみたいなのを作るのに、これを入れると美味くなると言って大量のアンチョビとバルサミコ酢を入れてた。
そう言う感覚はさっぱりわからん。わかりたい。

2003 年 12 月 20 日 ( 土 )   日暮里「ザクロ」

橋本さんと川端さんと、川端さんの妹、僕と彼女とで日暮里までトルコ料理を食いに行った。
本当はトルコというより、イラン料理らしいんだけど、イランというと「イラン人」の悪いイメージで見られるのが嫌なのでトルコ料理ということにしているらしい。商売の前にはアイデンティティーなんてどうでも良いということか。(笑)
内装は壁まで全部ペルシャ絨毯が敷いてある。地べたに座って食べる感じ。
そして、異常にハイテンションなイラン人の店主が、無理やり民族衣装を着せてくれる。
もはやどこにいるのかさっぱりわからない〜、と一方で思いつつ、妙にリアルに日暮里を感じているもう一人の自分がいる。何故だ。

料理は主に羊。気が遠くなるくらいたくさん出てくる。
この値段でこの量ってのはちょっと有り得ないなー。
煮込みみたいなものにも、お米のクレープ巻きみたいなものにも、とにかく羊が入っていた。
料理が終わると今度は大量の木の実や乾燥フルーツなどがデザートに出てきた。
しかし我々が求めていたデザートはそんなものではないのだ。
オプションで水パイプを注文する。
タバコがもっとファンキーになったような強力なものかと思ってたんだけど、想像と違ってなんだか甘い匂い。これならお子様にも。。。
生まれてから一度もタバコを吸ったことが無いという、川端さんの妹に無理やり吸わせる。
ひと口吸ってびっくりして鼻から吐き出してて爆笑。初めてのタバコが水パイプってカッコイイな。
橋本さんは家に欲しい、とぶつぶつ言っていたが、100万円の真空管オーディオと、ミラーボールと水パイプのあるワンルームの和室って・・それはちょっと・・・

そう言えば、小沢健二のシングル集は出たら買うのかな。

2003 年 12 月 18 日 ( 木 )   プロモパーティー@SuperDeluxe

オートパイロットのお披露目的な感じのイベント。(的に感じまでつけちゃうのってどうかね?)

招待状を一昨日、大量にもらったんだけど、ずっと作業してるから誰にも配れない。
もったいないから、彼女と行った。二人でずっとだらっとしてた。
いっつも彼女といるのに何をそんなに話すことがあるのか?と聞かれたけど、いろいろあるじゃんね。
羊の事とか羊の事とか羊の事とか。途中Kirilolaさんがやって来て、三人で羊の鳴きまねをした。

2003 年 12 月 17 日 ( 水 )   ビル・ラズウェル ホッピー神山 仙波清彦

と言う謎な面子のアルバムの編集を突如頼まれた。
昨日スタジオで数時間セッションしたものを、Protoolsに流し込んで編集して欲しいと言う注文。
マスターは今どき珍しく、アナログの16chのマルチ。録音したスタジオで流し込めばいいじゃんと思ったが、何故か今どき珍しくそのスタジオはProtoolsは置いてないという。そんなわけで、スタジオの人がオープンリールのバカデカイを持って、別なスタジオで作業という謎な状況。
前から気付いていたんだけど、泉岳寺のスタジオのProtoolsにはアナログの入力が8chしかない。
だめじゃ〜ん(笑)
こうなると、普段モニター用にしか使ってないO2R96をADにしてデジタルで取り込むしかなさそう。
さっぱりわからーん、のでちょっと早めにスタジオに行って、マニュアルを高速で通読してセッティングを済ませた。アシスタントと言うか、誰もおいてある機材を把握している人間がいないってのは無茶な・・・

久しぶりにテープの音を聴いたけど、やっぱりドラムの金物系が痛い感じにならなくて良いね。
トラックごとに微妙にレベル差があったんだけど、テレコを持ってきた人が、「やっぱアナログだから多少のレベル差はありますよ〜」、なんつってたので、そんなもんかな、と思ってたんだけど、どうも気になるので試しに作業を中断してケーブルを差し替えてみたら、思った通りマルチケーブルの数チャンネルがおかしかった。頼むぜー!
録音されてる音がアヴァンギャルドなだけに、気付かない可能性もあったと思う。
危ない危ない。なんかこういう他人が原因で結果自分のミスになるという事が多いんだけど、これは試されているということなんだろうか?それともみんな適当なだけなんだろうか?謎だ。

丁度、流し込み作業が終わったころに、ホッピーさんがやって来た。
音源は一時間半程度のノンストップのアドリブのライブ録音なんだけど、ホッピーさんの中ではここからここまでが一曲と言う区切りがあるみたいで、ながーいセッションが編集で10曲くらいのコンパクトな曲になった。なんかRiwAraiさんとスッパさんのライブ盤の編集をしたのを思い出しましたよ。
ビルラズウェルって事で、よっぽど変な録り音を予測してたんだけど、録り音自体は至極普通。
きっとミックスでちょっと変わったことをやってるんですね。

音楽について語るホッピーさんはなかなか熱い人でした。
友達に聞いて知ったけど、実は僕の行ってた学部の先輩だった。
吉永小百合に憧れて入ったらしい。(笑)
僕は付属校を受験するときの面接で、志望動機を聞かれて、「親父が吉永小百合のファンだからだ」と言ったら受かった。まあ、どうでもいい話。

2003 年 12 月 16 日 ( 火 )   またまた魚澄氏とCCCリミックス

魚澄氏の悪のりな注文で、かなり爽やか〜な感じのミックスに。
ストリングス入れまくり、コーラスかけまくり、ヴォーカル広げまくり。これを聴くと元々がどんな感じだったのか忘れてしまう(笑)
なにはともあれ魚澄氏が大喜びなのでOK。
これでAUTOPILOTのプロジェクトは全部おわった〜!

2003 年 12 月 12 日 ( 金 )   ともさんベース入れ

CCCのリミックスにともさんにベースを入れてもらう。
魚澄氏の注文通りに、グルーヴィーな感じのベースがどんどん入っていく。
聞けば、ともさんは仕事で大沢伸一関連の曲のベースをやってたりしたらしい。なるほどね。
大沢伸一がどんな感じにドラムを打ち込んでるか、なんつー話をいろいろ聞いた。
UTCのDIはもって帰っちゃってたので、今回はAvalon DesignのDIを使ってみた。
キャラがいろいろ変えられるのは便利かもしれない。
今日のレコーディングでネタは全部そろった。あとはミックスだけ。

2003 年 12 月 11 日 ( 木 )   成城大学でゲスト講義&プチライブ

人前でしゃべるのは久しぶりだったんだけど、もう慣れてしまったのか全然緊張しない。
だけど、緊張しないのとまともなことをしゃべるのとは別問題という気がするけど(笑)
たぶん、緊張するのって、自分が受け入れられるかどうか、ってのが不安で緊張するんだと思うんだけど、、、以前に埼玉の某大学で呼ばれたときに、アンケートに「死ね」とかちょっとここでは書けないようなことが平気で書いてあって、普段音楽をあまり聴かない人で、テレビで位しか音楽を知らない人にとって、ミュージシャンというのは地道に生活したくない人が、一獲千金の夢を見てなるもので、実際ミュージシャンをやってるやつは酒池肉林の生活をしていると思い込んでいるようです。
お金だけが目的で、本当にアルバムを出したら膨大なお金が入ってくるなら、2枚目のアルバムを出す人なんかいないよね。
まあ、そんな偏見を抱いている人が、結構な数世間にいるというのが実感としてわかったので、僕が何を言おうが、どんな音楽をやっていようが、そう言うことはお構いなしに最初から凄い悪意で見られることがあるので、気にしても仕方ないや、と逆に緊張しなくなってしまいました。

そんなこんなで、何を言ったか覚えていないものの、そつなく授業とライブが終わり、学生とのお茶会へ。その後、呼んでくれた東谷先生が、昔小島美子先生の助手をしていた頃に、授業終わりのお茶会に授業もとってないのにお茶をたかりに僕と一緒に行ってた人世君に久々に会いたいというので、彼も合流して酒を飲むことに。彼のペースで飲んでいたら、久々に良くわからないくらい飲んでしまった。

2003 年 12 月 9 日 ( 火 )   オートパイロット・リミックス

今日は泉岳寺
オートパイロットのリミックス
魚澄氏がノッてきて、ギターを弾くと言い始めたので、急遽ギターどりに。
ギターを入れたことで、急にリミックスの方向性が見え始めて、だんだん曲っぽい感じにまとまってきた。

2003 年 12 月 8 日 ( 月 )   ダッシュ

中村さんのミックスと比べて、ちょっと歌のレベルが大きいということだったので、気持ち修正。
メンバーが東京にいるのが今日までと言うことなので、急ぎでミックスしてファイルを作り、テイチクのある原宿までダッシュで入稿。そこからまた渋谷までダッシュして、こんどはオートパイロットのリミックス作業のため自由ヶ丘へ。魚澄氏と待ちあわせ。

最近だんだんと時間の感覚が希薄になってきております。

2003 年 12 月 6 日 ( 土 )   ピアニカ

ナチュラルパンチドランカーの曲に自宅でピアニカを吹いていれてみました。
いやー、ピアニカって意外に難しいですね。ちゃんと吹こうとすると、ハーモニカみたいに張った感じの音になっちゃったり、気持ち良い音で吹こうとすると音量が一定に吹けない。
それでも何とか録音して、無理やりイントロを作ってしまいました(つくづく勝手なやつだな(笑))
あと、曲の間奏がおそらくダブミックスを想定して、もの凄く長くとってあったんですが、ちょっと締まりが無いので大幅にカットしてメロトロンのソロを入れてみました。
なかなか良い感じ。
これでメンバーからOKが出れば、ばっちりって感じだったんですが、ばっちりを通り越して感動してくれたようなので、やった甲斐がありましたよ。
後は、他の曲との歌のバランスの兼ね合いだけって感じだったので、その確認だけしてもらうことに。
他の曲はスガシカオのエンジニアの中村さんがやってるみたいです。

2003 年 12 月 5 日 ( 金 )   ナチュラルパンチドランカーのミックス

ナチュラルパンチドランカーの仮ミックスを、とりあえず渡された素材だけでやってみて、それをmp3でメールで転送。メンバー的には既にOK状態、みたいな話だったんだけど、まだ曲としてのフックが足りない気がするので、もうちょっと頑張ることに。(勝手なやつだな(笑))
とりあえず、スネアはサンズアンプ+Spectrasonic610であり得ないくらい歪んでます(笑)

2003 年 11 月 30 日 ( 日 )   オートパイロット・ライブ@下北Que w/プリムローズ

この日に前座に出るはずだったバンドの人が、直前に急死。
朝起きてこないなと思ったら死んでいたそうで・・・。
僕は直接は知らないですが、なかなか才能のある方だったようで、来年の頭にはアルバムが発売する予定で、これからってとこだったそうです。
そう言う話を聞くととても残念です。
他人事ではないので、僕も健康管理には注意しようと思います。

オートパイロットのライブはいつになく良い感じでした。
メンバーも気合いが入っているので、どんどん良くなっていくと思います。
プリムローズははじめて聴いたんですが、なかなか良い感じでした。
自分が昔バンドをやってたころの感じに近かった?気がしたので、昔こういうバンドがいるというのを知っていたら、居場所を見つけられたかもしれないなと思いました。

2003 年 11 月 26 日 ( 水 )   雨の中ギターアンプを買いに行く

Princeton.jpg

俺はミュージシャンなんだー、と言うことを再確認するためにギターアンプを買ってみました。(笑)
家ではずっとラインで録ってたので、さすがにちゃんと録音したいなーと前々から思っていたのでこの際。ここ二年位悩みまくって探しまくっていて、だけどなんだか買うには至らなかったんですよね。

で、どうせ買うならFenderの古い真空管のヤツが欲しいなと思ってたんですが、なかなかまともな音がするやつは無いですねー。古いというだけで凄まじい値段がついてるけど、これ普通にアンプとして使えないじゃんね、って状態のものが多くて、こんなものを高い値段で売りつけて良く平気だなと思ったけど、ありがたがって買ってしまう人は買ってしまうんだろうねー。
楽器屋に頼んで、片っ端から中を見せてもらったりしたんだけど、もう明らかに違うパーツがついてて、これ全然Fenderじゃないじゃん、なんてモノもあった。
変なものを買うなら、最近のフェンダーの5万位のアンプの方が良い場合も多くて、なんかギターとオーディオはやっぱオカルトだな、と思いましたよ。

結局僕が買ったのはFender Princeton Ampの60年代中期のやつ。ブラックフェイス。
(面倒なので、シリアルから年代の特定はしてない)
内部のパーツはほぼオリジナル。ノイズも全然無くて、かなりナイスなコンディションです。
真空管なんかは新しいものに付け替えられてたので、RCAとかに付け替えたいな。
ライブ用に使うわけではないので、自宅でギリギリ鳴らせる範囲内と言うことで、このアンプにしました。Champでもいいかな、と思ったんだけど、もうちょっと低音が欲しかったので。
何故か、前のオーナーが2台目のスピーカーをつなぐ端子をラインアウトに改造していたので、ミックスに使える。スネアを歪ませるとかいろいろ夢が膨らんでしまいますが、、、結局それで自分はミュージシャンじゃないと言うことを確認してしまっては元も子もないな。。

雨の中を来たんだから、と言うことで、またまたディスカウントしてもらってしまいました。

2003 年 11 月 24 日 ( 月 )   ナチュラルパンチドランカーのミックス

またまたミックスを頼まれて、本日レコーディングをしているという自由ヶ丘のスタジオに素材を取りに行きました。プライマルスクリームのこの曲が理想なんだけど、って言って聴かされてたやつが、思いっきりピアニカがフューチャーされている曲だったので、「これ一体どうするんですか?」と素朴な疑問をぶつけてみたら、おもむろにピアニカを渡された(笑)
うわ、まじすかー。
もう構成もいじっちゃって下さい、ギターとかも入れちゃって下さい、と言われて、それってミックスというよりリミックス?(笑)と思ったけど、それだけ信頼して任せてくれるというのはある意味ありがたいことです。頑張ります。

2003 年 11 月 23 日 ( 日 )   いろんな映像を見る

横浜の赤レンガ倉庫にブラッケージを見に行った。
実は、横浜で育っておきながら、赤レンガに行くのははじめてかもしれない。
ブラッケージの映像は確かに良いんだけど、飽き性の僕は一時間暗やみで座ってみているのが、ちょっと苦になってくる感じで、出来ればいろんな作品を15分くらいづつみたいと思った。
それか、寝っころがってラフな感じで見たい。
僕が見たのは実写がメインの初期の作品だったんだけど、プレビューを見た感じでは蝶の羽根を録ったり、フィルムに直接彩色した後期の作品の方が面白そうな感じだった。
彼の履歴に、この映像をみた客が怒って上映会場にいた彼に向けてショットガンをぶっ放した、とかいろいろ彼の受難が書いてあったんだけど、なにしろ先駆者ってのは大変なのね。

夜はラフォーレ原宿にミッシェル・ゴンドリーのヴィデオクリップを見に行った。
昔、自分のバンドのために作っていたやつとかを見ると、彼は人形アニメみたいなところから出発した人だというのが良くわかった。ぼくはやっぱり、3Dを駆使したやつなんかより、ちょっと素朴で間抜けな感じが残ってるやつの方が好感がもてます。
だけど、そう言う隙みたいなのを効果的に作るのって、隙が無いものを作るより全然難しかったりするんですよね。きっと。
この企画は友達が関わっていたので出かけてみたんですが、その友達はオーストラリア人と結婚して近々移住するそうな。いろんな人生がありますね。
彼女の友達と、友達の彼氏と合流して原宿の夜景の見える妙におしゃれなバーで飯を食って帰った。
そんなこんなで、いとうゆさんの企画にはいけず。またさそってね&誕生日おめでとう。

ビートルズのレットイットビー・ネイキッドを購入
いままでフィルスペクターのミックスには懐疑的だったんだけど、これを聴いて逆に、彼はちゃんとした仕事をしていたのだなーと思ってしまった。
音的にはちゃんとしたミックスって感じだけど、どうもこのCDはアンソロジーの延長と言う気がしてならない。

2003 年 11 月 21 日 ( 金 )   吉祥寺のスタジオでAUTOPILOTのリハ

今回のレコーディングで新しく加えたネタが、現状僕無しでは難しいとの事で、サポートでライブに参加することになりました。
この日は同じくサポートのベースのともさんが来ていて、不思議な踊りを踊っていました。

2003 年 11 月 19 日 ( 水 )   テレビ壊れるるる

彼女の家のテレビが壊れた。
もう十年近く使っているテレビで、ちょっと前から普通のサイズのテレビなのにシネマサイズに上下が潰れているという悲しいことになっていたんだけど、見ている途中にさらに横幅も縮まってきて10センチの四角形程度の大きさになって、さらには白黒になり、プツンと音がしてお隠れになった。
この日はモノが壊れる日で、直前にもお湯を注いだコップの底が急に抜けて、そこら中水浸しになっちゃって、湯気が立ってた。

丁度見ていた番組のエンディング直前で非常に結末が気になったんだけど、まあそんなことはどうでも良く、この際だから秋葉原にテレビを買いに行くことに。
プロジェクターを導入か!と不穏なことを考えていたんですが、小さい液晶テレビを買って帰ってきました。
液晶テレビは電源を入れてもプツって音がしないし、つけてるときもキーンって耳障りな高周波が出ていないからなんか不思議。

そう言えば、ずーっと冷蔵庫がうるさいのが気になっていますが、最近ペルチェ素子で冷却する超静音冷蔵庫が出ましたね。無印良品なんかで売ってました。

2003 年 11 月 18 日 ( 火 )   サンレコ入稿

どうにかサンレコの原稿を書き上げ入稿。
自分のものになるわけでもない機材のマニュアルを通読して、全機能を確かめ、実際使ってみてレビューを書くというのは予想以上に大変な事だった。(笑)
マイクプリとかならなんとなく気分で書けるような気がするけど、書いたのがZOOMのポケットサイズのHDレコーダーで、リズムマシンとベース音源内蔵、マイク内蔵、アンプシュミレーター内蔵、マルチエフェクター内蔵、マスタリング用エフェクト内蔵、PCのソフトと連携可能と言う鬼のように機能満載の機器だったので、ほんと大変だった。
しかも、現時点では連携ソフトがWindows版しかリリースされてないとの事で、VirtualPCを使って動作確認までしてしまった。(なんて良心的なんだ(笑))
しかし、技術の進歩というのは恐ろしいですな。
手のひらサイズで、とりあえずバンドマンがデモテープを作るのに欲しいと思われるものが網羅されていて2万チョイ。なんて安いんだ・・・自腹で買ってしまったりしてな(笑)
普段曲を作るときに、マックを起動してマイクをセッティングして、と言う時点で萎えてしまうことがままあるので、逆にこれくらいの機材を曲作り用に割り切って使ってたほうが曲が作れるかと思った。持ち歩けるしね。
そういえば、昔カセットテープのMTRを使ってたときの方が曲作りはさくさく進んでいたような・・・

2003 年 11 月 15 日 ( 土 )   UAさん

急遽P嬢に呼び出され、UAのプリプロのプログラミングをやりに西麻布のスタジオへ。
そこで近所で働いてるって言うTOKI氏と久々の再会。
しばらく会わないうちに彼は会社を立ち上げたらしい。マジですか・・・
この日は僕はプログラミングのみで呼ばれてて、レコーディング鎌田岳彦さんというキャリアの長い方だったので、レコーディングに関するいろんなことで質問攻めにしてしまった(笑)

UAさんは、なんだかとても鼻歌がうまかったです(笑)
当然といえば当然なんだけど、歌を歌うことが当たり前と言うふうに歌っていて、ヴォーカリストってやっぱこうあるべきだよな、と変な関心の仕方をしてしまいました。
プロデュースに対する口のだし方も非常に全うな感じで、最近全うな感じの人が少ないのでちょっと尊敬してしまいました。男気って言うんですかね(笑)

僕は7時から先約があったので、それまでという約束で行ったんですが、初めて使うシステム、初めて使うシンセで、何の設定もされてないところからの作業だったので、さっぱり終わらず。
プリプロの前に仮でシンセを打ち込んであるので、それを叩き台にして作るなんて話だったんですが、そのシンセの使い方を知ってる人が誰もいないうえにマニュアルもないという・・・
どうにか設定だけ済ませて、7時から来る人に後を託そうと思っていたんですが、その人も全くそんなつもりで来てなかったので、なんだか大変なことに・・・
とりあえず、曲作りが出来る段階まで持ってきて、その時決まってた箇所だけ急いで打ち込んで終電で帰ってきました。
僕がいなくなった後一体どうしたんだろう?と考えるとちょっと申し訳ないですが、一応約束なんで。

急に振りだした雨でずぶぬれになって帰ったら、会う予定だった人はちょっと前に帰ったところですれ違い。こんな中途半端なことになるなら最後まで作業してくればよかった・・・

2003 年 11 月 14 日 ( 金 )   ミックス

Kililoraさんのラフミックスを上げて郵送。
なんだかさらに凄い人が参加してくれるかもしれない、と言う噂。
AUTOPILOTのリミックスのエンジニアをやるためにヤマハに行く。

2003 年 11 月 12 日 ( 水 )   コンプ

気が向いたので作り途中のコンプをいじりだす。
なんか知らないけど、ちゃんとコンプレッションされている。
しかも、かなり良い音(笑)
1176とかだと結構ハイがぺたっと潰れる感じがあるけど、これは潰しても詰まった感じが全然無い。
ふわっとしてオープンな感じ。
ただ、ヴォリュームを絞るとアース周りが原因と思われるノイズが。
面倒なので、これで完成なんじゃー、と思い込むことに。
つまみの位置が限定されるので、微妙な感じだけどアコギのアルペジオを録るの専用にすることに。
いつかはちゃんと直さないといけないと思うんだけど、ケースが小さすぎてねー。
直そうにも手が入らない。
こんなことなら最初からケチらずに、ばらばらに分解出来るアルミのラックケースを買うんだった。

2003 年 11 月 10 日 ( 月 )   恵比寿にて

日音にいたM氏が退社して、パワーボックスという会社に入ったらしいので、久しぶりに会いに行ってみた。最近のインディーや共通の知人の近況などを話す。
みなさんいろいろ大変だが、いろいろ面白いことが起こりそうだ。

2003 年 11 月 8 日 ( 土 )   サンレコ?

このページで機材のことを書きまくってしまったせいか、サウンド&レコーディング誌からレビューの依頼が来た。(笑)ますますエンジニアになってしまう。。。
今までもCDのレビューなんかは結構書いてたことがあるんだけど、機材のレビューはやったことないのでちょっと楽しみ。とりあえず、話のネタにやってみるのも良いかと思って引き受けてみた。

2003 年 11 月 7 日 ( 金 )   今日は録音です

今日はex-girlのkirilolaさんのソロアルバムの録音。
the thrillのVoをやってた人ですね。
収録楽器はヴォーカル、尺八、パーカスいろいろ、鈴。
癒し系なんだけど、いわゆるニューエイジ崩れの癒し系ではなくて、リアルな癒しを目指しているとのこと。それは非常によくわかる。
鈴担当のメンバーは、今回レコーディングがはじめてとのことなんだけど、実は楽器の演奏もほとんどはじめて状態で、ほんとうは楽器演奏をしに来たというよりヒーラー(ヒーリングする人ね)として参加してるらしい。
持ってきていた雑誌は「縄文ジャーナル」。
うーん、謎だ。謎過ぎる。
ヴォーカル録音の時に、ディレクターに「やっぱり、録音中はkirilolaさんに波動を送っていたりするわけですか?」と聞かれ、「いいえ、特に何も」と言う返事。
うーん、面白すぎる。(笑)

僕は今まで尺八を録ったことがないので、その辺はプレイヤーさんにいろいろ聞いてみることに。
やっぱり、わからんことは経験者に聞いたほうが速いですからね。今までのエンジニアさんがどういう録り方をしてきたかってのがわかるので、勉強にもなりますし。
「ここの位置にマイクを置いて、U87aiを出来ればNeveかSheppのプリで録ったやつを、300〜800hz辺りを気持ちブーストすると自分で聞いてる尺八らしい音に近い。前に、今回はすごい良いスタジオだよって連れてかれたとこで、RCAのマイクをSSLで録ったんだけど、尺八らしい荒れたところが全然出てなくて駄目だったねー」などなど、尺八録音に対するあれこれを聞きました。
うーん、やっぱりキャリアが長い人はいろいろ知ってるね。
和楽器奏者からNeveで!と言われるとは思ってもみなかったすよ。
僕のイメージでは和楽器はSony C37とかが立ってると言う感じだったんだけど。
想像力が貧困ですね(笑)
尺八は音というより風を録るという感じなので、難しいだろうと思ってた割に良く録れました。
つうか、単純にプレイが素晴らしかったんだけどね。
後で調べてみると、尺八奏者は中村明一と言う人で、ミノ・シネル(マイルスデイヴィス・グループ/ウェザーリポート)とデュオをやったり、ジョン・マクラフリンとコラボをしたりしている大御所でした。そう言う人だって知ってたら緊張してただろうな。

パーカスの方は相当大量にいろいろな楽器を持ち込んでました。
つぼ、木の実がたくさんじゃらじゃらついたやつ、瓶に水が入ったやつ、木魚、そのたもろもろ。
もちろんジャンべ見たいな普通の太鼓もありましたけど、結局変わったものばっかり使いました。
すさまじく音量差があるので、結構大変だった。

ヴォーカルはつぶやく系?子守歌系?と言う感じ。最初はU87で録ってたんだけど、暗くなりすぎる感じがあったので途中で414にかえました。例によって、プリとコンプはV76と1176。
1176は良いんだけど、真空管の繊細な感じのディストーションがぺたっと潰れてしまうので、ささやき系のボーカルには違うものの方が良いかもしれない。FETのキャラですかね。
真空管のコンプ欲しいなー。

2003 年 11 月 3 日 ( 月 )   石上さんイベント

今日は朝から石上さんの車で静岡入り。
個展の会場の前では、いつもの白い牛の彫刻がお出迎え。
作品は、天然木を使ったものが多くて、落ち着く感じの質感なんだけど、そんななかに毒というか、メッセージ性があるような、、うーん、形容するの難しいので見に行って下さい。(笑)

今日は、久保田晃弘さんと、名古屋からasanaさん御一行がイベントのためにやって来た。asanaは以前に4D Worldの佐藤さんが名古屋まで録音しに行ったのを聴かせてもらってたりして、知っていた(実は音源を出すことになったらマスタリングしてくれと言われてたりしたのだ(笑))
そんな話をしたら、彼らは驚いていたけど、あっちはあっちで、僕のCDに入ってる曲名とか覚えていてびっくりした。自分でも忘れてるんですけど・・・ってそっちが問題なのか・・(笑)

asanaのライブは生楽器の演奏で、テクとか構造とか関係なく、ゆるーい空間とか雰囲気を作るって事をメインに考えているような音でした。リラックスした音が出せればいいか、ってベクトルに振りきっちゃってる感が、素直にきこえてよかったです。
久保田さんはSuperColliderでスクリプトを組んできていて、開いてるファイルの拡張子がrtf(リッチテキストファイル)だったりして笑いました。
いつもみたいにビキビキした感じなのかと思ったけど、思いの外まとまった感じのあるドローンで、なんだか川の流れとかそんな感じでしたね。そう思ったのはたぶん僕だけだけど。
川端さんのはやっぱりさすがという感じでしたね。
前半が特にポップで良かったな。
橋本さんのDJは久保田さんががぶりよりで、友達の家でまじめにレコード聴いてる高校生みたいで面白かったです(笑)
しかし、みんなこういう音楽をやってるのに、ジャズとか中南米の音楽の話とかばかり話していて謎なんですが、なんと久保田さんに至っては昔ジャズライフ誌でライターをやっていたらしいです。うーん、人に歴史あり。

静岡から鈍行で帰る道のりはすさまじく長かったです。
久保田さんは一人で新幹線でした。僕もはやく大人になりたい。

2003 年 11 月 2 日 ( 日 )   修善寺

このまえ来たときには、ここまで来ておいて修善寺に行かなかったので、一度くらい行ってみるかと思って出かけてみた。
お寺にかかってるロゴ(とは言わないと思うんだけど)が妙に前衛感があってかっこ良かった。

全然忘れてたんだけど、親に聞いたら子供の頃に修善寺に旅行に来たことがあったらしいので、たぶんここに来るのも2度目なんだろうな。

夜に石上さんがやってくる。
橋本氏と中南米・アフリカの音楽の話題で妙に盛り上がっていた。

2003 年 11 月 1 日 ( 土 )   橋本さん合流

昼過ぎに橋本さんが合流
夕方五時ごろから、この辺に弘法大師が修業した奥の院と言う秘境があるらしいので、行ってみないか?と言う話になって出かける。
秘境という言葉を聞いただけで、橋本さんの目が異様に輝いている。

延々歩いていくといつしか辺りは真っ暗に。
あと2キロと言う看板が出てきてから、かなり歩いてたどり着いたのが、あと1.9キロと言う看板だったりしてちょっと不安になる。
道標がいろは順に置いてあるんだけど、「よたれそつねならむう」以降がどんなだったかみんな覚えてなくて、なんの道しるべにもならない(笑)
10メーター先も見えないくらいの暗やみの中、曲がりくねった山道を、川の流れる音を聴きながら歩いていきました。時折どこからともなく不思議にあたたかい風が吹いてきて、この辺から温泉が湧いているのだろうななんて思いました。
諦めかけたころに、奥の院にたどり着きました。
さすがにこんな時間では誰もいなくて、弘法大師が修業した滝も真暗闇。
ただ、橋本さんの目だけが不思議に輝いておりました。

こんな時間とは言っても、まだ6時をまわったところ。
都会とは完全に時間の流れ方が違いますな。
帰って、ひとんちのワインを勝手に空けて寝る。
だって、飲んで下さいって書いてあったんだもん。

2003 年 10 月 31 日 ( 金 )   修善寺に行く

11/3に彫刻家の石上和弘さんの展覧会があり、それの準備も兼ねて伊豆・修善寺に行く。逗留先は非常に趣のある日本家屋で、玄関まで続く苔むした道に沢蟹が歩いていたり、かなり大きな火鉢のある居間から滝が見えたり、露天の温泉まで付いていると言うナイスな場所。

彼女と川端さんと品川で待ちあわせて、鈍行でゆるゆる三島まで、そこから伊豆箱根鉄道乗り換えで修善寺。電車の吊り広告で、老人の笑顔のアップをコラージュしまくってある町おこしイベントの広告が妙に印象に残った。

2003 年 10 月 30 日 ( 木 )   秋葉に行く

鹿島氏とパーツショップ巡り。
いろいろ見て回るんだけど、どうもお金を使うのが怖くて買えない。
ある程度でかい買い物をするときは、心の準備をしてから買うのでいいんだけど、数百円のものを安いからと思って買いまくって、気づかないうちに数万円使ってたりすると、どん底に落とされたような気分になる。それが怖くて買えない。(笑)
ちゃんとリストを作ってから買い物に来なければな、なんだけど、それをやるなら海外から通販で買うほうが良かったりして。全然安いし、秋葉までの往復の電車代と変わらない値段で届くしね。

1176のランプのスペア、電源用のIC、プリ用のオペアンプ、インチ規格のつまみ等を購入。何を買ったわけでもないのに3千円位使ってるな・・・

鹿島氏からPhilipsのパワーアンプ用のICを貰って帰る。

2003 年 10 月 27 日 ( 月 )   買ってしまいました・・・・

1176_2.jpg

結局作るとか、人と同じ機材は買わない、とかいろいろ言いつつ、Urei1176LNを買ってしまいました。
しかも、リイッシューではなくオリジナル・・・
なにをとちくるってるんだー!

フタを開けてみたら、電源部のコンデンサーが新しいものに交換されてました。
このまま使ってもいいんだけど、どうせオリジナルじゃないならもっといいやつにかえたいな。リイシュー物みたいに、SpragueAtomとMalloryにかえるか・・・でも、バーニーグランドマンでみたあれが忘れられません・・・・
近いうちに似たようなことをしてしまう気がする。。。

とりあえず、家でもまともな音で生音が録れるようになって嬉しい。
もはや宅録とは言えない気が・・・半端なスタジオで録るより家で録ったほうが全然音がいい

*
升田幸三の勝負を読んだ。
この人の書いてることは非常にまともだ。
島田雅彦の夢使いを読んでる途中。

2003 年 10 月 25 日 ( 土 )   マジキック祭り

法政のマジキック祭りの久下さん新バンドってのに川端さんが出るって言うんで見に行ってきました。
その日がメンバーの顔合わせが始めてと言うとんでもない状況だったらしく、しかも、メインのドラム二人にいきなり「最初の10分は叩かないから」と宣言されたらしい。
苦肉の策なのか、ホースをぶんぶん振り回しながらコンピューターをいじっている川端さんは、ぼーっと見てると縄文時代の人みたいに見えてきて、なんだか変な民族の音楽を聴いているような気分に。

橋本さんが川端さんに客席からの録音を頼まれて、DATとコンデンサーマイク二本をもって来てた。微妙な距離のABで集音しようとしていたので、XYとかORTFとか教えてみた。
いやらしいやつだ(笑)

何人かの友人に会って近況報告。

2003 年 10 月 24 日 ( 金 )   バーニーグランドマン

今日はマスタリング。
まえに、バックドロップボムの時、アメリカのバーニーグランドマンでやってもらったことはあるんですが、立ち会いじゃなかったし、日本のははじめてなので期待大でした。建物には看板も何も出てなくて、知ってなきゃ来れないという感じのとこ。
ホームページを探しても見当たらなかったので、地図も何もない状態であてずっぽうで来たんですが、電話したらたまたまそのビルの前にいた(笑)

今回のマスタリングのエンジニアは田中さんと言うぱっとみ普通のオジサン。
元、ソニーにいたひとで、日本一耳のいいエンジニアという噂の人。
ミキサーの上には何故かUrei1178が置いてあったんですが、その上に銀色に輝くなぞの物体が!
キンチョールの缶ほどの大きさはあると思われるコンデンサーが数本。
WesternElectricとかSpragueとかのヴィンテージのコンデンサーを、電源の整流用に使ってて、さらにはそれをキャラごとに切り替えて使っていると思われる。
本体全面からも配線が引きだされていて、内部のコンデンサーが切り替えられるようになっていた。
がーん、こんな使い方をしている人は見たことが無い・・・
あと、DA直後の信号を、ライントランスの使い分けで音色を変えてました。
両方とも、それをやったら良くなりそうなのに、何でみんなやらないんだろう?と思っていたことなので、疑問が確信に変わりました。
これだけでも来て得した。(笑)

マスタリングの方は、つつがなく終わり。
やー、長い闘いでしたが、非常にいいアルバムができました。
今回のことではいろいろと勉強をさせてもらいました。
まだまだ甘いところがたくさんあるので、どうにか気合いで克服せねばと言う感じ。
はやく次のミックスがやりたい(と言うか、やらないといけないんだけど(笑))
で、僕のアルバムはいつ出せるんだろう?うがー。

そういえば、スタジオでは隣の部屋で作業してたらしく、ロビーにEvery Little Thingがいました。あと、打ち上げで行ったお店で、目の前の席で小雪と言う人が飯食ってたな。ちなみに、僕はどちらも何者だか良く知りません。(笑)

2003 年 10 月 23 日 ( 木 )   今日でミックスは終わりだー

いつかは終わると思ってましたが、とうとう終わりの日がやって来ました。
長かったー。
と言いつつ、まだミックスが終わってません(笑)
今日やってる曲は、ドラムにもEQしまくって、好き勝手やらせてもらいました。
ドラムのモトキさんのリクエストで、平歌の部分とサビと、いくつかの部分でドラムの音を完全に変えたい、って事だったので、サビの部分をガッツリ歪ませてしまうことに。逆に、平歌の部分はこれでもかというくらいナチュラルな感じにすることに。
でもどうも生ドラムを潰すというのがうまくいかず。今後の課題ですな。
サビの部分以外のドラムはかなり思い通りに出来ました。
途中、ドラムのマイクが1本になったり、3本になったり8本になったり、なかなか凄いことに(笑)

この曲を中域重視でやってみて思ったのは、この曲だけで聴くと良くても、他の曲と流れで聴くと、地味かもと言うこと。うーむ、どうにかハイを出しっぱなしにしたままで、痛くない感じで、中域を充実させることが出来ないものか。修業は続きます。
もしかすると、ASIOで出してると、高域の痛いところが出てるようなきがして、過剰に切りすぎてるんじゃないかなーってのも今回思いました。

で、ミックスも終盤にさしかかったところで、この曲は全員コーラスを入れたいけど、まだ入れてない人がいるー、と言うことで、深夜の2時過ぎからまた歌どりを(笑)
金井さんとモトキさん、そして、たまたま近くで飲んでてひょっこり顔を出したヤマハの土井さんのコーラスどり。

終わったのは朝。そして、昼からマスタリングだー。

2003 年 10 月 22 日 ( 水 )   White Light Ride

と言うアルバム表題曲のミックス。
この曲、トラック数が48トラックもある。
整理するだけでも地獄・・・。
前に、マイブラっぽい感じの曲でミックスしたいと言っていたのはこの曲で、ギターはわりと浮遊感のあるいい感じにできた。
だけど、ドラムがリズムマシンを含めると膨大なトラック数になっていて、わりと音色を加工したがりな僕は、スネアにビッグマフかけたり、ダイナコンプをかけたり、意味不明なことをやってたら位相がずれまくりの気持ち悪い音に。
ある程度まで作業してしまったので、今までやった事をどうにか生かしたいって気持ちで、変に固執してしまって身動きとれない状態になってたんですが、金井さんに「ドラムを全部素に戻しなよ」と言われ、それまでの作業を捨てることに。
その後さらに、EQ使用禁止の令を受け、コンプとヴォリュームのみで音作りをすることに。
で、結果はというとなかなかいい感じ。
本当に当たり前のことなんだけど、いっつも音が立ってこないとEQに頼りがちで、とにかく各楽器のバランスを追い込んでいけば、ちゃんとしたミックスになるという基本を忘れてた。
目から鱗と言う感じでした。

2003 年 10 月 20 日 ( 月 )   ミックスも追い込み

マスタリングまで数日しかなくて、ミックスが上がったのをメンバーに聴かせて調整ってのが現実的に無理っぽくなってきたので、結局ヤマハに行ってミックスすることに。
部屋のアコースティックが最悪でモニタースピーカーの音を聴いてると混乱するので、ラジカセ&ヘッドホンで音を作ることになってしまった(笑)
こんなことならもっとラジカセに慣れておくんだった。。。。
やっぱり、家にもリファレンスになるようなラジカセを買ったほうが良いんだろうなー、と思いつつ、どうしてもわざわざお金を出したくない機材なので後回しになってしまう。

2003 年 10 月 18 日 ( 土 )   ウオズミ氏が来た

ミックスの途中だけど、やっぱどうしても入れたいシンセがある、と言う話になって、はるばる茅ケ崎まで来てもらいました。
ロック!って感じの曲に、ギュインギュイン言うようなシンセを足すってリクエストだったので、シンセのオシレーター直って感じの音を、自作のファズフェイスのコピーに突っ込んで、歪ませまくりました。
ファズは、プリント基板じゃなくて空中配線の上、スイッチも何もつけてないので信号のロスが無くて、かなり図太いシンセサウンドになりました。
いい感じ。

2003 年 10 月 16 日 ( 木 )   茅ケ崎に帰る

ミックスのため茅ケ崎に帰宅。
やっぱ、慣れたモニター環境と、普段使ってるアウトボードがないとなー、と思って。
車で運べばいいんだけどさ・・・どうも都内に車で出るのが嫌なので。

ミキサーにギターのコンパクトエフェクターをつなぐ機材を借りたので、そう言うのでバリバリ音を加工しようかと。
でも試してみたら、ダミー抵抗->アッテネーター->ギターエフェクター->UTCのDIの方が全然音がよかった・・・
でも折角借りたので、この機材のハードコピーを作ろうかと・・・(笑)

2003 年 10 月 15 日 ( 水 )   兄ヤンボーカルどり

今日は夜から中井さんのボーカル録り。
途中から魚澄さんが来てくれて、彼のことをちょこちょこいじってキャラ出しをはじめて、どんどんボーカルのスタイルが変わって最終的にかなり良い感じにハードコアっぽいへろへろ感のあるものが録れた。気持ちせくしー。
今日で録りは全行程終了。ながかったー。
もうちょっと打ち込みは残ってるけど、しばらくは地下からおさらば、明日からはミックス始めます。
来週はバーニーグランドマンでマスタリングじゃ。(あーもっと時間が欲しい!)

2003 年 10 月 14 日 ( 火 )   岡村靖幸のライブを見に行く

雨の中ZEP Tokyo。あんまり見たことないような客層なので驚く。
普段見てるライブってロック系だったら15〜25歳位、エレクトロニカっぽいヤツなら20〜30歳位、それに混じって30〜40代のマニアックなリスナーとか業界っぽい人が混じるって感じなんだけど、今日のライブは25〜40歳くらいの女の人がたくさんいてなんだか不思議な感じ。

ライブは3時間にも及んで、途中で声が嗄れちゃって歌えないって感じになってたんだけど、お客さんがそれを補うようなかたちで歌ってて、あ〜この人は愛されてるんだなと思ったら他人事ながら胸が熱くなった。(笑)

2003 年 10 月 13 日 ( 月 )   機材の調子が悪いので・・・

ヤマハの機材の調子が悪いので、魚澄氏に自由ヶ丘の彼女宅まで来てもらい無理やりな作業。なんかしらんけど、自由ヶ丘の駅前ではクレイジーケンバンドがライブをやっていて、彼が到着するまでしばし見学。やー、さすがに巧いね。
GTをやるまでみていたかったんだけど、仕事をしないといけないので早々に切り上げる。

作業の方は非常にスムース。良い感じ。気分も楽。
ずっと地下のスタジオで作業してると思うけど、やっぱり気楽なとこで出来たほうが作業ははかどるね。日が当たる当たらないってのも結構重要。
地下にこもりっぱなしだと、日の光に当たったときに感謝の気持ちみたいなのが湧いてきたりして。いや、笑い事じゃなくてね。
あと、自分で構築してるシステムだと、ほとんど落ちることが無いので安心。
そんなこんなで、次の作業は茅ケ崎の家まで来てもらってやることに。

2003 年 10 月 11 日 ( 土 )   Logic

そろそろミックスをしないといけないので、このさい自宅のLogicを6にしてみました。
明らかに家で使うほうが安定していて笑います。

久々に東中野に行きました。
友達が住んでたので、前は良く行ってたんだけど、最近はとんとご無沙汰。
道路の拡張工事などでずいぶん町並みが変わってました。

移転したモダンツールスに初めて行ってみた。
東芝のリボンマイクとか変なものが置いてあったな。
あと、Gates Sta-levelが中身を見せるような格好で展示されてたんだけど、当然ながらRecap済み。新品のオレンジドロップとかに交換されていた。
うーん、そう言うのってどうなんだろう。パーツ変えまくるなら自作したほうが良いのでは?と思ってしまう(結局成功してないけど・・(笑))
オリジナルに近いものに変わってるなら話は別なんだけど。
PultecのEQなんかでも、完全Recap済みみたいなのが売ってるけど、コンデンサーのキャラ次第ってな感じの機材でコンデンサーを新品に変えちゃったら新品の音だろう?って気がするんだけど。そう言う突っ込みは無しなのかな?

*
大宰の人間失格を久々に読んだ。
中学生の頃に読んだときはちょっとした衝撃を受けたけど、読み返してみると普通の話だ。何人かの友達の顔が思い浮かぶ。

2003 年 10 月 10 日 ( 金 )   PTHD問題

Logicにて、またEXSの調子が悪い。音が出なーい。
復旧作業に追われる。なんか設定の問題とかより、HDが詰まりすぎとか、Firewireにたくさんつなぎすぎとか他の問題があるような・・・
Firewireは規格上フルに性能を発揮できるのは二台までだったと思うんだけど、ここでは四台つながっている(笑)30トラック越えると挙動が不審になってくるので、たぶん速度のせいだと思うんだけど、僕が勝手にいじって良いシステムじゃないので、結局このまま使い続けることになってしまった。
(と言うか、管理者が誰もいないというのは問題では???)

そんなこんなで、残りの打ち込みは別なとこでやることにする。

Protools周りで良くわからないことがたくさんあったので、僕のロジック師匠に久々にメールしてみた。
スタジオ建てるらしいじゃないですか、なんて適当な事を言ってみたら、「何で知ってるの?」とびっくりされてこっちがびっくりした。(笑)
場所は下北で、もちろんドラム録り用の部屋は吹き抜けだって。なんて素晴らしいんだー。これは使わせてもらうしかない、と勝手に決めた(笑)

しかし、みなさん景気が良いですねー。
僕、現在銀行の預金残高8円しかないんですけど・・・・(笑)

2003 年 10 月 9 日 ( 木 )   俊太郎さんVocalどり

Vocalに加えて、今回は取り残してあったギターも入れてみました。
激痛でこれ以上は弾けない・・・と言ったテイクが適度に荒れてて良い感じ。
やっぱり、人間は限界ギリギリが一番カッコイイななんて思いました。
スケジュールの関係で、スタジオでとれなかったので、今回はギターアンプは使わずにPODでラインどり。POD->UTC DI->TelefunkenV76->Urei1176つう感じで。
最悪そっちが良い音にならなかったことも考えて、パラってAvalonのDIでも録りました。どうしてもアンプの方が良かったらDIの方の音をアンプから出して録りなおすかなーなんて思って。ま、保険つうことで。

2003 年 10 月 7 日 ( 火 )   マシントラブル

この前の24がちゃんと使えなかった問題で、今日もほんとは録りの予定が入ってたんだけどHDのシステムが予約できなくて延期になった。

いきなり時間が空いてしまったので、最近会えなかった人に会うことにした。
(無理やり呼び出してスマンという感じだが)

昼過ぎから、RiowAraiさんと新宿の喫茶店でお茶を飲む。
ドラムの録りの話や、音楽業界の現状の話などをする。
新井さんは元々打ち込みを始める前はドラマーだったって言うのは知ってたんだけど、箱バンみたいなのからキャリアをはじめたたたき上げの人だったそうで、BGMとしてマンボだとかボサだとか、そういうのを小さい音量で叩くというのが大得意だそうだ。
やっぱり、ストーンズとか昔のロックは小さい音量でちゃんと叩ける人のドラムをコンプでぶっ潰してるから太くて恰好良いわけで、そう言う意味で新井さんにロックドラムを叩いてもらいたい等と思ってしまったのでした。
機会があったら叩いてもらおうと勝手に決めた(笑)

夜はねこぼくの川端・橋本氏と会合。
相変わらずのシュールな会話。そして二人とも妙に顔色が悪い(笑)
そう言う僕もたぶん顔色が悪い。

23日に渋谷の乙でやるストロボリーのチケットを貰った。

友達のバンドどりをリハスタでやることになったので、マイクが足りなくて橋本氏からMD421を2本借りた。

三人で会うと、いつも新宿タワーで待ちあわせて代々木に向かうんだけど、歩いてく途中にある「ひつじや」と言うヒツジ専門料理店がいつも気になっている。
小羊の脳みそとか、コアなメニューがたくさんある模様。

2003 年 10 月 6 日 ( 月 )   引き続き録り

昨日の録りからドラムテックにReach/toeの柏倉君に来てもらっていたんだけど、彼によるとドラムの女の子はキックを踏んだ後にちょっと離すような癖があって、それで低音が凄く出ているんじゃないかと言ってた。確かにそう言うことはありそうだ。
つうか、ドラムのこと何もわかってないな、僕(笑)
なにしろ彼のおかげもあってずいぶん言い音で録れた。
昨日のリストには書いてないけど、スネアをV76で試してみたりもして、やっぱりそれはすごくいい音で録れた。全チャンネルこれで録りたいって言うような・・・

昨日はギターアンプがそれしかないためにジャズコーで録ったんだけど、やっぱ太い感じのクリーンサウンドが欲しいとこでこれはありえないよな・・って話になって、そう言うとこだけベースアンプで録りなおした。
当たり前だけど、太い部分まで出ていい感じ。
やっぱねー、ジャズコーの直でつないでもボスのエフェクト通したみたいなシャーってノイズはやめて欲しいです。バルブノイズみたいなのは気持ちいいと思ってしまうので、単純に趣味の問題かもしれませんが・・・

このギターは音にSM57、相当離したオフにNeumann147を立てて、Tubetechのプリ、コンプにADL1000とLA4で録りました。
なかなか良い音でとれたと思います。

まあそんなこんなで、滞りなく終わる。

打ち上げで、僕がヒツジを食いたいから、という理由で無理やり北海道料理の店に皆を連れていく。
僕がカンガルーポーだというのを知って、メンバーはちょっと驚いていた。
まさかそんな人が録りに来るとは思わんわな。

2003 年 10 月 5 日 ( 日 )   あれ

気がついたら日記を一週間書いていません。

今週はミックスをするために一旦家に帰るつもりだったんですが、俊太郎さんが歌を録ってみたいと言うことで、火曜日は録りをやってました。
痛みをこらえながらの二人きりの収録だったんですが、なぜだかわからないけどずいぶんいいテイクが録れました。ロックって感じの。

火曜に予定が入って、月曜の予定が空いてしまったので、急遽友達の家に行ってマックのアップグレードの手助けをしてあげた。彼は学生時代からの友人なんだけど、現在広告代理店某D通の社員で、筋肉を鍛えていて、変態で、音楽好き。
音楽は好きなんだけど、音楽を私生活やアティテュードのみからうんぬん言う批評が大嫌いなため、そうならないため、より深く音楽を知るために製作に走るという変わった人だ。だけど、本当の批評は作品を作ることでしかなされないと思っているので、それには僕も賛成。
奥さんの手料理をご馳走になって帰る。

水曜はファイルの整理などをスタジオでやって、茅ケ崎に帰宅。
木金は、AUTOPILOTを仮でミックスしてみたりしてた。
あと、位相のことを勉強してたらどツボにはまってしまった。
みんなドラムの位相の合わせ方とかどうやって勉強してるんだ?
周波数ごとに、何センチ間隔で逆相になるとか調べたいんだけど、資料がなく、ドラムのマイキングに関する英文の資料をいろいろ読んだ。
とりあえず、キックに関してはだいたい見当がついたので次のセッションで試してみることにする。

で、本日、自由ヶ丘のスタジオで、プッシュピンという名前の新人バンドの録りをやって来ました。もともと女の子の宅録に端を発しているという変わったバンドで、なぜかその女の子がドラムを叩いているという。トータス以降の若者バンドと言う感じでした。

ProtoolsとLogicの設定だけはうまく行けば楽勝だなと思っていたんだけど、悪い予感が当たって、大苦戦。
思いっきりDAE周りのエラーが出まくって、Logicが落ちまくり。うーん、終わってます。もはや、これまでか、と言う感じでしたが、普段使ってるのがProtoolsHDなので、24Mixからそっちにかえてもらったらすんなり行けました。
うーん、DAEのバージョンの問題とかですかね。こういう問題を回避できるようになるためだけでもProtoolsが家に欲しいと言う気がしてしまいますが、それを買うために働く感じになると本末転倒ですな・・・

今回使った機材は

Drums
OH Neumann U87ai×2->Brent avril 1073->urei 1178
SN SM57->Amek9098->Urei 1176
Kick AKG D112 &AKG C414->Facuslite ISA110
Tom Senheiser MD421
AMB Neumann U87ai

Bass
Countryman DI->Tekefunken V76
MD421->Tubetech MP1A->ADL1000

Gtr
Countryman DI
Shure SM57->Tubetech MP1A->Urei LA4 Black

特に書いてないものに関してはOtariの卓のHA。

と言う感じでやりました。
予算の都合上、スタジオにあるものと自前だけでやるという感じでしたが、なかなか良い感じに録れたと思います。
女の子ドラムということもあって、ソフトなタッチだったんですが、逆にソフトなタッチで撫でる用に叩いているものをコンプで叩いたほうが音が深くなったりするもんで、なかなか良い感じになりました。
まえに、鈴木惣一朗さんにThe Bandのドラムはそう言う感じだったというのを聞いた事がありますが、なるほどやってみるとそう言う感じでしたね。
ただ、状況が許せばもうちょい荒れた感じの真空管のプリとかをスネアに使ったりしたかったですね。どうせならThe BandノリでAltec salt shaker-1567a-438cとか。まあ、贅沢を言うなということで。単に試したいってだけなんですけど。(笑)


明日もスタジオなので、そろそろ寝ます。

2003 年 9 月 28 日 ( 日 )   久々に録り

今日は久しぶりで、オートパイロットのメンバーが全員集まって、金井さんがあげてきた数曲のミックスの試聴会を行った。
普段二人しかいないスタジオに八人位入ってて、なんだか定員オーヴァー感が。

その後に、コーラスどりでfrafoaのちさこさんが来てくれて、録音。
そういえば、このバンドのレコーディングでは女の人が来ると、必ず赤ちゃんを連れているという不思議なことになっている。
赤ちゃんが確実に僕の顔ではなく、髪形に視線を持っていっているのが気になる。

録り終えていなかった兄ヤンのコーラスを一曲あげて、本日の作業は終了。

回復したと思っていたんだけれども、一日中異常な頭痛に見舞われる。
数日前熱が出ていたときも、風邪の諸症状は全く無く、とにかく頭が痛くてぶっ倒れていた感じなんだけど、なにか体がやばいことになっているんだろうか・・・

今週は家に帰ってミックスをするつもり。

2003 年 9 月 27 日 ( 土 )   カサヴェテス

寝まくったせいか眠れなくなってしまい、早朝にカサヴェテス監督の「こわれゆく女」を見たらさらに寝つきが悪くなった。(笑)
カサヴェテスは初期しか見たことが無くて、取り立てて凄いとも思ってなかったんだけど、なんかこの映画はとにかく良い映画を撮るみたいなスタッフの気迫が伝わってきますな。
内容の方は狂気に陥っていく主婦を描いたものなんだけど、カッコに括られた狂気ではなくて、正真正銘リアルな狂気がここにある感じでほんと怖いです。
とりあえず、興味を持った方には寝る前に見ないようにしたほうが良いと忠告しておきます。(笑)

2003 年 9 月 26 日 ( 金 )   寝込んだ

今週頭に魚澄氏が熱を出してスタジオを休み、なんだか僕も風邪っぽいなと思いつつ作業していたら、日頃の無理がたたったのか思いっきり熱を出して寝込んでしまいました。丸二日くらい昏倒状態で眠りこけてました。なにやら目まぐるしく夢を見たような記憶はありますが、何も覚えていない。
やばーい、受け渡しそこねていたファイルがある、と思って無理やり熱冷ましを飲んでスタジオまで行って、電話をかけたら、既に持っていってくれていたのでした。
なーんと。
折角きたので、ちょっとだけファイルのコンバートなどしてから帰ることに。
途中、都立大で練習してたtoeの面々にやあやあ等言って帰る。
もうぶり返すのはごめんなので、明日も一日寝ます。お休みなさい。

しかし、調子が悪かったので、ここ四,五日タバコを吸ってなかったら、車の排気ガスが異常に臭く感じられた。
みんな良く平気で歩いていられるな・・・(笑)

2003 年 9 月 20 日 ( 土 )   ame

彼女が友達の結婚式の折り込みみたいなやつ(なんて言うのか良く知らん)を印刷する用事があったので、出力センターにつきあった。
あるところでは、ちゃんと出力できるけど、異様に値段が高く、あるところでは安いんだけど何故かファイルの途中から半分が白紙になったり意味不明な事になって、一枚印刷するのに1時間以上待たされたうえ、途中で担当者が帰ってしまって別な人に交代する始末。
まともなほうでも、出力にトータル6時間かかると言われたので、この際プリンターごと買ったほうが安いし速いのではと言う結論に至り、雨の中てくてくA3ノビが刷れるバカでかいプリンターを抱えててくてく帰ったのでした。
まさか出力に12時間かかるとは思わなかったけどね。(笑)
しかし、トータルでこっちの方が安かったうえ、そこそこ良い紙を使ったので、ぜんぜん仕上がりがきれいだった。どうなってるんだ?と言うか、そういうもんなのか?

*******
この前書いたジョアンのマイクの件ですが、どうやら414ULSの間違いだったようです。
グリルが銀色と言う事だったらしい(笑)

2003 年 9 月 18 日 ( 木 )   帽子

夕方フライレックの根岸君とお茶を飲んだ。
マンゴーオレなんて言うものを頼んでしまったんだけど、非常に微妙な味であった。
マンゴーも牛乳も好きなんだけどね。
近況報告やリリース絡みの話。

夜は、山下ひろこさんという人の帽子を見に、オートクチュールのファッションショウに行った。奥様方が大量にいるとこに同席するというのはなんだか変な気分。
高級な生地や変わったデザインを取り入れているというのは当たり前なんだけど、「太っている人でも美しく」着られるようになっているとか、こんなファッショナブルなデザインのコートが「かばんに入るくらいに折り畳める」とか、意外に実用性重視だったりするところが面白い。
まあ、それは音楽も同じか。

ひろこさんの帽子はなんかね、外国のやつみたいで非常にカッコ良かったです。
木型からしてオリジナルらしい。リスの胸毛とか不思議なものを使っていた。

日本人は戦争に負けて帽子とヒゲが無くなったと言うのを山口瞳の本で読んだな。
以前は帽子を大量に持っていたけど、最近全くかぶらない。
帽子をかぶる必要のない髪形をしているという説があるけど。
ひょっとしていま帽子を買う余裕がないだけなのか。なにー!

そう言えば、水色のベレー帽をかぶったりしていた、今考えるといろいろな意味で子供の頃はとちくるっていたな・・・。


終了後に川端さんとお茶を飲んだ。

何件か仕事の電話をしてビールを飲んで寝る。

2003 年 9 月 17 日 ( 水 )   コンパ

大学の時の先輩がジョアン・ジルベルトのライブに行って泣いたと言っていた。
僕も行きたかった。
ジョアンはAKG C414と言うマイクが無いと演奏を拒否するらしい。
彼の使っているモデルは銀色の初期型で、今回はギターに立てているのもそのマイクだったらしい。
銀色のモデルはその頃でたC12の復刻版The Tubeと同じダイアフラムを使用している。
最近のモデルは黒い。

昔のジョアンジルベルトの録音とか、すごくヴォーカルがいい感じなので、どんな機材で録ってたのか気になる。U47で歌ってる写真とかよく見るけど、ブラジル時代のやつもそうなんだろうか?
ゲッツ&ジルベルトはA&Rスタジオと言うところでレコーディングしてたらしいので、ちょっと調べてみた。恥ずかしながら、A&Rスタジオってどんなとこか知らなかったんだけど、Velvet UndergroundとかDonovanとかそこで録ってたりするのね。
60年代のスタジオの写真を見つけたんだけど、機材はPultecのEQ数台、Altec 436(コンプ)数台、Altec1567a(ミキサー)って感じでした。全部真空管すね(そりゃそうか)
え?ひょっとして、ヴォーカルも436でトラッキングしてるの?って感じです。
436と言えば、ノイズがひどい、ってのと、ビートルズのベースサウンドしか思い浮かばないんですが、、、、使ってるとしたら目から鱗。
ひょっとすると、僕は決定的にVariable-Muタイプのコンプを通ったヴォーカルが好きなのかもしれない。そのタイプなら何でも良いのかも。LA2A(Optoタイプ)を作ってる場合ではないな・・・
それとは別に以外と1176(FETタイプ)って使えるなって思い始めてるんだけど、これが基盤じゃなくて空中配線だったらもっと良いんじゃなかろうか、等余計なことを考えてしまう今日この頃。
作るしかないのか。

その先輩に、NeveもICを使いはじめた世代のモノは駄目らしいというメールを書いて、回路図を添付したら、5534とか使ってる機種はインピーダンスの関係で電解コンデンサーしか使えなかったりして、その音なんじゃないか、と言う指摘を受けた。
ひょっとして、80年代サウンドって電解コンの音だったの?
(と言うかこれは、僕をコンデンサー道に引き入れようという先輩の罠に違いない)

LangavinのAM16と言うマイクプリはコンデンサー無しの設計らしいんだけど、一体どういう音がするのか聴いてみたい。

来週辺りコンパをしようと誘われました。
コンパ=コンデンサー・パーティー。
コンデンサーの音を聴き比べる会です。
海外からバンブルビーとかそう言う系統のヴィンテージコンデンサーを大量に買い付けたらしい。

村上春樹の「神の子供たちはみな踊る」を読んだ

2003 年 9 月 16 日 ( 火 )   あにやーん

オートパイロット兄ヤンの歌どり。
ロックな感じ。俊太郎さんのボーカルにはノイマンを使ったけど、兄ヤンの方はSM57でやった。
がっつりコンプをかけたらなかなかいい感じ。

某女ヴォーカルバンドのデモを受け取る。トラック製作の依頼。
聴いてみたが非常に難しそうだ。
サザエさんを小津安二郎風にするのは頑張れば可能かもしれないが、ゴダール風にするのは無理だろう。そう言う種類の注文を受けている(笑)
挑戦には受けて立たねばいけない。

島田雅彦の「君が壊れてしまう前に」を読んだ。
彼女が今度島田雅彦の短編にイラストを付けるらしい。
オナニストの話らしい。

2003 年 9 月 15 日 ( 月 )   結婚

友達の結婚パーティーに出席した。
友達は20キロくらい太ったらしく、オペラ歌手の様な容貌になっている。
大学時代の友人は僕ともう一人しか来てなかった。
あとは、出版業界の人ばかり。
押尾学から祝福のビデオレターが届いていた。

ずいぶん彼らとは会ってなかったので、僕がマッシュルームカットからふにゃふにゃのパーマになっていることに、かなり驚いているようだった。
昼間に銀座を歩いていたら、2歳くらいの子供に、「ワンワンだ!ワンワンが歩いてる!」と、指を差して言われた。僕のようなヘアスタイルを見たことが無かったらしい。

いろいろな友達の消息をきいた。
或る友達はヒモ暮らしをしていて、来月くらいから、奥さんについてNYに引っ越すらしい、或る友達はロンドンに留学していて、来年から東大で教えるらしい、或る友達はファッションヘルスの店長になったらしい、或る友達はフリーのルポライターをやっていて年収60万らしい(こいつは貧乏だが、実家は某鉄道&デパートのグループを経営している大金持ちだ)
何故か僕は音楽をやっているというだけで、毎日遊んで暮らしていると思われている。
ヘタするとサラリーマンより働いてると思うがな・・・
面倒なので否定せずにおいた。

2003 年 9 月 13 日 ( 土 )   ひま

急に予定が空いたので夜に海に行った。
強い風で足に砂が刺すように吹きつける。タバコの火が花火みたいに飛び散った。
この時間は引き潮で、砂浜においてけぼりをくった塩水が小さい海を作っていた。
こんな風の中で花火をしている女の子たちがいた。
あてずっぽうに車を走らせていたら道に迷った。

2003 年 9 月 12 日 ( 金 )   は

久々に茅ケ崎に帰る。歯医者に行った。
めでたく新しい歯が入る。

2003 年 9 月 11 日 ( 木 )   ウォルラス飲み

作業をしていたら梅村さんがやってきて、「さっき自由ヶ丘のスタジオでtoeの美濃君に会ったから、美濃君は君の弟子なんでしょ?って言ってきたよ」と言われた。
余計なことを言う人だ。(笑)
機材の話をしていたときに、彼の家のミキサーはもともと僕のだったって話をしただけなんだけど・・・
梅村さんと一緒に、ウォルラスのかおるさんとあきともさんが来た。
みんなで飯を食う。
ウォルラスの次回作はジャケットがなんとTK氏に決まったらしい。
(まだ内緒かもしれないので伏せ字)
かおるさんに同じ秋葉系同士仲良くしようじゃないかと言われる。
僕は断じて秋葉系ではなーい(機材もパーツも仕入れ先はほとんど、ドイツ・アメリカだしな・・(笑))
そして、ウィンドウズはいいぞー、と悪魔のささやきをしてくる。
ブンブンサテライツは彼の布教活動の結果、ウィンドウズに転向したらしい。
とは言っても、ウィンドウズはLogic走らないからな。
かおるさんも元々はLogic+Macの組み合わせでやってたらしいんだけど、コストパフォーマンスの高さからDos/V自作に走り、Win版Logicの開発が中止されてからCubaseに乗り換えたらしい。
そういえば、ブンブンもLogic+Macだったんじゃなかったっけかな。
危ない危ない。
さらには、僕のことをお兄さんだと思いなさいと言われた。
なんとなく、僕もそんな気がしてくる。
なにはともあれ、面白い人だ。

ビール2リットルとウィスキーを飲んだ。
その後に作業をするというのも無理な話なので、やりかけたことだけ済ませて帰る。

2003 年 9 月 10 日 ( 水 )   九品仏

スタジオに行く前に散歩がてら九品仏に行った。
なかなかいいところ。大きな木があるところはいいね。
仏像を見に来ていたおじさんから、印形の事など教えてもらう。
知らないおじさんと仏像の話などすることになるなんて、若いころは想像もつかなかったけど、そう言う歳なのか。

おみくじをひいてみたらなんと大吉。
いま頑張れば、龍が天に昇るように出世するそうだ。
おみくじの中には金色の招き猫が入っていた。

2003 年 9 月 7 日 ( 日 )   引き続き自由ヶ丘

AKOさんが赤ちゃんを連れてきていた。
こどもかぁ〜と言う気分になる(なんじゃそれ)
今日は金井さんが録り。
この前とほぼ同じセッティングなんだけど、ドラムのプリがNeve1073。ギターにTubetech。
スタジオが違うと言うのもあるけど、ドラムの音がまるで違う。
前は確か1081だったけど、ロックのドラムには1073の方がいいなーと思った。
ハイエンドが良い感じに荒れる。
たしか、1081は出力段がクラスA/Bで1073はクラスA。
1081の方がクリーンでレンジ的にはまとまりがある感じ、ソリッド。
1073の方がハイエンドにおいしい歪みがあって、ローエンドが延びている。
そんな印象。ま、ソース次第ですな。
Fletcher氏のマセナリーのカスタムラッキングだったので、一体電源にどんな凄いものが入ってるのだろうと思いきや、なんのことはないタダのLM317。その割に高い金とってるなー。

今日は川端さんの川原のイベントがあったけど、行けず。

2003 年 9 月 6 日 ( 土 )   自由ヶ丘のスタジオでレコーディング

行く途中にどっかから僕を呼ぶ声がするので振り向くと、toe/reachの柏倉君が信号待ちの車の中から手を振ってた。昨日メールが来てたので偶然。

兄ヤンのボーカルとギター、ベース、もときさんのシェーカー等を録る。
ギターを録るときに、
あまりの爆音でモニターがなんのことだかわからなくなるので、ブースの外で弾いてもらったんだけど、ハウりが欲しいのでブースの中に入ってもらったら、ハウり以外の箇所もアンプの前に立って弾いてるほうが全然良い音なので結局全部中で弾いてもらった。
え?こんなに違うのと言う位違うのでちょっとびっくり。
外で弾くのは、PODとかのアンプシュミレーターを通して弾くのに近い音。
やっぱ、ロックをやるならギターのボディーにアンプから出る音が帰ってないと良くないな。

実は、この日は他にもやることがいろいろあったんだけど、俊太郎さんがバイクで事故ってしまって出来なくなってしまったのです。命に別状は無いということで一安心。
ビートたけしのように事故後さらにカッコ良くなって復帰してくれること希望。

いつも気になっていたけど、高そうなので入ったことが無かったてんぷら屋でご馳走になる。

2003 年 9 月 5 日 ( 金 )   はー

一瞬家に帰ってきました。
もはや忙しすぎて、何をしていたか良くわからない。
とりあえず、痩せた(笑)

今週はほとんど魚澄さんにしか会ってない。
あと、梅村さんと金井さん。
ずっと地下で二人で過ごしているのでかなり異様な感じだ。
あえて言うなら服役に近いような気がする(笑)

先週末には俊太郎さんの歌どりをしました。
歌どりの最中に、隣のでかい会議室の様なところに、続々人が集まってきて、PAが設置され、よくわからないファンキーな音楽を爆音演奏しだして困った。
そのうちに、そこに大量の女の子がやってきて、伴奏に合わせて歌いだす。
部屋の入り口にかけてある札を見ると、「ゴスペルナイト 2002 リハーサル会場」とある。
なにゆえゴスペル?そして、なにゆえ2002年なんだ〜!!
心配していた程音漏れが無かったから良かったけど、ひょっとすると俊太郎さんの歌が気持ちファンキーになっているかもしれません・・・

家はまだアップグレードしてないんだけどLogic6はかなり便利になってますねー。
特にオートメーション関連が。
今まで面倒で諦めていたことが、かなり簡単に出来るようになっている。

TDMプラグインだと、飛び道具が少ないので、ESB経由でVSTとか使ってるんだけど、なにげにマルチプロセッサーだと使えないエフェクトがあったり、いろいろ面倒なことがありました。環境が変わるとほんとわからんな。

ヤマハはいつの間に全面禁煙になりました。
これを機に禁煙するしかないのか。
それともProtools買っちゃって家で作業するかな。
それを買うために仕事をしないといけないということになると本末転倒なんだが。
しかし、「禁煙」とかいてあるところに、バケツのようにデカイ灰皿が置いてあるのは一体何故なんだろう?

保坂和志の残響を読みながら家に帰った。
ブローティガンの西瓜糖の日々がいつの間にか復刊されてますね。

歯医者に行くために一旦帰ってきたけど、明日明後日はまた自由ヶ丘のスタジオでレコーディングだー。
そのスタジオ行くたびに、キーボーディストだったり(弾けないのに・・)、マニュピレーターだったり、エンジニアだったりするんだけど、僕のことを一体なんだと思ってるだろう?

2003 年 8 月 28 日 ( 木 )   眠いぜー

久々に家に帰ってきた。しかも今、現在8:30AM。
いまだオートパイロットの作業中。
土日はほぼ徹夜。
月曜には六本木ヒルズで徳沢青弦君に会った。
彼は今、レ・ミゼラブルの仕事をしているらしい。
六本木ヒルズ、入っていきなりあらゆるベンチに禁煙マークが書いてあるのが目に留まる。建物の構造自体が迷宮みたいになっている。これはあれすか、ドンキホーテ方式すか?わかりにくいと、二度三度訪れるとかそう言うことなんだろうか?単純にデカダンなものを目指してるんだろうか?よくわからないが、疲れている時にはかなり行きたくないところだ。
火曜は4D Worldの佐藤氏と昼に渋谷のラジマハールでカレーを食べた。
彼は渋谷に住んでいるのに、センター街を歩くのは久々だと言っていた。
彼は渋谷駅から恵比寿寄りの閑静な住宅街に住んでいるんだけど、外の庭にいつもねこが日なたぼっこしていていい感じだ。渋谷にもこんなとこがあるのねという感じ。
彼と昼にちょこっと会った後、またスタジオ作業。徹夜。
水曜も徹夜。で、今帰ってきたとこ。
今日はかなり大規模なストリングスアレンジを施した。
最近やっている作業は魚澄さんのシーケンスのブラッシュアップ。
MPCとシンセの音がそのままだと、やっぱライブ映えはしても、音源として混ざると浮いてしまうので、UTCトランスの自作DIとV76を通して録音して、ソフトサンプラーでプログラミングし直して、全部のパーツをばらばらにした状態から音作りをしている。
そんで、構成を話し合いながらシーケンスを組んで行っている。
魚澄さんはもともとやりたいことがはっきりしているので、結構やり取りはスムーズに行っていい感じ。ただ、僕が現在の機材環境をさっぱり理解してないので、たまに凄く時間がかかることがある。Waves位しかプラグインが入ってないので、変なことやろうと思っても出来ないし、ハウスエンジニアみたいな人がいるわけでもないから、誰にも聞けないし、勉強をするって時間もないのよ。だから全部勘がたより。
勘が頼りという割には作業が速いと思うけどね(笑)
あー、でも一回Logic6とProtoolsとO2R96のマニュアルを通読したい・・・

多少、危惧していたことではあるのだけど、なんだかこのペースでどんどん仕事が入ってきそうな勢いになってきている。ほっとくとこのまんま一年くらいこの調子でいきそうな・・・。いまのところ楽しいから良いけど、このペースで仕事してて、いつ自分の曲を作るのかと言う感じ。まあ、一回くらいまとまった量の仕事をしてみるのもいいかな、とも思っているんだけど、悩むところ。
つうか、いままでいろいろ断り続けてきて、結局やるのか?
うーむ。

と、ここまで書いて思い出したが、魚澄さんは7:30PMから6:00AM位までスタジオで作業してて、昼間(10時〜6時?)は普通に仕事をしているんだよな。
要はやる気のもんだいか。最近どうも気分が怠けモードだな。

2003 年 8 月 21 日 ( 木 )   休みだ

今日は暇だったので、渋谷に行った。
APの参考にしようと思って、タワーで最近のバンドをいろいろ試聴する。
どれを聴いてもシンバルとか金物系の音が嫌いな感じなので、気が狂いそうだ。

Jeff Beckの新譜にちょっと衝撃を受けた。
クラプトンがYMOのカバーをやってたのと同じくらい良くわからない方向へ行ってしまっている。(笑)

Book1stでドラム関係の本をいろいろ立ち読みした。
ドラムの音作りについていろいろ知りたい今日この頃。

升田幸三の王手を買って帰る。

山口瞳の礼儀作法入門を読んだ。

2003 年 8 月 20 日 ( 水 )   歌どり

今日はまた歌どり。一曲録って編集。
あと、今まで録ったものを仮ミックスする。
やらなくていい事までやってしまったので、妙に時間がかかってしまった。
ちょっと反省。
スタジオのルームアコースティックが変。中域が無くて、低域が異常に出ている。
結局、ヘッドホンでミックスした(笑)
今使ってるのProtoolsHDなんだけど、録りの音はさすがにクリーンな感じに再生してくれますね。ただ、やっぱりプラグインの音はプラグインの音だ(笑)
僕の一番気にしているところでは、VSTだろうがTDMだろうが差がないということがはっきりした。いままで、録りがProtoolsでも、ミックスはNative環境でやってたので、ひょっとするとって期待があったんだけど。
特にコンプはボーカルにかけたくなるような高域がスムースな感じにはなかなかならんね。この辺は今後に期待って感じなんでしょうか。
良くも悪くも、ProtoolsはProtoolsの音だった。
あと、意外にフリーズする。(笑)
ま、ストレスなくプラグインがかけられる環境というのはナイスだし、音に問題を感じてるのも僕のテク不足なのかもしれないけど、コンピューターの中だけでやると、やっぱコンピューターの音になっちゃうね。

2003 年 8 月 19 日 ( 火 )   ねこ

この前遊んだねこがまたいた。
また遊んでたら、どこからともなくもう一匹ねこが来た。
両手でごろごろ言ってるねこ二匹を撫でる。
ねこマスターになる日も近いようだ。

今日も都内で作業。

2003 年 8 月 18 日 ( 月 )   やっと帰ってまいりました

JP510028.jpg

AutoPilotのレコーディングから帰ってきました。いやー、あっという間でした。
結構広いスタジオで、普通に宿泊施設はあるし、シェフはいるし、ロビーにはビリヤード台があるし、一瞬遊びに来たのかと勘違いしてしまいました。(笑)
ところで、ここスタジオの売りは「田園風景に囲まれた最高のロケーションで音楽を」って事なんですが、実は僕の家から歩いていける位のところにあるんですねー。
ってことは、僕の家は田園風景なの?ちょっとショックです(笑)

機材を覚えてるだけ書くと、メインの卓がSSL SL4000G、HAがShepのNeveライセンスのやつ(1081だっけかな)、EQがAPI550,560,Tubetechが二台(型番忘れたPultecのMP1AとMEC5のコピーのやつ)、コンプがurei1176LN Black,1178,Fairchild670,Tubetech CL1b,dbx160X,マイクがNeumanM48,U47など。
僕の手持ち機材がNeumanCMV563,TelefunkenKM56,TelefunkenV72,V76
金井さんのは企業秘密だと悪いんで書きません(笑)

初日は数時間かけてドラムのセッティング。
ドラムの生音に関しては、もうほんとさっぱりわからないので、何も出来ず。
金井さんがぜんぶやってました。つうか、ドラム自体金井さんの私物だし、スネアも数台持ってきてた。なんなんだ(笑)
マイクのセッティングは、スネアの表に421と451、裏に421、キックにD112、各タムに421、OHにちょっとスペシャルなマイク、微妙な位置にkm56、ドラマーの後ろに421、あとキックの補強用にジョンスペンサーのエンジニアに教えてもらったという、相当謎なモノが使われてました。
BassはSansAmp BassDIからV76に突っ込んで、TubetechのコンプとEQ。
ギターは俊太郎さんのがFender Twin reverb Blackface、中井さんのがMarshallの60年代のやつ(型番忘れた)。ギターは両方とも秘密のマイクで集音(笑)
基本的にプリはShep/Neveを使う。
この日は何曲か録って終わり。僕はそんなにやることが無い。(笑)
10時過ぎには作業を終わらせて、酒を飲む。
「僕はもうほんとに全然酒のまないすから」と言いつつ、なぜか連日僕が一番酒を飲んでいた。6時頃まで飲んで、10時くらいには既に起きて作業してたり。
友達にすごく飲むやつがいて、いっつも何で飲まないんだ、って怒られるので、僕は相当飲まないほうだと思っていたけど、一般の人に比べると飲みだしたら飲むほうらしい。前にそいつと一週間飲み続けて、そのしめにウイスキー2本を一人で飲んで、映像がコマ送りになるというのを経験して以来、ほっとくと生命の危機に至るまで飲んでしまうというのがわかったので、今は人と飲むとき以外は一滴も飲まない。
飲まないようになってから、ビール一杯でも酔いが回るようになったんだけど、なぜか10時間飲んでてもその酔い具合が変わらない(笑)

2日目
金井さんが「俺、ドラムのセッティングやったらもういないから」と冗談交じりに言ってたんだけど、そのまさかで全部僕がやることに。
ボーカルはcmv563+M7からV76を通って1176へ。
金井さんが、コンプは全部薄めにしかかけたくないと言ってたので、かなーりナチュラルなセッティングにしたんだけど、もうちょっとかけちゃっていいって言われて結局20dbくらい潰してた。僕好みなんでいいんですけど(笑)
1176はクリーンすぎる感じがしてあんまり好みじゃなかったんだけど、マイクとプリが好きなの使ってるせいか、なかなかいい感じで録れました。いままでsilverのヤツしか使ったこと無かったんで、blackだからいいのかもしんないけどね。
ちょっと欲しくなった。再発もののほうはどうなんだろうね。今度ヤマハの方ではそっちを使うので試してみます。

歌も演奏も、やっぱり巧いので、簡単に良い音でとれて楽しく作業できました。
海外の有名なエンジニアが日本のバンドを手がけて、全然良い音じゃないときがあるけど、それはやっぱりバンドの演奏自体が駄目だからなんだろうね。
特に歌とドラムはうまければ、どんな機材を使ってても、それなりに良くきこえる。
そんなことを実感した。

この日は、夜にWalrusのかおるさんが来た。
なんかめちゃめちゃ話が面白い。
まじで。
みんなが寝た後に二人で朝まで飲んだ。

3日目
この日も僕が録音。なんか、仕事してる感じで楽しいです。
メンバーも含めて、全員が年上で僕としては恐縮しまくってる感じなんだけど、卓前でタバコを吸いながら駄目出ししまくるので、ふてぶてしいと言われる(笑)
なんだかんだで、録りはスケジュール通り。超順調。

たまたまかおるさんが帰ったのに、晩ご飯をキャンセルしてなくて、一食分あまったんだけど、そこへ見計らったようにきりんさんが登場。
この人は、ワールドカップもチケット持ってないのに観戦したりしてるらしく、そう言うのが得意らしい。絶対このタイミングで来ると思ってたよー、とみんなにいじめられる。(笑)

4日目
この日も順調に終わって深夜に帰宅。
おわったー!って気分なんだけど、僕の本当の作業はこれからなんすよね・・・
魚澄さんのシンセをバンドの演奏のタイミングに合わせて編集し直すと言う怒濤の作業が待っている。(主に、これのために呼ばれてることになっている)
あと、ヤマハのスタジオが割と良い機材を使ってるのに、低音が薄くて全体に線が細い感じなのは電源とかケーブル周りを考えてないからだってな事を提言したら、全部僕が作ることに。その他、シンセの修理などもすることに。
例によって何の仕事をしてるのか良くわからない方向へ。

ミックスも数曲やらせてもらえるかもしれない。
マイブラっぽい曲もあったりするので、なんだか楽しそう。
よくある、マイブラ風の演奏を良い音でとりましたって感じのニセモノにはしないつもり。

やー、しかし合宿は本当に楽しかったです。
火曜からはまたスタジオで作業。

2003 年 8 月 14 日 ( 木 )   今日から

レコーディングで合宿なんで日記は来週までお休みします。
たぶん、メールも見れないと思うのでよろしう。

2003 年 8 月 12 日 ( 火 )   もやもやな日々

手塚治虫のぼくはマンガ家を読む。
いろいろと大変だったんだなーと思う。

漱石書簡集を読む。
いろいろと大変だったんだなーと思う(笑)
これは高校生の時に買ったんだけど、なにを思ってこんな本を買ってたんだろう・・・

その他にデヴィッドロッジ/小説の技巧、沢木耕太郎/テロルの決算、ブローティガン/西瓜等の日々、山口瞳/還暦老人ボケ日記、東屋護 編著/ポピュラー音楽へのまなざし、宮沢賢治/注文の多い料理店を並行して読んでいる。
わけがわからん。(笑)
日記を書き始めてから、妙に文体とか句読点の位置が気になるので、内容よりもそんなとこばっかみてしまう。
そういえば、ぼくは10年くらい前に「(笑)」を使うのはなんだかオタクっぽくて気持ち悪いと言う指摘を受けて以来、へんなコンプレックスを感じつつ使い続けているんですが(笑)なんでこんなに「(笑)」を使うんだろうと自問自答してみたところ、僕は普段そうとうブラックな事ばかり言ってるらしく、それをその場のニュアンスで笑いに持っていってるので、そのまま文字に起こしてしまうとすごくいやーな事を言ってる人になってしまう。それを緩和するために(笑)を入れてるみたいですね。
友達もインタビューでギャグで「あいつら駄目だよねー」なんて事を言っちゃったら、それが活字になって来ると、本当に嫌いで言ってるみたいにも見える様な感じになっちゃって、ファンの子からいろいろ言われたなんて事があった。
話し言葉と書き言葉は同じように見えてずいぶん違うのね。
歌詞というのもまた、その両方の中間みたいな感じでどちらとも違うので難しいね。

上の本以外にも最近本屋に行くと歴史関係の本を立ち読みしてしまう。
ジュリアスシーザーはかなりのナルシストだったらしいが、若はげになってしまったので、いっそのこと、と残った髪も含めた全身の体毛を毛抜きですっぱり抜いて、オイルを塗っててかてかにしていたらしい。変態じゃーん。
そんなところばかり拾い読みしてしまう(笑)

*
頼まれてたマスタリングを一件終わらせる。

2003 年 8 月 10 日 ( 日 )   ヤマハ

オートの魚澄氏と待ちあわせてヤマハのスタジオに行く。
ここで録りをすることはあまり考えて無いらしく、Protools以外なーんもない。
歌のダビングとかすることになったら、機材は全部持ち込みになるんかな。
この前のプリプロのデータで使えるところを金井さんに教えてもらいながら編集。
Protools Softwareなんて使うの超久々なんで、さっぱりわからんぜ。(笑)

金井さんは、この分だと、俺いなくなっても大丈夫かな、など不吉な事をつぶやいている。そして、梅村さんはDJ.Shadowなりたい、と意味不明なことをつぶやいている。
わけわからーん。

時間があったら歌詞が出来たので仮歌を入れたいってことで、俊太郎さんが来てたんだけど、とりあえず今日は編集のみで飯を食いに行く。
花火大会で道路が大渋滞。ビルの谷間から見える花火がきれいだったな。

品川で飯を食ったんだけど、いつの間にか品川駅周辺がサイバーな感じになっていてびっくり。
10年前までなーんも無かったんだけどな。
大学時代の友達が、品川に新しく出来たマンションを買うって言ってたけど、ひょっとしてここ?ゲゲ、マジかー。

そういや、金井さんはいつの間にかaMと言うユニットでソニーからCD出してんのね。
しらんかった。人の音楽を作る合間に、自分のやりたいことをさくっと作ってるってスマートだな。僕もそうありたい。

2003 年 8 月 9 日 ( 土 )   その歴史と現状

本屋に行くとどうでも良いような雑誌まで立ち読みしてしまうような癖があるんですが・・・
なんとなく今日は、BURRN!を読んでみました。
ジャーマン・メタル〜その歴史と現状・・・
タイトルが最高だなー。(笑)
スコーピオンズ、アクセプトから現在に至る長い道のりが網羅されていました。
中学生の時に、友達がこれ最高っていって、アクセプトを貸してくれたんだけど、こりゃ爆音で目覚ましにいいやってことで、タイマーをかけて朝ならしてたんですよ。
僕はそれでも目覚めないくらい寝起きが悪いんだけど、ある日、母が廊下でらっきょうをつけた瓶を割ってしまって、メタルがガンガン演奏されているライブハウスで異常ならっきょう臭がするという夢を見てしまって、それ以来メタルを聴くとラッキョウの臭いを思い出してしまうんですよね。ははは。


そういえば、Litopsの新譜にメタルが入ってましたね。

2003 年 8 月 7 日 ( 木 )   neko

散歩中に猫と戯れた。
やたらと愛想のいい猫で、前に進もうとすると、にゃあにゃあごろごろ言って行く手を阻まれてしまう。
しかたないのでしばらく付き合った。
ズボンが毛だらけ。

家の前に植えてあるとうもろこしが、しばらく見ないうちに僕の背丈よりも高くなっている。
夕方になるとその上をこうもりが飛び回っている。

小沢健二のEclecticを聴いた。ヒデノブ・イトウ氏の歌モノを思い出す。

2003 年 8 月 5 日 ( 火 )   熱帯だね

秋葉原に行ってマックを静かにするためのファンを購入。
突然の豪雨にみまわれて、しばし雨宿り。
去年も東京はこんな感じだったなー。
昼間はかんかんに照ってて、夕方になると雷を伴った土砂降りの雨。
これってひょっとして、熱帯雨林気候ってやつじゃないの?

渋谷に行って靴を購入。
なんだかもう一押し無いと購入に踏み切れないな、と言う気分だったので、
もうちょっと安かったらなー、と言ってみたらディスカウントしてくれた。
デパートでまけてもらったの、はじめてなんですけど(笑)
こういうことって普通にあることなのかな?

ちょっと得した気分で帰宅。
マックのファンを替えたらパワーブック程度に静かになった。
これくらい静かだと録音するときも気にならないけど、
まだ静かにできる気がする。

2003 年 8 月 4 日 ( 月 )   本当に渋谷は暑い

会う予定だった人と会わなくなったので、急に予定が空いてしまい、たまたま渋谷にいたIさんと渋谷のRaj Mahalでカレーを食べる。
スタン・ブラッケージという人のフィルムのフライヤーを撒きに行く途中だったらしく、いろいろと話を聞く。音楽が無いのに音楽っぽい映像らしい。
興味を持ったので、すぐに見たいと思ったけど、上映は11月。忘れそうだ(笑)

夕方に「ねことボクシング」の橋本氏と新宿で会い、中村屋でカレーを食べる。
恐山に行ってきた話や、知り合いが5年間アフリカのシャーマンの元で修業してきた話、バンドのメンバーの変わった性癖の話などいろいろ興味深い話を聞く。
なんとなく、変わった人が集まってくるのは僕の周りだけでないということに安心する。(笑)

彼がねことボクシング以外にやっている、「ナナコ」と言うバンドは、非常にナイスなバンドなんだけど、一度ライブを見たっきり、なにかやったという話を聞かない。
一言で言ったら、サイケかなー?変な人達が普通のロックをやろうと思ったら、なにか変なフィルターかかって出てきちゃったみたいな。
しりあがり寿の弥次さん喜多さんがバイブルとしてメンバー内で回し読みされているという噂を聞いたけど、まあなんというか、そう言うバンドですよ(笑)
また見たいなー。

2003 年 8 月 3 日 ( 日 )   たまには服でも買おうかな

と思って、渋谷〜原宿辺りをぶらつく。
まだこの時期でも微妙にバーゲンてやってるのね。

異常な熱さにへろへろになりながら、原宿へ行ったら体感出来るくらい温度が違って笑った。
渋谷は熱すぎる。人間の行くとこじゃないな・・・・
去年まで彼女が池尻に住んでいたので、僕も半分くらいその辺りに住んでるような感じになっていたんだけど、なんだか体調が悪かったのはこんなところにいたからなんじゃないか、と思ったりした。
意外にそこにいるときは気づかないもんだよね。

秋になったらPaul&Joeのシャツとか着たいな、と思ってたので見に行ってみたんだけど、なんか、春物ほど良く感じられなかったので買わずに帰る。
実は懐に余裕があるわけでもないので、「あの葡萄は酸っぱいに違いない」ってな具合で良くないと思ったのかもしらん。(笑)

パルコブックセンターで鈴木惣一朗さんに偶然会う。
前々から、二人でなんか作りましょうなんて話になっているんですが、なんだか全然進展しなくてごめんねー、など謝られて恐縮。僕の方が頑張らなきゃいけないのに、気を使わせてしまって申し訳ないな・・・。
もっと頑張らねばー、と決意をあらたにして寝る。

2003 年 8 月 2 日 ( 土 )   またまたスタジオ

今日は自由が丘のスタジオでミーティング。
すでにご察しのかたも多いかと思われますが、今月から来月にかけてやることになってるのは、オートパイロットというバンドです。なんだか今回はフルアルバムということもあって、メンバーに「やってやるぜ!」ってな気迫が満ちあふれています。いい感じです。
今回のプロデューサーのメンバーウオズミ氏とヤマハの梅村さんと、今回僕がやることと、アルバムの
方向性について詰める&スケジュール調整。今月は土日と平日深夜は忙しいような感じになりました。
関係者各位、よろしくお願いします。(笑)

次のレコーディングはSSLの卓、初体験。
わかるかなー、まあやってみればなんとかなるっしょー、と楽観的に行くことにする。

メンバー帰宅後、梅村さんと熱い音楽談義をして帰る。
なんだか最近面白い人にいろいろ会ってるなー。

2003 年 8 月 1 日 ( 金 )   今日はお芝居のPA

やー、大変でした。大変だろうとは思ったけどここまで大変とはな・・・・

お芝居のイベントは、お芝居だけじゃなくて、途中にコントの人とかドラッグクイーンの人とかバンドの人とか、僕のDJとかいろいろ挟むようなハイブリッドな形式。
PAをやりながらのDJなんで、どう考えても時間が無いと思い、念のため早起きして1時間分くらいあらかじめ選曲してHDに突っ込んでおく。

練習は早稲田の新しい学生会館。新しくなってからいくのはじめて。
なんと、全面的に禁煙になってて喫煙スペースが出来ている(笑)

劇団やってるひとって、挨拶がしっかりしてるよなーなどと妙なことに感心しつつ、
練習をちょこっとみて渋谷のクラブに向かう。

そんなことになるんじゃないかと予測はしてたんだけど、持ち込まれる予定になってた吊るしのマイクが無くて、全部58でやることに・・・・
どう考えてもこのマイクで十分な集音はできないだろー、って感じだったけど、フロアにも2本立ててどうにか対応。役者の声がでかいことに救われる。

今日のゲストは音源持ち込みって人が多かったんだけど、芝居も含めてセリフがきっかけになって音源をポン出しするってのが多くて、今日はじめて台本を見て合わせる感じなのでほんとに大変。
しかも、セリフを間違えたり、アドリブで違う方向にいっちゃったりするからね、もうわけが分かりません。人によっては、セリフのこのタイミングでポーズ、次の動きでポーズ解除をやってくれなんてのもあったんだけど、小屋のCDがCDJだったので、ポーズするとぶちぶちノイズが入ってくるんだよね。
だから、ポーズ+Cut Out、ポーズ+Cut Inみたいな大変なことに。
で、それをやりながら次の転換に流す曲を選曲みたいな・・・・
それをオールナイトでやってきました。

途中からヘルプをしてくれる人が来たからどうにか乗り切れたようなものの、人のバンドにヘルプで参加してぶっつけでライブをやるような感じで、本当に神経がすり切れましたね。
イベント自体は凄い盛り上がりで、いろんな人と知り合いになれて面白かったです。
ドラッグクイーンの人にイベントに誘われる。
「あたし、こうみえてもノンケだから怖がらなくても大丈夫よー」なんていわれました(笑)

2003 年 7 月 30 日 ( 水 )   いえい

今日は誕生日だというのに、朝から電車に乗って阿佐谷のスタジオへ。
大学のころ一緒にバンドをやってたやつが阿佐谷に住んでいたので、一時は頻繁に行っていたが、ここ最近はご無沙汰でした。相変わらずねこが多いねここは。祭りがあるらしく、商店街にいろんなものがぶら下がってた。

ダブルフェイマスのレコーディングは事前に何も話を聞いてなくて、なんだかダブっぽい事をやるクリエイティブなミキサーが来るらしい、と言う事と、青柳と言う人が曲を作ってるらしいと言うことしか聞いてなかったんですが、青柳ってリトルクリーチャーズの青柳さんじゃないですか・・・
それを知らない僕ってどうかしてるな。
そして、ミキサーはドライアンドヘビーの内田さんでした。
なんだかね、音楽が好きって雰囲気がスタジオにあふれてていい感じでしたよ。

で、僕が非常に気になる機材の方ですが、ここはナーイスなセレクションでした。
Telefunken,Altec,Western,Gatesなど他ではあんまり見ないようなのががんがん積んであります。
Telefunken V72は50dbまでいけるように改造してありました。
どうやんのか教えて欲しいものだと思ったけど、その日はTechの人が不在ってことで分かりませんでした。たぶんね、一段目のカソード抵抗の数値をいじればいいんだと思うんだけど・・・違うんかなー、誰か分かる人いたら教えて下さい!

この日は中国楽器のレコーディングだったんですが、全体を狙うような感じで、ダミーヘッドと、Westernの鉄仮面がステレオで立ってました。こんなもの、実際に使ってるのはじめて見た。
あとは、琴だけオンマイクで57が立ってたかな。

僕はたいしてすることもないので(笑)早々に切り上げて夕方には表参道の美容院に選曲の納品に行く。寝ている間にめでたくクルクルパーマになっている。

帰宅途中にお芝居の劇中の効果音を受け取り、帰宅後電話で指示を受けながらHDで編集。

そんなこんなで誕生日が終わりました(笑)

2003 年 7 月 28 日 ( 月 )   久々に30時間以上仕事をしている

昼に、茅ケ崎に帰る。
CD二枚分選曲の仕事をする。方々に電話。
録りをやるバンドのプリプロのCDが届く。
同封された手紙に「夜露死苦」と書いてあった(笑)

土曜にやったプリプロのブラッシュアップをするために急遽都内に呼び戻される。
和楽器や中国の楽器に詳しい現代音楽家の鈴木氏が、奏法や記譜の指南役として登場。

一体誰の音源をやってるのかよくわからないまま、作業していましたが(笑)、どうやらダブル・フェイマスと言うバンドらしい。
アルバム収録予定の他の曲を聴きましたが、リアルに南国感が出ていていいかんじ。

もっと時間があればいろいろやりたかったけど、別な仕事もあるので帰宅。
現在、29日の1時半。へろへろなのでちょっと寝ることにする。
でもちょっと寝てまた仕事だー。今週は寝られない予感。

金土にオールのイベントのPAを挟んで前後にレコーディングがあるんだけど、果たして生き残れるのか・・・
と言うか、なんで忙しいときと暇な時にこんなにギャップがあるのか?
忙しいオーラが出てるとしか思えん。
お金の入ってくるオーラを身に付けたい。
なんだか言ってることが支離滅裂ですまん。意識が細切れ気味。

2003 年 7 月 27 日 ( 日 )   なんだか秋っぽい天候でしたね

国立科学博物館に江戸大博覧会を見に行ってきました。
広告に「根付け」があるようなことが書いてあったので、たくさんあるのかなーなんて期待していったんだけど、あんまり無かった。
代わりに、からくり人形とか、人体解剖図とか、不思議なものがいろいろありました。
平賀源内のエレキテルが展示してあったんだけど、解説によると、電池にトランスを接続して電圧を上げただけのものらしい。
これを体に接続すると悪い気が抜けて健康になるって話なんだけど、普通に感電だよねー。
弱い雷に打たれたようなもんか?
実験された人はお気の毒。びりびりしびれてるイラストが横に添えてありました。
本人は健康器具として開発したのに、主に見せ物として普及してしまったらしい。(笑)

鈴木春信の絵が数枚展示してあったな。

所々用事を済ませて帰宅。

友達が外国人と結婚した。
女の子なので、名字がいきなり日本語じゃなくなるんだけど、それってどんな気分かな?
など考えながら寝る。

2003 年 7 月 26 日 ( 土 )   いつの間にか日付をずらして書き込んでしまっている(笑)

P嬢来宅。UAの後輩だかの曲のプリプロの仕込みをする。
中国の楽器をいろいろ入れるとかで、一応こんな感じってのをシュミレーション
する必要があったんだけど、あいにくHDにそう言うサンプルがほとんど入ってない。
と言うか、僕はミュージシャンであってエンジニアでは無いのだ、と言う固い決意の元
自分が使いそうにないサンプルは全て削除していたのであった。
とか何とか言って、結局やってしまうので、仕事に支障をきたしてるだけじゃんね。(笑)

明日(と言うか今日)はお芝居のPAの打ちあわせ。
月末は通し稽古からつきあって、そのPAをする。
来月は頭から、某バンドのレコーディング。担当はたぶん録りと打ち込み。
MIXもちょこっとやるかもしれないけど、メインはスーパーカーのディレクターを
やってたK氏。今回はアルバムなので、かなりの長丁場が予測される。
自分のアルバムの製作中に人のアルバムを作ってる場合か、と言う話があるが(笑)
まあ、たのしきゃOKでしょー、と言うことにしておこう。
でもなぜか、忙しいほうが、逆に曲製作がはかどるという事もあるので、がんばりまーす。
もしかして、僕の次回作を待っててくれてる人がいたら、すまんがもう少しまってくれー。
絶対に良いものを作るので期待してて下さい。

2003 年 7 月 25 日 ( 金 )   歯医者にいった

歯医者の先生、自分とそんなに歳がかわらないと思うんだけど、なぜか治療中になると、
話しかける言葉が赤ちゃん言葉。
自分はおいといても、この人、お年寄りとかオジサンに
対しても多分同じなんだろうなと思うと非常に気になる。癖なんだろうけど。
でも、なかなか良い感じなのでしばらく通うことにする。

子供の頃にかかってた先生は、ちょっと神業的に巧かった。
子供が待合室で寝ちゃったりすると、寝たまま治療して、起きたころには全部終わってるという。
歯に詰める銀歯なんかも、普通は外注してるらしいけど、その先生は自分でやってるらしかった。

そうかと思うと、去年行った歯医者は、自分が詰めた歯が下の歯に当たるからって、
いきなり健康な歯を削り始めてびびった。そりゃないっしょー。
どこの歯医者がいいとかって、データーベースがあったら良いのにな。

なんだか巷では、総裁選がどうこうって盛り上がってますな。

小泉総理の詭弁に対抗するために、どっかが上祐を担ぎ出さないかな(笑)
いろいろな意味でいい勝負だと思われる。

2003 年 7 月 24 日 ( 木 )   結婚

大学時代の古い友達から電話がかかってきた。
9月に結婚するらしい。最近会ってない友人の消息を聞く。
結婚して子供が出来て家を買ったり、大学時代からつきあってた女の子と別れて
落ち込んでいたり。みんな、相変わらずと言う感じらしい。

*
お芝居のPAの相談をする。
簡単に引き受けてしまったが、良く考えると声を遠くから集音することとか、
普段あまり考えたことないな・・・・ははは
レコーディングとはずいぶん勝手が違うらしいと脅しをうけたけど、まあ、どうにか
なるっしょー。(笑)

2003 年 7 月 22 日 ( 火 )   LA2A

ようやくコンプの音が出るようになった。
僕は、某所で手に入れた実体配線図をもとに配線してたんだけど、
あるパーツが真空管のソケットの真ん中に配線するように書いてあって、
何の疑問も持たないでそこにつないどいた。
回路図をみてみたら、そのパーツはアースに落ちることになってるんだけど、
ソケットの真ん中の部分てもともとアースに落ちてないのね・・・
とりあえず、回路図通りに配線したので、一応音は出るようになった。
だけど、ノイズがバリバリ。(笑)
配線が間違ってるのか、ヘタなのか、アースを落とすポイントがおかしいのかまだ不明。
回路図通りならOKと言うことではない、ってことを身をもって体感する。
ってことはさー、ヴィンテージ復刻モデルなんつって、新しく出てるやつも、
回路図で見たら同じ働きをしてるとしても、全く別物だと思ったほうがいいってことだよね。
それはなんとなく、フェンダーの復刻アンプが、オリジナルと全く違うので、わかってたけど。
らちが空かないので、真空管を基本から学んでみようと思います。
まあ、いつまでこんなことをやっていても仕方がないので、曲つくろっと。

どうも、打ち込みモノって音は良くてもつまらないものが多いなと思うので、あえて
鼻歌から曲を作ってみようかと思う。
どこまで行っても音楽は体の動きと歌心と思いたい今日この頃。
しばらくは、音楽は哲学&数学の延長と言う考えを捨てようと思う。

アリゾナ州のサプライヤーからパーツのカタログが届く。

2003 年 7 月 21 日 ( 月 )   海まで散歩した

茅ケ崎の海にもイソギンチャクがいるんだね、知らなかった。
久しぶりに突っついてみました。
近所に住んでるおばさん連中が、今日のみそ汁の具にするなんて言いながら、カニを捕獲していた。
釣り人が小さい鮫を釣り上げていた。
そういえばこの間、何の肉だか知らされずに、いるかを食わされたことを思い出した。

帰りに本屋による。
サリンジャーの最初の奥さんはスパイ時代に偽装結婚したナチス要員だったと知る。
マジか!?
ゲルマニウムトランジスタは80℃位の熱で死ぬ事を知る。

2003 年 7 月 20 日 ( 日 )   カレーを作る

comp.jpg

ひさしぶりにカレーを作った。
作り始めてからカレー粉が無いことに気付く間抜けっぷり。
適当にコリアンダーとかクミンとかを入れてお茶を濁す。
味の方はまあまあ。

市販のヨーグルトの代わりにカスピ海ヨーグルトを入れてみたけど、
こっちの方が良いかも。
なんか、市販のやつってジャムとか甘いものに合わせるように味が調整されてる気がする。


ここしばらく、LA2Aと言う古い真空管コンプをコピーしようとしてるんだけど、
どうもうまく行かない。
まあ、素人がいきなり作って簡単にできるもんじゃないとは思うんだけどさ。
とりあえず、真空管が点灯するという所までは行ったけど、全く音がならなーい。(笑)
回路図とつきあわせて信号ラインの確認だー。めんどくさーい。
しっかし、金がないとなんでもやるね。
すぱっと現金で40万払えるなら買っちゃうと思うけど。
でも、40万あったら4台分パーツが買えるから、4台作るかもな(笑)

今日は、ライブに行こうかなと思ってたんだけど、結局行かずじまい。
そういえば、ジョアンジルベルト来るね。行きたいなー。

2003 年 7 月 18 日 ( 金 )   日記完成

三日坊主どころか作る前に終わってしまいそうな勢いでしたが、なんとか人の助けを借りて書き始めるところまではたどり着きました。って、そんなに大げさなことなんかい・・・

思いついたときにぽつりぽつり書いてみようかと思います。


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