ニセライト・オブ・ウツノミヤ物語(The Story of "Niserite of Utsunomiya")

 〜コクサン・ギター史に燦然と輝く!?フェイク・ギターは、こうして誕生した。

第7回 塗装を剥がしてナチュラルに

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○どうも、御田です。

三連休はよく働いて、右手親指にマメが(笑)。
なぜ? サンドペーパーで……。(後述)
> > あ、それから歯車の中にM……じゃないNのブランドマークも

> はい、それは大事大事!(^^) 歯車Nマークも必須ですね。
> デザイナーさん、ジョーダンを理解して安くやってくれないかな(笑)。

こいつがビール3本でOKでした。けっこう面白がってやってくれた。
インレタで、Niserite。Mita……は、エナメル塗料で手描き(笑)。
近くでよく見ても「本物」です(大笑)。

で、そうなると便器色が気になり、剥がすことに。
どんな木地になっているか知りたくて。ラワンならラワンのままでいい(笑)。
で、8割くらい、荒めのサンドペーパーで剥いたところ。
表面、裏板はシナベニア、中がラワン合板と複雑。
すっごく疲れた。あー、指が……(笑)。

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○どうも、御田です。

> > もうひとつはオイル・ステイン仕上げ。家具によくあるやつでギター
> > にもありますよね。これだとSGっぽい感じになりそう。こいつは
> > 家具屋に聞かないと。

> なるほど。ただその場合は、木がどんな具合かがけっこう問題になりそう。

この際、むしろ「恥ずかしい木」をアピールしたい。
日本のギター史に残るバッド・コピー品の改造機。
表のシナベニアは一見アッシュのような(笑)。
しかしそれは1.5ミリくらいでその下はラワン。これが泣けるので隠さない(笑)。
で、ニトロセルロース・クリアラッカー仕上げ、あるいはオイル・フィニッシュでいきます。
色づけはしないほうがイキのようで。ではでは。

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○どうも、御田です。

> なるほど、色はその方がいいかもしれませんね。

昨日、「サンディング・シーラー」(水飴状の下塗り剤)を塗りました。
それはいいんだけど、夜乾いたので部屋にいれて……。
で、今日はシゴトでアサイチで八景島に。朝5時半起き、11時半就寝……。

ところが夜中、咳き込んで目が覚めた。
そうです、有害な溶剤がまだボディから立ち込めているわけで(笑)。
要するに、軽い?シンナー中毒になったわけ。
昼すぎ、無事にオシゴトは終了しましたが。
ではでは。(咳き込む(笑))
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○どうも、御田です。

昨日、風は強かったけど、湿度が50%以下だったので、トップコート(上塗り)を強行。
もちろん中毒にならないようにマスクつけて。昼から1時間おきに、5回薄めに吹きました。
乾燥を待つ間にリフレット。1200番のペーパーで、フレットを研ぎだし、ツルツルに……。
来週はいよいよ組み立て作業です。
もっとも塗料が完全に乾くには2〜3ヵ月かかります。ではでは。

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ヘッドセンター部分に堂々完成したニセライト・ロゴ。メインはインレタ使用、 「オブ・ウツノミヤ」部分は手描き。

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モズライトには、ヘッド先端のベンチャーズ・ロゴも欠かせない。とはいえ、ニセライトはニセライトであって、モズではない。
というわけでつけられた手描きロゴがこれ。やったー!(^^)/

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尖っていたフレットもサンドペーパーなどでていねいに磨き、“Mitachan”のニセライト作りもいよいよ完成へ。

○文&構成:iemura

最終回に続く・・・・。