<2003.03.31 K.Kotani>filminutes!


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2003年3月31日

filminutes!



   3月29日、大阪国際交流センター小ホールにおいて、 「recopacco shortmovie festival 2003 filminutes!極短編作品上映会」がrecopaccoの主催で行われました。15人(組)の作家の25本の短編映画が上映され、内17本がアニメーションでした。ぶっ通しで2時間半に渡る上映でしたので、途中で休憩を入れた方が良かったかもしれません。最初にオープニング映 像(ちょっと長め)があり、最後に各作品をもう一度紹介するエンディング映像が流されました。当日の上映作品を再確認する為には良かったかも知れません。最近はパソコンの普及で製作環境が非常に充実しているせいか、どんどん新作が制作されているようで、始めて見る作品が大半でした。ただあまりどんどん作れてしまうせいか、題材として「熟成」する前に作品として作ってしまったと思える作品が多く見られました。何かアイデアを思い付くと、そのまま作品として製作・完成させてしまい、「はたしてこれでええのか」「自分の作りたいのは本当にこれか」という自分への問いかけをする前にすでに心は次の作品に向かっているような気がしました。印象に残った作品としては、実写ですが光と影・人体へのスライド投射を旨く使った「赤ノ記オク」(Kikuko Uesaki)、セル、人形、ドローと作風を使い分ける井村剛の一連の作品などでした。パンフはカラー印刷で写真入りで良く出来ていましたが、会場日時が入っていない所をみると、この後同一プログラムで各地で上映されるのかもしれません。

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