<2003.11.30 K.Kotani>横浜動画倶楽部 in ジャングル


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2003年11月30日

横浜動画倶楽部 in ジャングル



 11月29日、「横浜動画倶楽部PRESENTS 自主アニメ特集」が大阪日本橋ジャングル1F インディペンデントシアターで開催されました。上映作品は7月の横浜の上映会からセレクトした7作品。といっても、上映時間は2時間近くありました。
 まず、「激倒!ドミトル」(無敵動画堂)は、TVアニメの1シリーズを、予告編集+最秀回という構成で39分に圧縮して表現するというアイデアが成功。(というか、この頃のTVアニメはその程度でOK?)動画がやや稚拙という部分もありますが、「ヤヤウケ」
 また、「ぼくが作った愛のうた」(ばれんたいん工房)はきっちりした作り込みと人形のていねいなアニメートが良い。ただ音の表現はもう少し控えめな方がいいかもしれません。
 「1 minute animation Vol.2」(アニメーション80)は各一分のアニメーションを「黒丸から黒丸」までという事でつないでいくという作品で、各パートともに贅沢に作り込まれた作品でした。(でもどうみても一分におさまっていない作品もあったようです。計った訳ではありませんが)
 「宇宙のからくり侍」(中林 圭、総合奉仕事業団)はCGアニメコンテストでおなじみの作品です。話が少々見えにくいのが唯一の難点か。
 「東京アニマラソン」(高松洋平)は、動物の着ぐるみを着て動物のように走るという珍競技を今敏風ちょっとジブリ添えの高作画画質でリアルに表現、アマチュアの域は完全に超えた作品でしたが、競技の部分と実家(?)の応援部分でキャラクターの「息づかい」のようなものがもう少し表現できていれば、どえらい作品になったかもしれません。観客席からおもわず拍手が。
 「ほうほう日記」(ほうほう日記プロジェクト)は本日一番の作品か。わずか二ヶ月の制作期間で、これだけの「表現」ができるというのはたいしたもの。「映画」で「世界」を表現していました。この作品にも観客席から拍手が。
 「スキージャンプ・ラージヒル・ペア」&「新技テスト飛行」(真島理一郎)は、広島のフェスティバルでも予選を通過した爆笑作品。
 観客やや少なめなのが残念なくらい、贅沢な自主アニメ上映会でした。なお、来年の7月4日には、横浜で次回の大動画上映会が予定されています。



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