<2005.05.08 K.Kotani>Black Box Animation Vol.3


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2005年05月08日

Black Box Animation Vol.3




 5月8日、南森町のcafe & bar & gallery 無花果において、第三回となる「Black Box Animation」が行われ、会場は満員の観客で大いに盛り上がりました。今年は昨年の上映会で観客が押し寄せ入りきれなくなった事から予約制となりましたが、それでも会場は満席となり蒸し暑い中での上映となりました。
 会場には主催の青木香さんの作品原画などの展示も15日まで同時に行われています。
 上映作品は7人の作家の8本の作品で約45分の上映でしたが、影絵+紙の透過質感を生かした表現の伊藤愛子作品「渡り馬ノ季節ニ・・・・」と、「あんたは悩みはないのか!」「ないです」としか言い様のない「日常の中で、頭の中で、HAPPY TIMES!!!」(サキタマルヲ)が印象に残りました。
 各作品とも細部に渡るまできちんと作りこまれ、仕上げもていねいで、特に各シーンを一枚の「絵」として見た場合は非常に高品質に仕上がっていますが、映画(映像)として見た場合の時間軸の使い方、アニメーションとしての動きの質感表現としてのクォリティに今後の課題があるようです。(その点では、人形&クレイアニメのオカダシゲル「Plug」は動きのコントロールが無駄なくされていました。NHKのプチプチアニメで放送しても違和感なさそうです。)
 「Black Box Animation」は来年からさらに大きな会場で開催される(やる)そうなので、今後に期待したいものです。

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