2005.11.12 K.Kotani>
ドイツアニメーションフィルム展
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月刊近メ像インターネット
2005年11月12日
ドイツアニメーションフィルム展
2005年11月5日から28日まで、大阪梅田の梅田スカイビル空中庭園展望台にて、ドイツアニメーションフィルム展が開催されています。(10月に京都精華大学と京都ドイツ文化センターで開催されていたものと同じプログラムの様子。)内容は作品に使用された人形やセット・原画などの展示と作品上映です。(京都ドイツ文化センターではフィルムの上映でしたが、DVDによる上映でした。)
展示では貴重な素材がさり気なく並べられ、最近写真撮影禁止とか係員が厳重に監視の目をつけている展示に慣れているせいか、「ええのかな」という感じでした。人形の骨格も展示されていましたが、いずこの国も同じような構造です。
上映作品は、油絵とフィルム・ペイントを組み合わせた「ESCAPE」(キルステン・ヴィンター)が印象に残りましたが、人形・立体のアニメも多くありました。なんとなくシュヴァンクマイエルっぽいのは隣国のせいもあるのか、最近の全体の傾向でしょうか。ところで、上映がワイドスクリーンになっていましたが、本来スタンダードで製作された作品をワイドTVのように左右に引き延ばして上映していたようです。まあ最近のワイド画面はうまく工夫されていてキャラクターが横長になるという訳でもないのですが、アート系の作品ではオリジナルの縦横比で上映すべきではないかなと思いました。
kotani@mx1.nisiq.net