2005.11.29 K.Kotani>
animation soup in 尾道
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月刊近メ像インターネット
2005年11月29日
animation soup in 尾道
11月26日、広島県尾道市の旅館松翠園大広間にて、「アニメーションスープ上映会〜おのみち 駅よこ 大広間〜が開催されました。
会場となった旅館松翠園は尾道駅北口の目の前に有る山腹にそって建てられた古い旅館で、階段をどんどんあがっていった先の離れの大広間が上映会場となりました。大広間からは尾道港から対岸まで一望で、紅葉も映えてなかなか眺めがよろしい。
対岸にある「男達の大和」撮影セット。旅館からは見えません。
イベント内容は約30本のアニメーション作品の上映をプログラム別に分け、それぞれをライブではさむという形式で、青空亭(切り紙andOHPライブ)、KEIKI(音楽+ビデオパフォーマンス)、中山双葉(音楽縁側ライブ)、雷蔵(紙テープ式オルゴール+むにゃむにゃ映像、連続写真のオルゴール付き),はっちゃん(これはまともな舞踏)の5ユニット/アーチストによるライブが行われました。全体で4時間を超える大イベントとなりました。
当時小学生の方のパワーあふれる作品から、今度DVDが発売となるブロの方の作品までバリエーションに富む内容となりました。手法もドローイング・砂・CG・人形・切り紙など多様な作品が一同に集められていました。
尾道港の夜景
上映終了後は、この日、光の残像をコマ撮りした作品「PIKAPIKA」の作者トーチカさんによるワークショップが尾道港に移動して行われました。懐中電灯で作った光の軌跡をスローシャッターでデジタルカメラで撮影し、パソコンで取り込んで動かすという手法でした。残念ながら途中で雨が降り出して20枚程撮影したところで中止になりましたが、短い画面が作れました。昔、グループ金太郎で8ミリフィルムを使用して同じような技法でグループ作品が作られていましたが、(ZC1000のバルブ撮影を使用したコマ撮り)夕方撮影したためか人間までしっかり写りこんだ作品でした。真っ暗な方がより光がきれいに見える様です。(フィルムだと現像しないとどんなになるかわからないせいもありますが)また、作品の方の「PIKAPIKA」では、光の軌跡で作った絵柄が「動く」所まで作り込まれていました。
アニメーションスープホームページ
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