2006.06.19 K.Kotani>
ピピアめふアニメまつり2006
毎月読める日本で唯一の自主アニメ情報誌
月刊近メ像インターネット
2006年06月19日
ピピアめふアニメまつり2006
6月17-18日の両日、宝塚市のピピアめふ5F会議室において、「ピピアめふアニメまつり2006」が開催されました。昨年に引き続いての開催となりましたが、昨年が特別講座2つと関西作家セレクションというイベント構成であったのに対して、8ミリフィルムによるアニメーション上映と、公募作品による自主制作作品上映と言う2本立てのイベントを2日間に1回ずつ行うという構成になりました。
8ミリフィルムによるアニメーション上映「オールフィルム・アナログアニメ総進撃・蘇る伝説の作品群」は上映作品12本、上映時間約1時間、イベント時間1時間半のものになりました。30年近く前の作品から、最新の作品まで、ペーパー、切り紙、人形、シネカリと多様な技法の作品が、8ミリ特有の柔らかな画質で上映されました。参加作家はK.Kotani/関口和博/山元るりこ/浅草のりお/ばれんたいん工房/小間津 昌寅の各氏でした。
自主制作作品は、フィルムでの応募もOKでしたが、全作品がビデオとDVDによる応募となりました。作品数は11作品でしたが、総上映時間は2時間半でした。無敵動画堂/ヤツザキタツオ/いいだ だこつ/玉英・ザラスドットコム/ダイチ/大澤堅一/北大アニメ研/ハルナ ノゾムの各氏の作品が上映されました。こちらも、セル・粘土・CG・ペーパー置き換えなど様々な手法の作品が上映されました。
会場の後ろ半分は展示会場となり、アニメ入門書、ビデオ/16mm/8mmの各撮影機材、作画機材、驚き盤、ぱらぱら漫画等が展示されました。上映前後には、驚き盤を回してみたり、スタッフに入門書を問い合わせる姿もありました。また、大学や高校の教員の方が、授業や部活動でアニメーションをやるとかという事で、いろいろと質問をされたりするシーンもありました。新聞からも取材の問合せがあったのですが、残念ながらこれは中止となりました。
観客動員数という点では昨年よりも大幅に改善されましたが、「わざわざ売布まで展示だけ見に来る人はいない」という点が再確認されました。このイベントの本来の目的であるアニメ教室の活性化という点では一定の成果があったようです。
という訳で、2007年にも開催される見込みです。皆様よろしくお願い申し上げます。
kotani@mx1.nisiq.net