2006.10.09 K.Kotani>
日本橋映画祭
毎月読める日本で唯一の自主アニメ情報誌
月刊近メ像インターネット
2006年10月09日
日本橋映画祭
10月8-9日、日本橋のディスクピア6Fイベント会場と、インディペンデントシアター2ndにおいて「日本橋映画祭」が開催されました。
このイベントについては、最近注目のデジタル・コンテンツの催しとして、マスコミなどにも数日前からとりあげられ、知り合いの方よりも「こんなイベントあるぞ」と知らせが入りました。
内容は、パーソナルCGアニメーション作品と、独立系特撮作品を中心としたもので、「マニアックでコア」なものをめざしたとか。
まず第一会場のディスクピア6Fイベント会場を覗きましたが、「表彰式」の開催されている時間帯のはずだったのですが、人影はなく(終わった後?)タイトル不明の自主映画がプロジェクターで上映されていました。展示などもほとんどないので、第二会場に回りました。
第2会場はインディペンデントシアター2nd(前に横浜動画倶楽部の上映をやったりBlackBoxアニメーションをやった「インディペンデントシアター」ではないです。)で、数台のモニターで複数の作品がくり返し上映されていました。CGAアニメーションコンテストの過去の入賞作品や、アニメ学校の作品などでした。
拍子抜けするような感じでしたが、各会場前にも垂れ幕などもなく、ポスターが入り口に1枚貼ってあるだけ、会場に入っても簡単な白黒コピーのチラシを1枚(しかも片面印刷)あるだけで、ガイドブックなどもないようでした。会場にはスタッフが何人か待機しておられましたが、特に何もないような感じでした。
「国内外・アメリカとフランスの映画祭などからも作品を集めた」とのふれこみでしたが、チラシを見るとなるほど「フランスファイプ」の上映があり、「ウルフ・ダディ」のヒュンユン・チャン氏の作品上映とトークセッション(これを見のがしたのが痛い)などもあったようです。
これだけのイベントなのに、カラーのチラシなどもなく、事前の広報も数日前までほとんどなかった様でした。最近のイベントに共通して言える事ですが、事前の広報がイベントの直前になるまでほとんど行われず、インターネットのホームページや掲示板への書き込みなどによって行われる事が多くなっています。「明日どこにいこか」とネットを覗いて決める、という方ならそれでもいいでしょうが、遠方の方などは予定が立たないと思います。また、イベントの具体的イメージがわからないと、行っても「がっかり」という事になりかねません。せめて一ヶ月前には基本的な情報は分かるように広報の展開は考えてほしいものです。
日本橋映画祭のホームページ
kotani@mx1.nisiq.net