<2007.07.08 K.Kotani>ソフト紹介 CLAY TOWN


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月刊近メ像インターネット


2007年7月8日

ソフト紹介 CLAY TOWN



 子ども向けのアニメーション製作ソフトとして評判の「CLAY TOWN」だが、動作する環境がないため、今まで紹介する事ができませんでした。今回6townのアニメワークショップで使用する機会があったため、紹介させていただきます。
 動作環境はWINDOWS XP/2000で、Mac版はなし。FireWire接続でミニDVビデオカメラをつなぐか、USBカメラをつないで画像を取り込みます。(静止画像自体を取り込んで動画にする機能はなし)
 操作はまったく簡単で、「押すだけ」でコマ撮りができます。前に撮ったコマを半透明で参照できる機能もあり(このへんは「MoviePaint」のいただきか?)初心者がとりあえずコマ撮りをするには最適のソフトです。
 また、簡単に音をつける機能もあり、テンキーに効果音を割り振って動きを再生しながらテンキーをマウスで押すと「カン」「ポン」「ギー」などの音が付き、既製品のBGMもついていて音付きのアニメーションがあっという間に出来上がります。
 ところが簡単すぎて「間違って途中に撮影した一こまを後から削除できない」「途中に挿入できない」「6フレーム撮影してムービーファイルに書き出すと勝手にオーバーラップ効果がついてしまう」「オリジナルの音が入れられない(実は音ファイルを作成してフォルダに入れると使えるのですが、ソフトとしての機能はない)」などの点が上級向けとしては問題かと思いました。
 しかしこれらの問題はビデオ編集ソフトと組み合わせればある程度解決しますので、ビデオカメラによるコマ撮りに比べて操作のしやすさ、途中は削除できないが一番最後の部分は削除できる、ビデオテープと違ってムービーファイルとして書き出せるので、テープからキャプチャで取り込む必要がない、という点から見て、きわめて有利かと思います。価格も安いので、WINDOWS環境の方はご検討の余地があると思われます。
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