<2008.06.30 K.Kotani>第10回日本アニメ学会 大会


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2008年06月30日

第10回日本アニメ学会 大会





 第10回日本アニメーション学会大会が、この6月28-29日に西宮市の関西学院大学で行われました。同大にはアニメーションの実技学部はありませんが、文学部美学研究室においてアニメーションの研究が行われており、今回の大会の開催となりました。テーマは「アニメーションとは何か」。28日は基調講演として高畑勳監督による「言語とアニメーション演技」があり、日本語と西欧語の発音の違いからくる口パクの違いとか、日本語の感じが一つの文字に複数の読みが有る希有のものでその読みの違いを使った表現が昔からなされていた事等言葉と表現についての興味深い内容でした。その後の対談でもアニメに関する底の浅い研究への鋭いつっこみを入れておられました。
 二日目は研究発表がありましたが、数が多いために2つの教室で平行して行われました。ので全部の発表を聞く事ができず(ヒロシマみたい)一つの発表が終わる都度何人かがもう一つの教室に移動するという形でした。(教室も少々せまかった。結果として熱気のある雰囲気にはなりました。)
 来年は神戸芸術工科大学で開催される、との事で、関西での開催が続きます。

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