<2008.08.10 K.Kotani>広島国際アニメフェス2008開幕


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2008年08月10日

広島国際アニメフェス2008開幕





 今年で12回目となる広島国際アニメフェスが8月7日、広島市アステールプラザで開幕しました。今年もメイン会場大中小ホールでの平行上映で、展示も各種作家の素材展示、フィンランド特集にちなんだ展示、各大学のブースを集めた展示など盛りだくさん。
 休憩無しで全部観続けても全部は見れない、という事に変わりはなく、プログラムの合間に昼寝したり、お好みを食べたりした昔が懐かしい。
 とはいえ、内容は充実。コンペは勿論の事、今年は学生特集の質がさらに上がっています。学生作品のうち何本かはコンペにも通っており、9日に上映された「オクタポディ」は学生特集で大受け、コンペでバカ受けしていました。タコのカップルが魚屋から町中で料理店の仕入れ担当と彼氏彼女の争奪戦を演じるスピードコメディ/スラップスティックですが、ギリシャ風の白い建物と坂道を生タコを仕入れるベスパカーが疾走するというシチュエーションは「イタリア?」と思わせる内容ですが、フランス作品。南フランスのイタリア寄りはタコを食べるのかな?
 ウォッカとバドワイザーを満載した米ソの月着陸船の月面での遭遇を描くコメディ「ムーン・シーク」はイスラエル作品。
 同行したW氏は、ドイツ作品「ダンス・ウィズ・デビル」を絶賛。誘拐して強姦した相手が実は・・・という最後は確かに壮絶。
 強制立ち退きの廃墟を延々とカメラが移動する「アンダー・コンストラクション」はフランス在住の中国名の方の作品。W氏は「この人中国に帰れないよ」と言っていましたが・・・デジカメ撮影の廃墟の写真を丁寧に切り抜いて、デジタルマルチプレーンで重ねた作品ですが、枚数の多さと作業の丁重さがすごく、W氏は「ミニチュアかと思ったけど・・・」と思わせる出来でした。昔、ディズニーの「ピノキオ」のオープニングのマルチプレーン移動がすごい、という評判でしたが、今やアマチュアのパソコンでそれを上回る処理が出来てしまう、という事を実証する作品でした。
 スイスの「ザ・ベルリンガー」は快調なペースの楽しい作品でした。
 フレーム・インは一時の閑散とした時期を脱して、中々の盛り上がり。(その代わりか、「ネクサス・ポイント」が参加が少ない様子。)9日は最後、ポール・ドレッセンのQ&Aで盛り上がりました。
 コンペは満員、なんでも近辺の大学で「コンペを見てレポートを書け」という宿題が出たそうで。大ホールは小ホールよりもプロジェクターの画質が良く、「オクトポディ」の絵がきれいなこと。
 「犬」ものの2作品(「ドッグ・デイズ」「ドッグ・ウィズ・エレクトリックカラー」)が笑いをとりつつもヘビーな内容ですが、一応ハッピーエンド?!?。
 チェコの「ミセス・ジー」は、「ええ話し」でした。老夫婦がアルバムをめくりながら思いで話をする、という内容なのですが、奥さんがなぜか年を取っていない・・・?  はてな、と思うと・・・と二人の出会いのエピソードがあり、最後は思わずほろり・・・としてしまうのは他があまりな(失礼)内容だからでしょうか。
 フェスは11日までで、最後にコンペの結果が発表されます。


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