<2008.08.12 K.Kotani>広島国際アニメフェス2008終わる


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2008年08月10日

広島国際アニメフェス2008終わる





 7日に開幕した今年で12回目となる広島国際アニメフェスが8月11日終わりました。最終日はコンペ上映もなく、暦上は平日である事も有り、すいているかと思ったら、中ホールの「現代日本のアニメーション」は何と満員札止め。「ジニアス・パーティ」の作者福島敦子さんと言うのは昔のワークショップの福島さん?! 自主映画のノリの「男の料理」など、バラエティ豊富だけど、満員なのは作者関係者が多かったせいかも。
 朝一の大ホール「ベスト・オブ・ザ・ワールド」はビル・プリンプトンの「ホット・ドッグ」が笑えた。時間の関係でパスした「ピーター・アンド・ウルフ」はフィルム上映で、素材の質が透けてみえるほどきれいだったらしい。
 今回の目玉の一つ、フィンランド特集は最後の特集11のみ拝見、CMが多いが、シンプルでクォリティの高い映像に感心。しかし特にCMで滑らかなカメラ移動が「しゃくって」見えるのは、コマ数の違う方式の変換の失敗かな?
 最後に、学生特集を見る。「ハッピーエンド」と「ミスター・サンドマン」が良かった。「サンドマン」というのは、日本で言うと「砂かけ」ですかね。
 合間を縫ってフレーム・インをのぞく。今回はあまり見れず、京都の方の人形アニメ他を少々見たのみ。学生特集が良かったからなー。
 そういえば、木下小夜子さんの講演でも「日本の学生ガンバレ」と言ってましたね。
 コンペの結果発表はおおむね下馬評に近く、日本勢がワンツーフィニッシュ。観客賞までいただきでした。
 閉会式、ポール・ドレッセン名誉会長は「大変温かく迎えていただき・・会場の外も暖かかったですが・・・」「前回に来た時は、相手を食べるという話と虫の出てくる話が多かったですが、今回は伝説の久里洋二氏がずっと釣りをしていて(笑)水と魚の大会として覚えておきます・・・」との事でした。
 コンペの受賞作品上映は、初日上映作の受賞が多かった事も有り、寝ていて見逃した作品も含めて楽しめました。テントウ虫のスターウォーズはナイス。
 次回は2010年に予定されています。


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