2008.11.02 K.Kotani>
みんなで育てるアニメーション
毎月読める日本で唯一の自主アニメ情報誌
月刊近メ像インターネット
2008年11月02日
みんなで育てるアニメーション
11月1日より、名古屋の名古屋大学野依記念学術交流館において、「視覚文化をめぐる学際シンポジウム・みんなで育てるアニメーション」が開催されています。
初日の1日は「観せる」というテーマで、animation soup、近メ協、TAC、ANIMATION TAPES、TAFF、アニメーション80の各団体の作品上映がありました。夕方にはシンポジウム「上映会の作り方」がアニメーション80の倉重哲二さんと女子美大の若見ありささんの司会でanimation soup、近メ協事務局、TAFF、TAPES、アニメ80の各団体の代表者により行われ、各団体の上映状況の報告と自主上映に関する意見交換が行われました。
2日には学生の作品上映と、広島市立大学の笠原浩氏、京都清華大の杉井ギサブロー氏、東京工芸大の古川タク氏による、教育に関するバネルディスカッションが行われ、学校における教育の状況と今後の展望についての活発な話がかわされました。
特に、フィルムからパソコンに移り変わってゆく制作環境においての教育状況についてのお話は興味深いものがありました。
会場では同時に名古屋学芸大による驚き盤等の展示、DOTMOV2008参加作品の上映も随時行われていました。
また、制作体験として、初日はスタジオきんぎょによるFLASHアニメワークショップ、1-2日はトリガーデバイスによるコマ撮りアニメワークショップが行われました。
現在春日井市でアニメ教室を開催しているスタジオきんぎょでは、来年4月より名古屋でFLASHアニメの教室を開催予定です。
また、トリガーデバイスではパソコンによるコマ撮りソフトを開発しており、ネット上での無料版の配布と商品版の販売を予定しているとの事でした。
トリガーデバイスのホームページ
このイベントは11月3日まで開催されます。
kotani@mx1.nisiq.net