<2009.3.13 K.Kotani>「つみきのいえ」オスカー受賞


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2009年3月13日

「つみきのいえ」オスカー受賞



 広島でヒロシマ賞を受賞した加藤久仁生「つみきのいえ」がオスカーを受賞し、アニメ関係でないマスコミの皆様も大騒ぎしている。短編アニメーションにスポットが当たるという事はアニメーションのバランスのとれた発展の上で誠に喜ばしい。
   ところで今回同時にノミネートされた4作品は、「笑える」マンガ映画的要素のあった作品で、ヒロシマで大受けのタコアニメ「Octapod」やカンオケ運びドタバタ喜劇「This Way Up」などだ。
 そういう意味では前衛的深刻作品はアカデミー賞には選ばれないのかな? とも思える。
 広島グランプリのやまむら浩二「田舎医者」がノミネートもされていない所をみるとそう思える。
 まあ、いろいろな評価基準を持ったさまざまなコンテストがあるわけで、「つみきのいえ」も「田舎医者」もCGアニメコンテストでは「外伝」入りかもしれず、評価の多様性の確保という点からいえば、「どのコンテストでも入選作品が同じ」という事よりはよほどいいだろう。
 「つみきのいえ」は、テレビで製作プロセスなども公開されており、「手描き」での製作を志す方には参考となるだろう。


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