<2009.10.11 K.Kotani>驚き盤を作る その2


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2009年10月11日

驚き盤を作る その2



 「裏面を黒く塗ってみた」をお届けします。
 前回は,厚手の上質紙に驚き盤のパターンを印刷し,裏面に油性ののりをつけた黒い上質紙を貼付けるという方法を試してみました。それはそれでうまくいったのですが、もっと早く簡単にする方法はないか、という事で、裏面を黒く塗ってみる事にしました。
 と、いっても、黒のポスターカラーや墨汁では水分でそってしまったりべこべこになるのは分かっていましたので,油性の塗料で塗る事を考えました。

 で、登場しますのは、百均のカラースプレー。70ml入り105円也で、0.2平方メートル塗れる計算です。驚き盤の方は21cm角の紙ですから、0.04平方メートル。1本で約5枚塗れる計算になります。(実際には周りに飛ぶ分も有り,3枚程度しか塗れませんでした。)
 さて、早速110kgの紙にスプレーしてみました。周りに飛ばないよう,箱の底においてスプレー。


すると、塗料が裏までしみてしまい不可。おまけにぺらぺらです。色上質紙の55kgと張り合わせると問題はなかったので、やはり165kgくらいの厚さは要るようです。(この計算でいいのか?)

 では、今度は180kgの紙にスプレー。今度は裏にしみ込む事も無く大丈夫です。(写真右は110Kg,左は180kg。)(この110kgの失敗作は、裏に110kgの驚き盤のパターンを印刷した紙を貼付けて黒上質紙として活用しました。)ただし、有機溶剤のスプレーはかなりにおいがしますので、換気扇のすぐ横において乾燥させなければならず、においが飛ぶまでかなり時間がかかります。広いオープンなスペースが確保できれば別ですが、日産3-4枚が限度のようです。
 この方法ですと、紙代5円+スプレー代33円 計38円が一枚のコストになります。

 で、「プリンターで刷ってみたらどうなるか?」
 パソコンで驚き盤のパターンを直接厚紙に印刷すれば、裏面を真っ黒に塗って、表にパターンを印刷すると言う手間はなくなります。
 早速一枚刷ってみると,時間もさほどかからず、においもせず、手間もかかりません。
 ところが、問題はコストです。
 プリンターのインクやトナーはかなり高価なもので、インクジェットでもレーザータイプでもA4の白黒5%原稿で1枚4円程度というのがどのメーカーでも相場です。という事は,A4を黒べたで印刷すると、80円くらいはインク代がかかってしまうという事です。
 驚き盤のパターンを印刷すると,計算ではA4ベタの60%くらいなので,印刷代が48円。紙代と合わせて53円になります。
 ここで思いついたのが,コンビニの10円コピー。一枚パターンを印刷し、それを原稿にして180kgの用紙を持ち込んで手差しコピーすれば15円で出来上がります。
 ところが、ネットで探すと,「コンビニ」では最近持ち込みの用紙の手差しコピーは不可のようです。要は、いろいろな紙を無分別に差し込むと、コピー機が壊れる,という事だそうです。
 さらにネットで探すと,コピー専門店で出来る店がある、との事で,今回は「カンプリ」という店に行きました。入会費100円也を支払うと,セルフコピー1枚5円也。手持ちの180kgの紙も難なくコピー出来,これで紙代とコピー代合わせて10円也。これが一番安い。

 右がプリンターから打ち出した原稿,左がコピーです。ただし普通のコピーの場合,厳密に同じ大きさにならず,原稿がヨコ199mmのタテ202mmだったのに対して,今回のコピーはヨコ199mmでタテが204mmとなりました。このずれは機械によって異なりますので,一枚コピーを取ってから,実測して、縦横の比率を調整してやる必要があるでしょう。(今回の場合は,ヨコ100%・タテ98%でコピーすると、ほぼ真円になります。
 

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