<2013.05.16 K.Kotani>花開くコリア・アニメーション in 大阪


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2012年05月16日

花開くコリア・アニメーション in 大阪





 5月11日から16日まで、PLANET+1において、花開くコリア・アニメーション2013大阪上映が行われました。今回も短編3プログラム+長編1本という構成で、短編Aプロは「恋?愛!サラン!」というサブタイトルで個人的な人の関わりに関するアニメ特集。Bプロは「世界は万華鏡」というサブタイトルで様々な異世界もの、Cプロは「心の扉をノック」というサブタイトルで、社会問題を取り上げた特集でした。各プログラムとも製作者の個性あふれた高いクオリティの作品群でした。
 12日には、「アンダーグラウンド」のイ・ギョンファ監督のトークがありました。また、同日、大阪の日本プログラムとして「peas animation」の特集上映があり、上映後参加作家のトークがありました。
 今年の長編はカンヌの国際映画祭に招待された「豚の王」。直接的な暴力描写とテンションの高い画面作りが印象的でした。救いのないような物語ですが、社会の見えていない部分に目を向けさせられる作品でした。


 12日は、上映終了後、韓国文化院ヌリホールでアニメーションワークショップ「Animation Builder2.1.1」が開催されました。参加者が行う「韓国すごろく」の盤面を、ホールの天井からつり下げた白いビニールとゴム風船に投影しつつコマ撮りする、というもので、出来上がった作品は約30秒。当日即興で「人間コマ撮り」も追加されていました。
 12日のワークショップ終了後、近所の居酒屋で、日韓の作家・関係者が集まって交流会が持たれ、日本と韓国のアニメーションについて大いに盛り上がりました。また、昨年に続いて日本の「おでん」のこんにゃくが「おいしい」と好評でした。イ・ギョンファ監督は、昔日本の衛星放送などで、「マクロス」等の日本のTVアニメなどもよく観ておられたそうでした。


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