2013.07.14 K.Kotani>
日本アニメーション学会西日本支部 第4回研究会
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月刊近メ像インターネット
2013年7月14日
日本アニメーション学会西日本支部 第4回研究会
7月13日、大阪芸術大学・映画館において、日本アニメーション学会西日本支部 第4回研究会が行われました。今回の内容は、大阪芸術大学と手塚プロダクションで共同制作した「ガロン」の上映と、大阪芸大で教員を務めておられる高橋良輔氏を招いてのトークと質疑応答です。
「ガロン」は、大阪芸大の映像教育の教材として、原画・絵コンテ・音源・データなどの素材そのものを使えるようにと企画されたもので、大阪芸大の学生が後から映像を編集したり、素材を手に取って観たりできるように、大学が主体として制作したアニメ作品です。
上映後のトークと質疑応答では、作品の企画経緯、監督(吉川惣治氏)に付いての解説、「ロボットもの」の歴史や演出方法についての説明、高橋良輔氏の虫プロ時代の実験作品の話等、興味深い内容でした。
この「ガロン」という作品自体は20分しかなく、手法も、ガロンが3DのCG、その他のキャラクターがすべてセルアニメで出来ておりやや違和感を感じる部分もありますが、「教材」として使用するものであれば、こういう事も必要なのでしょう。
次回8月は「神戸映画資料図書館」を見学(日時未定、水・木で設定予定)、次々
回九月は大阪デザイナー専門学校で「アニメーション映画史講座」が予定されています。