2013.10.13 K.Kotani>
越境し・合う作家
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月刊近メ像インターネット
2013年10月13日
越境し・合う作家
10月12日午後7時より、姫路市納屋工房において、姫路シネマクラブの主催で、シネマ窟の第13回として、「鋤柄真希子×松村康平 ―越境し・合う作家―」が行われました。
最近新作・「カラスの涙」を発表した鋤柄真希子さんと、鋤柄さんの3作品で脚本・撮影を担当した松村康平さんをゲストに招き、鋤柄さんが出演した松村さんの実写作品「LA PLUIE」を含めた4作品を上映して作家の話を聞くという形式のイベントでした。
最近主流となっているデジタル合成ではなく、実際にマルチプレーンスタンドを組んでの撮影を行っている鋤柄さんは、「普通の民家の中で組んで撮影しているので、体を動かすと撮影台が揺れる」などと、撮影にまつわるエピソードを披露。
宮沢賢治原作の「やまなし」では、わざわざ東北の、当時宮沢賢治が見たであろう谷川まで行って、水中カメラで川底の風景を撮影するなど、制作にまつわる数々のお話もありました。
アニメーションの個々の作品についてのお二人のかかわりについても興味深いお話が数々なされました。
なお、12月には天下茶屋のギャラリー 「あしたのはこ」において、展示を企画されているとの事でした。