<2014.01.26 K.Kotani>フレデリック・バック氏逝去


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2014年1月26日

フレデリック・バック氏逝去



 旧聞になってしまいましたが、カナダのアニメーション作家。フレデリック・バック氏が2013年12月24日に亡くなられています。
 バック氏は、かねてより「クラック!」「イリュージョン」などの短編作品で日本にもファンが多く親しまれていましたが、60才になってから5年がかりで制作した「木を植えた男」で一躍一般にも知られる存在となりました。また、さらに6年がかりで制作した「大いなる川の流れ」でもその素晴らしい力量で多くのアニメファンに感銘を与えました。
 広島国際アニメフェスをはじめ、来日される事も多く、氏の姿を生で観て感銘を受けたファンも多いと思います。
 緻密な作画は、ディズニーの「ライオン・キング」のスタッフが野牛の大群の暴走シーンを一頭のデジタルコピーですませたのを批判されて「いちいち描いてられるか」と反論した時に「フレデリック・バックは魚でも鳥でも一匹ずつ描いてるぞ」と突っ込んだ方がいた事でも分かります。
 2012年の広島のフェス時には同時期に、広島の美術館で絵画の展覧会が開催され、「何と絵を描く事が好きな人だ」とびっくりした記憶があります。
 ご冥福をお祈り致します。



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