2014.11.30 K.Kotani>
飯面雅子 サンドアートパフォーマンス&アニメーション
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月刊近メ像インターネット
2014年11月30日
飯面雅子 サンドアートパフォーマンス&アニメーション
11月29日、京都府南山城村文化会館 やまなみホールにおいて、「飯面雅子 サンドアートパフォーマンス&アニメーション」が開催されました。
「サンドアートパフォーマンス」とは、ライトボックスの上に砂で絵を描き、その絵を次々に描き換えながらその絵に下から光を当てて透過させ、それを上からカメラで撮ってプロジェクターで大スクリーンに上映して、絵そのものと、絵が描き換えられていくプロセスを鑑賞する、というものです。
飯面雅子さんは、70年代からインディペンデントアニメーションの世界で「砂アニメ」の作家として知られていました。(そういえば、当時の作風も、砂絵を描き換えながらコマ撮りする、というのがメインでした。)
会場のやまなみホール、大阪から163号線を約70キロ・2時間走った山の中にほぼぽつんと立つ立派な箱もので、こんな所にお客さんが来るのかと思っていましたが、近在のおじさんおばさんや子供連れの家族等も結構来場され、ぼちぼちの入りでした。
演目は、パフォーマンスの他、予めコマ撮りしておいたアニメーションの上映、来場者の方に壇上に上がっていただいての体験コーナーにトークと飽きさせない2時間のプログラムでした。
パフォーマンスは、音楽に合わせてストーリーを展開していく、というもので、慣れた手つきで描き出されていく幻想的な風景に観客は魅了されていました。また、「どうぶつえん」では、次々に現れるおもいがけない動物たちの名前を子供たちが「ペンギン」「ぞう」と観客席から声を上げる等、子供向けの内容のものも工夫されていました。(しかし、さすがに後半になると、通路を「疾走」する子供も出てきました。マンガまつりみたい。なつかしいなあ。)
この、コマ撮りしてアニメ化するのは、ガラスを多層化してマルチプレーンにしたら面白いかも知れません。やった人いるのかな?
ロビーにも体験コーナーが設けられ、上演前後に来場者の方が砂のアートを楽しまれていました。
なお、 初心者用キット(日本サンドアートパフォーマンス協会公認)を予約受付中、との事です。