<2015.04.05 K.Kotani>花開くコリアアニメーション2015


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2015年4月05日

花開くコリアアニメーション2015





 4月3日より、大阪・PLANET+1において、「花開くコリアアニメーション2015」の大阪上映が始まっています。今年は全部で4プロ+日本サイレントアニメ上映。
 短編はAプロ「○の世界」「三角のバランス」「四角のフレーム」の3プログラム。長編は、昨年韓国でロードショー公開され、北海道の新千歳空港国際アニメーション映画祭で日本初上映された「ウリピョル1号とまだら牛」です。
 4日は、Bプロ・Aプロに続いて「ウリピョル1号とまだら牛」の上映、上映に先立ってチャン・ヒュンヨン監督の舞台挨拶がありました。(写真横は韓国インディペンデント・アニメーション協会事務局長、チェ・ユジンさん)


 なお、その後会場を駐大阪韓国文化院ヌリ・ホールに移してチャン・ヒュンヨン監督と津堅信之氏のスペシャルトークがあり、質疑応答もありました。「「ウリピョル1号・イルホ」に「鉄腕アトム」の影響はあるか」という質問には、「影響はある」、「主人公達が一緒にラーメンを食べるシーン」については、「家族となった雰囲気を出すために、一緒に食事をさせた」との事でした。


 トークの最後には、景品のハングル版「ウリピョル1号とまだら牛」ポスターをめぐって、チャン監督とジャンケン大会。三人の方がポスターをゲットされました。


 景品のポスター。


 さらに会場を居酒屋に移しての懇親会。監督からいろいろなお話が聞けました。(スペシャルトークの質疑も含む。)
「私のコーヒー侍の男の子がコーヒー自販機になったのは?」「スタジオのすぐ横に自販機があって、コーヒーが好きなのでしょっちゅう飲んでいて、「これでいい」と自販機にしました。ちなみにコーヒーの飲み過ぎで胃がおかしくなったので、最近は飲んでいません。」
「まだら牛の耳のタグのナンバーには意味が?」「主人公の生年月日にしようとおもいましたが、公開時期がずれることを考えて止めました。実はただの私の車のナンバーです。」
「アトムの影響について。」「アトムの影響もありますが、宮崎アニメが好きです。なお、イルホの「ロケットパンチ」について、アトムの影響かと言われましたが、違います。」と、そこで「ロケットパンチはマジンガーZだよ!」と日本語で叫ぶ。(津堅さんによると、結構日本語も喋れる、との事で、盛り上がると日本語でしゃべりだされるが、普通に話すと判らない事もあるようで、英語を交えてのお話になりました。)
「「ウリピョル」と「コーヒー侍」の両方に出てくる、「空を飛ぶシーン」について。」「宮崎アニメが好きなので。」
「では、次回の「ウルフ・ダディの長編版では、ウルフは空を飛びますか?」「飛ばない飛ばない、そのかわり走ります。ちなみに、次の次の作品は「魔法少女もの」です。宮崎アニメは好きですが、最近のジブリは好きではないです。」
 さらにいろいろなお話をされておられました。
この「花コリ」、上映は4月10日まで行われます。

花開くコリアアニメーション2015のホームページ


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