<2015.6.15 K.Kotani>日本アニメーション学会 第17回大会


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2015年6月15日

日本アニメーション学会 第17回大会





日本アニメーション学会の大会も、今回で十七回目。会場は横浜国立大学で、「国立大学単独では、初めての大会開催!」と事務局実行委員会の皆さん大いに盛り上がっておられたが、そんなにたいそうな事なのかしら。(なのでしょうね。)
 会場は、目の細い経済学の先生の出てくるマンガの「聖地」のはずだが、あまり痕跡無し。横浜国大というと、なんとなく潮の香りのする港近くの大学、というイメージだったが、実際いってみると、「大学は山に登る」という原則のとおり、山の上でした。
 今回のテーマは実行委員長の須川博士のご専門の「ジェンダー」で、例年、「テーマ」は決まっても、シンポジウム・基調講演以外の一般の研究発表はテーマとはあまり関係ないものが集まっていたが、今年は、結構テーマに沿った発表が多く集まっていました。
 シンポジウムは東映アニメの制作サイドの方やら現役の監督の方やらが集まられていて結構おもしろかったが、主催の方の思われている方向とは少々違った感じのようでした。
 初日の研究発表、権藤さんのピクセレーションの研究はさすが良く練られていて素晴らしい。アニメーター貧乏物語の発表はジャニカの発表の紹介レベルで突っ込み不足、大藤信郎の海外進出の研究は、現地の一時資料を丹念に調べていて感心した。



 二日目の研究発表は、途中から二会場になっていったり来たりでしたが、おおむねいろんな立場からよく調べてあって、聞けた範囲のものはまずまずの内容でした。。
 来年の大会は、6月11-12日に、また国立の「新潟大学」あぶさんの故郷です。

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