2015.09.06 K.Kotani>
有志上映会 LEADY 第三回
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月刊近メ像インターネット
2015年9月6日
有志上映会 LEADY 第三回
9月1日から6日まで、京都五条のLumen Galleryにおいて、「京都精華大学映像コースの卒業生・在学生の女性作家による有志上映会「レディ」」の第三回が開催され、アニメーションを含む多数の映像作品が上映されました。
それぞれの作品にはそれぞれの作家が込めた「想い」が感じられ、上映に際してもきちんとした作品間の「つなぎ」の映像もしっかりと作られていて申し分ないのだが・・・・
最近の上映会に多いのだが、「主催」がどこか、が分からない。ネット上でググると、「京都精華大学映像コースの卒業生・在学生の女性作家による有志」が主催である事が判明するが・・・
案内でいただいたハガキには「主催」の表示が無く、「連絡先」も書いていない。上映会の「趣旨」も「何をするか」も書いていないので、もらった方は「ネット」で「ケンサク、ケンサク」して情報を集める事が期待されている様だ。
当日いただいたプログラムにも、個々の作品の作家からのコメントはきちっと入っているが、「この上映会」の説明とメッセージが無いのである。
まさか、正体不明のゲリラ的奇襲上映会、でもないようなので、どこかできちんと説明をいれておいた方が良いのではないだろうか。
この「主催」「問い合わせ先」を明示しない、というのは最近の上映会では良くある事である。、昔は「情報誌」に情報を掲載依頼する、という事があり、「主催」「問い合わせ先」を記載しておかないと掲載してもらえなかったり、「主催はどこですか」と情報誌から連絡が入って来たりしたのだが、最近はどこからもチェックが入らないので、だんだん明示しなくなって来ている様である。
別に「主催」が無くても普通は困る事は無いのだが、何かあった時に困る。「代表者」も同じで、「ワシが代表じゃ」と威張るためのものではなく、何かあった時に「責任」を取るのが「代表者」である。「主催」「代表者」不明では、何かあった時に全員「私は作品を出しただけです。イベントの責任はありません。」「私は代表者ではありません。」という事になりかねない。
純粋に「個人」でやる場合は責任ははっきりしているし、「法人」の場合も「代表者」は明確なのだが、自主イベントにありがちな任意の「仲良しグループ」の運営では、むしろ明確に「主催」「責任者」をはっきりさせておくべきではないかと思った。(このイベント限りの事ではなく。)