<2016.11.5 K.Kotani>ユーリ・ノルシュティン×高畑勳 公開トーク


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2016年11月5日

ユーリ・ノルシュティン×高畑勳 公開トーク





 11月3日、京都市・同志社大学寒梅館ハーディーホールにおいて、「ユーリ・ノルシュティン×高畑勳 公開トーク」が開催されました。
 会場にはおよそ400人以上の聴衆が詰めかけました。さすが日露を代表する大物監督が揃うと大変なもの。話によると、先にあった東京での開催では会場が小さいため、かなりの数の方が会場に入りきれなかったとの事で、わざわざ東京から京都に足を運ばれた方もいるかもしれませなん。
 この寒梅館、同志社OBの方の話によりますと元の同志社学生会館(昔同志社アニメ研がよく上映会をしていた)跡に建てられているそうで、「あまりに奇麗すぎてアウェー感ただならない」そうです。
 さて、本番は、「霧につつまれたハリネズミ」他一本と近日予定のノルシュテイン監督のデジタル・リマスター版劇場公開作品集の予告編の上映から始まりました。しかし、このデジタル・リマスター版というのは奇麗なのはいいのですが、奇麗すぎてなにやら「有り難み」がないような。
 上映後は、両監督のユーモアあふれるトーク。というより、ノルシュテインがほとんどしゃべっていて、時々高畑監督が突っ込む、というパターンでした。



 トークの後には司会の方より、「本来、ロシアのノルシュテインスタジオでしか販売していない、ノルシュテイン監督のアートをロビーで特別販売します。」とアナウンスがあり、また人だかり。階段の上からちらりと見た所では、一枚33000円也他のお値段。(しかし、何枚か売れたんだろうか。みんなたかっているだけという事はないだろうな。)
 ところで、ノルシュテイン監督、劇場公開の最新作が1979年作品というのは、1985年頃より発行が止まっている某同人誌みたいだ。「外套」はどうなっているんだろう。(そういえば、トークの中で「「霧につつまれたハリネズミ」や「話の話」を作っているときは本当に大変な状態で克服できないのではないかと思われるような大きな困難がありました。」とあった。今回の困難もなんとか克服していただきたいものだ。)

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