2017.04.15 K.Kotani>
日本漫画映画史 上映
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月刊近メ像インターネット
2017年4月15日
日本漫画映画史 上映
4月9日から14日までと、22-23日に、大阪中崎町のプラネット+1において、「花開くコリア・アニメーション 2017」の大阪上映に併映という形で、「日本漫画映画史」(漫画映画と書いてアニメーションと読みます)6プログラムが上映されています。
全作品ほぼ白黒、プラネットの安井氏の16mmコレクションをフィルムセンターが35mmフィルムに復元したものが主、というふれこみで、1917年に始まった日本アニメーションの100周年にちなんだ、実に貴重なフィルムの上映です。
9日のサイレントフィルム上映には生演奏も付いていました。(22日の2プログラムも生演奏付き、との事です。)
このアニメーションに出てくる登場人物達、どこかで見たような感じだとおもったら、漫画版の「サザエさん」の初期の絵や、昔のニュース映画に出てくる日本人に表情が良く似ています。なるほど、昔の日本人はああいう顔をしていたんだなあ、と改めて思いました。
上映作品の制作年度は「日本漫画映画発達史」を除き、1924年から50年位まで。これを観てから東映の「白蛇伝」を観たら、「日本のアニメーションもここまで来たか」と改めて感慨を覚えるのかも知れません。