<2018.02.20 K.Kotani>研究発表と活弁映画上映『魔法の時計』(1928年)


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2018年2月20日

研究発表と活弁映画上映『魔法の時計』(1928年)





 2月12日まで、京都市おもちゃ映画ミュージアムにおいて、究発表と活弁映画上映『魔法の時計』(1928年)」が開催されました。満員札止め。
 「町家で暖房も十分に出来ないので」と、主催者の方がカイロを用意しておられたが、これだけ人間がぎしっと入ると、人力でなかなか温かい。
 まず、「スタレヴィッチとはどういう作家か」という紹介を兼ねて、活弁士坂本頼光さんによる前座「カメラマンの復讐」活弁付き上映で会場は爆笑、「つかみはOK」
 続いて佐野明子さんによるスタレヴィッチの作家紹介と、日本での上映状況についての解説。なかなか分かりやすい。
 休憩をはさんで、いよいよ「魔法の時計」本番活弁付き上映。
 上映後、質疑応答が盛り上がり、「なにやらシンポジウムの様ですね。」質問される方も答える方も中々濃い人ばかり、「海外で人形の実物を見て来た」という秋山さんや、「個人でDVDを輸入した」という方まで。
 ちなみに、この「魔法の時計」DVD化はされておらず、当時パテーベビーの9.5mmで家庭向きに市販されていたものと、当日テレシネしてDVD上映された館所蔵の16mmフィルム(当時販売されていたものかどうかは不明だそうです)しかないそうです。
 なお、以前同館にお貸ししていた92年広島フェス資料のラッピーニュースの中に、偶然、スタレヴィッチのお嬢さんのインタビューが収録されていて、お役に立ったそうです。
 なんでも捨てずに取っておくもんだ。(物だらけで大変だが)

 
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