2018.4.14 K.Kotani>
花開くコリア・アニメーション2018+アジア
毎月読める日本で唯一の自主アニメ情報誌
月刊近メ像インターネット
2018年4月14日
花開くコリア・アニメーション2018+アジア
4月7日より11日まで、大阪市のプラネット+1とCO2事務局において「花開くコリア・アニメーション2018+アジア」の大阪上映が開催されました。今年は韓国短編3プログラム「場+幻想」「記憶+時間」「心+体」および「+アジア」プログラム(アジア地区コンペ選抜作品)が上映されました。
また、7日には午前11時から韓国インディペンデントアニメーション協会事務局長チェ・ユジン氏と、「記憶+時間」で上映された「星が輝く夜に」のイ・ジョンフン監督を招いてのトークと、正午からは、スタッフゲストの手作り料理でのランチ会がありました。
さらに、翌8日には、35ミリフィルムを用いてのフィルムペイント・シネカリの制作講座。映画フィルムの説明もあり、飛び入りのイ・ジョンフン監督も参加しての製作体験でした。製作したアニメは早速リーダーを付けて(35mmのテープスプライサーを使って自分で付ける事もできる。慣れたスタッフはさすが大胆かつ的確な操作で、素早く奇麗に気泡の入る事なく、仕上がる。)、ご自慢の手回しおもちゃ映写機で上映。普通の光源の代わりに、「スライド映写機」を使うと、写真のように明るくきれいに上映できました。
7日・8日共に、上映終了後は、スタッフゲスト観客入り交じっての楽しい懇親会。大阪の夜は大いに盛り上がりました。
なお、韓国でも、若手の2Dのアニメーターの生活はやはり苦しい、との事でした。また、アニメーション教育・振興では、国が大いに力を入れていて、高校でもアニメーション専門のコースがある、との事。「そんなに早くからアニメ漬けにして大丈夫なのか?」という質問には、イ・ジョンフン監督は、「早めにあきらめがつく、というメリットもあります。」との事でした。
なお、この「花コリ2018」、東京では5月12・13日アップファクトリーで、名古屋では8月4・5日に愛知芸術文化センターで開催が予定されています。
花開くコリア・アニメーション2018+アジアのページ