<2018.9.15 K.Kotani>「渡辺泰展〜その研究活動と功績〜」始まる


毎月読める日本で唯一の自主アニメ情報誌

月刊近メ像インターネット


2018年9月15日

「渡辺泰展〜その研究活動と功績〜」始まる





 9月5日より、京都・おもちゃ映画ミュージアムにおいて、「渡辺泰展〜その研究活動と功績〜」が開催されています。渡辺泰氏は、日本でのアニメーション史研究第一人者であり、日本全体でアニメーション愛好家が数十人しかいなかった頃より現代にいたるまで、商業上映から自主上映に至るアニメーション上映の現場に足を運び、各種文献や資料を収集し、整理・体系化を行い、数々の研究発表・教育活動を行われて来ました。1970年代に発行された「日本アニメーション映画史」は、日本におけるアニメーション発達史を体系的にまとめた好著で、現在における日本アニメーション映画史の研究の基本資料として、発行後40年経過した今になってもこれを超える本は無く(これは残念、是非若い研究家の奮起を望みたい)、現在でも多くの研究者の支えとなっています。また後進の育成にも熱心に努められ、今回の展示準備でも、若手研究者の方数名が応援に駆けつけていただいたそうです。
 今回の展示内容ですが、9月23日までは、ディズニー関係の資料を中心とした展示で、70年代のAFGの自主上映時に使われた手描きのポスターの現物(貴重!)も展示されています。26日以降は、初期の日本アニメーションを中心とした展示となるとの事です。

京都・おもちゃ映画ミュージアムのお知らせのページ


近メ協のページに
もどる
近メ像のページ
もどる
アニメのページにもどる
ホームページにもどる