2019.7.01 K.Kotani>
中国アニメ・漫画の日本ツァー 水墨の中から来る
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月刊近メ像インターネット
2019年7月01日
中国アニメ・漫画の日本ツァー 水墨の中から来る
6月20日から7月3日まで、大阪・ツイン21 1階アトリウムにおいて、「中国アニメ・漫画の日本ツァー 水墨の中から来る」が開催されています。
会場内には、過去から現代までの中国アニメ・漫画の絵が数十点展示され、また、複数のモニターで最新作を含むアニメーションの予告編(ネットで観る事の出来るものと多少違ったりする)がループで上映されていました。
大作長編「大魚海棠」はスケール感のある見事な作画で、「本編が観たい」と思わせるものでした。(Netflixとニコ動でネット配信中との事)。3DCGの「白蛇縁起」は本家中国版「白蛇伝」らしいですが、ありゃどう見ても「白蛇」ではなく、「竜」ですね。
また、テレビアニメらしい映像もあり、「これが噂の、中国のアニメーターが枚数を稼ぐという中国国産テレビアニメか」と思いました。絵は最近の日本のテレビアニメに比べるとややシンプルか、という程度で、キャラクターの「顔」はやはり日本とは違うのがよく分かりました。
絵の展示は、水墨画風あり、萠え系あり、水彩画風有りで、風景や町の情景を描いた作品には最近の中国の町の様子が良く出ているように思えます。
また、初日には、講演があったり、図録やアニメ入りタブレットの配布もあった、との事でしたが、6月29日には、特集記事の載った中国の雑誌が無料で配布されている他、特にイベントのようなものはありませんでした。
今後は、 2019年7月9日から15日まで、奈良県文化会館での展示が予定されています。