<2019.08.12 K.Kotani>「映像を通して平和を考える」


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2019年8月12日

「映像を通して平和を考える」





 8月11日(日)、京都 おもちゃ映画ミュージアムで講演「映像を通して平和を考える」が行われました。
 この講演は、滋賀県高月観音の里歴史民俗資料館の学芸員である西原雄大氏が、今年の初めにおもちゃ映画ミュージアムを訪問された際、ミュージアム所蔵のニュース映像やアニメを観たことがきっかけとの事でした。
 今回は、まだ写真や映画などという者がない江戸時代以前の時期の自然災害の手描きに依る画像記録の解説から始まり、関東大震災時の映画による記録映像の説明や、戦争時の国策ニュース映画の編集・強調された映像表現の時代背景と解説がされました。
 また、戦時のプロバガンダアニメとして、「マー坊」のアニメが上映され、内容の表現(敵国指導者の戯画化など)についての解説がなされました。
 最後に、被爆被害を描いた「ホウセンカおじいちゃん」(アニメ)、戦前の飛行機乗りへの少年達の憧憬と、予科練の訓練風景、少年飛行兵の募集状況などを描いた「あこがれ」(実写ドキュメンタリー)、近年の軍事国家化を危惧する絵本を映像化した「戦争のつくりかた」(アニメ)が上映されました。  


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