2020.10.03 K.Kotani>
突如上映 オソトデアニメーション
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月刊近メ像インターネット
2020年10月3日
突如上映 オソトデアニメーション
9月26日、突如「オソトデアニメーション」オンライン上映、やります、という告知がFacebookで流され、午後6時から8時まで、個人制作短編アニメーション多数がYouTubeを使って行われました。
回線トラブルに備え、リアルタイムのライブ配信と同時に、普通の配信も3パートに分けて行い、リアルタイム配信終了とほぼ同時に普通の配信も止めるなど、作品流出について細心の注意を払った運営でした。
この「オソトデアニメーション」は、端末を持ってお外に出、映画は家の中に閉じこもって観るのではなく、アウトドアの雰囲気の中で映像を鑑賞しましょう、というコンセプトの上映会です。
屋上や、空き地などで、ポータブル電源などを用いての実会場上映等は過去に他の団体でも行われて来ましたが、今回の「ソトアニ」オンラインでの初めての試みとの事でした。
とはいえ、「外で観る」という事であれば、予め端末を持って外出し、鑑賞予定場所で上映開始を待つ、という事が必要でしょうから、3時間前の告知、というのはちと余裕がない。参加できる人数に限りがある、という事でしたら、予め先着順何名かで申し込みを受けておいて、開始時間30分位前に上映のアドレスを送る、という形が良いのではないでしょうか?
もう一つ、上げっぱなしでいつでも自由に観て、という形ではなく、折角リアルタイム時間限定で公開するのですから、作家のトークとか、観客のその場の反応がなんらかの形で見えるような形があったらもっと面白いのではないかと思います。
「作品の流出」警戒については、無条件でコピーされては困るという事もあるでしょうが、「作品のコピーはしないで下さい」という呼びかけをしておいて、あとは観客の良心に任せる、という程度でいいと思うのですが。「それでは困る、絶対にコピーされたくない」という方は、オンラインでの公開自体を全く止め、実会場でのスクリーン上映公開のみにすれば良いのです。
いろいろと考えさせられる上映でした。