<2020.12.01 K.Kotani>龍野国際映像祭


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2020年12月01日

龍野国際映像祭



 11月21日から29日まで、兵庫県たつの市で龍野国際映像祭が開催されました。さて、28日、現地についたものの、会場らしきものがすぐに見当たらない。はずで、コンペ上映会場の「アポロスタヂオ」は、商家改装の小さなイベントスペースで、なんと10人で満席の大きさ。午後イチのプログラムの途中から入る。
 コンペは、実験映像・アニメーションがそれぞれ一般、学生別で、全4プロ、学生映像以外はほぼ1時間のプログラム。各プログラム間の間隔は5分で、スクリーンに「あと何分何秒」のカウントが出る。実験映像部門にもアニメ作品が結構ある。質が高い。応募作品3000本とHPにあったが、よりすぐりの作品群だ。
 広島のインコンペとかぶってる作品があるのではと思って後で照合したが、ダブりの作品はなかった。小さい会場だが目一杯の大スクリーンに高画質の上映、音質。いいぞ。途中から、なにやら広島のコンペを観ているような気分になってきた。
 上映後、向いのギャラリーカフェ「ガレリア アーツ&ティー」で「アニメーション・ショーケース」30分の8本立てを飲み物をいただきながら観る。モニターでの鑑賞で、画面が小さいが、まあ良しとする。スタッフの皆さんもよく判っている方々のようで、嬉しい。他に、ポーランドの学生作品上映他もあったとの事だが、そこまでは手が回らずでした。29日には表彰式もあったとの事。
なお、主催者発表の今年の受賞作品は以下の通り。 アニメーション部門
【グランプリ】 Mirrors and the Message/鏡とメッセージ マリ・ラヴィ監督
【審査員特別賞】 Lah gah /手放す セシル・ブラン監督
【最優秀学生作品賞】 Hit and Run /ヒット・エンド・ラン ハンナ・ブレヴェルトン監督
【観客賞】The Balloon Catcher /風船掴み 金子勲矩 監督
実験映像部門
【グランプリ】PRIMATES /霊長類 ヘリオ・ヴァレロ アルトゥル・モリナ監督
【審査員特別賞】Urban Sphinx /都会のスフィンクス マリア・ロレンツォ監督
【最優秀学生作品賞】Waiting /待つ サイーナ・ファルダラギ監督
【観客賞】Carnival /カーニバル リア・ワン監督

「今年は」という事は、来年もあるという事でしょうか。楽しみです。
 

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