2021.02.22 K.Kotani>
iPadで手描き動画コマ撮りテスト
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月刊近メ像インターネット
2021年2月22日
iPadで手描き動画コマ撮りテスト
iPadで、手描き動画のコマ撮りテストをやってみました。
iPadによるコマ撮りは、子どもアニメ教室でのクレイアニメでは既に実用化しておりますが、手描き動画のコマ撮り撮影は、今でもデジカメ取り込みと、アニメスタジオIIによる動画化という従来通りの方法でやっています。
しかしながら、アニメスタジオIIの後継ソフトが最近市場から姿を消してしまい、「自宅でコマ撮りする時どうなるのか?」という疑問に対して、「スマホ・タブレットでコマ撮りできますよ。」という回答を用意しておりますが、実際にコマ撮りした時にどうなるのか、という具体例はありませんでした。
そこで、今回実際にやってみる事に致しました。
また、今回は3穴タップを使えない方に向けて、「角合わせ」による作画と撮影もテストしてみました。
角合わせ用のタップは、「なつぞら」では、木製の直角定規のようなものが使われていましたが、百均の透明プラバンに厚紙を貼付けて作りました。「動画用紙がタップの下に入り込まない」「重ねた動画用紙が厚紙を乗り越えない」用に、ストッパー部の高さは5mm位は必要のようです。
用意した動画用紙は、横約13cm、縦約11cmのメモ用紙の様な紙で、B4のコピー用紙から標準の動画用紙を切り出す際に余った残りを半分に切ったものです。動画用紙500枚作る度に1000枚出来るので、少々使っても減りません。
早速20枚程作画してみます。
作画が済んだら、撮影準備。iPadはレンズが本体の左端にあるので、少々工夫が必要。
上からのぞいてフレーム他をセット。この辺り、昔の8mmフィルムの感覚に近い。いいぞ。モニターに画像も出せますが、今日はこの形で。
動画を取り替えては、カチャカチャと撮って行きます。まさに8mm撮影感覚。
「繰り返し」や「止め」もそのコマ数だけシャッターを押します。
出来上がった動画の画面がこれ。画質まで8mmフィルムみたい。もちろん色を塗ればカラーになります。
動画は、 こちらでご覧下さい。