<2021.05.24 K.Kotani>花開くコリア・アニメーション2021+アジア


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2021年5月24日

花開くコリア・アニメーション2021+アジア





 5月19日から23日まで、毎年恒例「花開くコリア・アニメーション2021+アジア」通称花コリ2021が、今年はオンラインで開催されました。今年は韓国短編2プロと、アジア選抜1プロ、それから細川晋監督の「DINO」の4プログラムで、長編は今年はなしでした。
 コロナ禍下のオンライン開催ということで、トークも全てオンライン。オープニングトーク「コロナ時代、映画祭の明暗」、監督トーク1:彼女の描く、けだるく乾いたユーモア『幽霊たち』、監督トーク2:大丈夫というねぎらい『そのままでいい』、監督トーク3:夢と現実の扉『クム(夢)』、スペシャルトーク『DINO!』への旅、の5つのトークがYouYubeライブで行われ、韓国と日本の各地のゲストとホストがトークを展開しました。このトーク本体ははアーカイブで28日まで公開されますが、当日リアルタイム参加した人は、「コメント」で監督への質問や、感想を書き込む事も出来ました。(回答された質問自体はトーク本体内にありますので回答も聞く事はできます。)
 最終日は花コリ観客賞授賞式&クロージングがYouYubeライブで行われ、キム・ガンミン監督の「夢」が観客賞を受賞しました。
 最後に、GatherTownというゲーム画面のような仮想空間で交流会が行われ、参加者がキャラクターを選んでそこに入ると、近くに表示されている参加者同士での話が出来たり、他の参加者同士の話が聞けたりしました。画面上で離れた場所に居る人の声は聞こえなかったり、声が小さくてかすれたりするので、なかなか実会場じみていてリアル。交流会の参加者は12名でした。

 主催者によると、全プロ券を購入した人は約70名で、掛ける4ブロで延べ280人位の入場があった計算になるそうで、まずまずの入り、という事でした。
 各プログラムほぼトラブルもなく順調に行われ、作品のレベルも高く、ゲスト・監督トークも充実していました。徐々に「オンラインイベント」へのノウハウの蓄積と運営スキルの熟成が進んでいるなと感じました。
 しかし、学会の大会や総会、他のオンライン上映でも感じている事ですが、観ている間は楽しくても、終って画面を閉じると、「余韻」が無い、というか、生イベントでは会場からの帰り道でアレコレと思い出したり、終ってからかなり経つ昔の上映会でも記憶に残る部分があるのですが、なにやら終ると同時に何かが「蒸発」してしまうような気がします。生イベントではある、会場の匂いや寒さ、周りで観ている人の雑談、椅子の堅さなど、視覚聴覚以外の皮膚感覚と共に作品上映自体が記憶に刻み込まれて行くような体験は、やっぱりあった方がいいな、と思いました。

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