2024.08.19 K.Kotani>
ひろしまアニメーションシーズン2024
毎月読める日本で唯一の自主アニメ情報誌
月刊近メ像インターネット
2024年08月19日
ひろしまアニメーションシーズン2024
8月14日から18日まで、広島アステールプラザ他2カ所で、前回に続き、ひろしまアニメーションシーズン2024が開催されました。長・短編他4つのコンペ、特集上映他の盛りだくさんの内容と、今回より平行開催の「HAMひろしまアニメーションアカデミー&ミーティング」という交流を目的としたプログラムも追加されました。(一部除き、業界関係者・クリエイター・プロ志望学生限定)
メイン会場のアステールプラザの大ホール・中ホール他、2022年に閉店したレストランの場所がHAMのミーティング会場になっていたらしく、また、以前は展示・ワークショップスペースになっていた4階・5階の会議室等もHAMのピンスクリーンのワークショップ体験(これは一般参加可)会場等として使われていたようです。
さて、シーズンの展示会場として前回も無料開放されていた市民ギャラリーでは、マルチ画面の壁面上映をVR化した体験コーナーや、南家こうじさんの絵コンテ・原画展示(撮影禁止の張り紙あり)など、「なんじゃこりゃ」と思わせた前回と打って変わって充実した内容。まず、壁に貼ってある各種バネルが普通に読める。(前回は、要虫眼鏡または老眼鏡だった。)
上映もほぼスムーズでしたが、トークの後15分の休憩を挟んでの上映でいきなり説明も無く作品上映が始まって、「これはオープニング画面なのか、作品なのか?」と迷うシーンもありました。また、アンケートもあって一応出しましたが、入場時には積極的に配布はしていなかったようです。
全体としては、これならば、もう少し前から準備して大目に時間を取っておけば良かった、と思える内容でしたが、今後の課題はやはり事前の情宣となるかなと思いました。
以前の広島フェスのように「お知らせ」が送られてくるわけではなく、チラシ等も見かけず、公式HP上での情報提供も限定されていて、リンク先のXやインスタグラムやYouTube上ではある程度の情報が上げられていましたが、フェスの全体像として、「コレコレを目標として、」「コレ、コレ、コレをやります。」を説明した文章がなんにもない、「国際アニメフェスなんだから、何をやるくらいかは判るでしょう」という事でしょうか。
プログラム・スケジュールの各項目にはリンクはつけてあるのですが、飛んだ先は大会期間中に入ってもなんにも具体的なものがない。公式プログラムやチラシに掲載されている説明くらいは載せていてもよいのではないかと思うのだが。
まあ、実物を見た事で、時間とお金をかけて参加してもしっかり元のとれるイベントである事は良く分かったので、次回はしっかり参加することにします。