2025.03.31 K.Kotani>
シンポジウム「現代日本のアニメ文化におけるW.ディズニー受容の領域横断的研究―渡辺泰先生の研究活動を出発点として―

毎月読める日本で唯一の自主アニメ情報誌
月刊近メ像インターネット
2025年3月31日
シンポジウム「現代日本のアニメ文化におけるW.ディズニー受容の領域横断的研究―渡辺泰先生の研究活動を出発点として―

3月30日、同志社大学京田辺キャンパス夢告館において、日本アニメーション学会のシンポジウム「現代日本のアニメ文化におけるW.ディズニー受容の領域横断的研究―渡辺泰先生の研究活動を出発点として―」が開催されました。アレクサンダー・ザルテン(ハーバード大学教授)、キム・ジュニアン(新潟大学准教授)、(以上オンライン発表)北波英幸(羽衣国際大学准教授)、森下豊美(関西大学他兼任講師)、須川亜紀子(横浜国立大学教授)、(オンライン)、佐野明子(同志社大学准教授)、桑原圭裕(関西学院大学教授)の各氏による、海外と日本国内における、ディズニー受容の状況など、ディズニーファン・研究者として知られた故・渡辺泰氏のご業績をふまえた発表と質疑応答等が、午前10時20分から休憩をはさんで午後5時頃迄行われました。
会場には、当時のディズニー関係の貴重な資料なども展示され、全国から集まった参加者の注目を集めていました。
なお、資料の一部を提供した参加者の方より、「この私の手元にある資料、どうしたらいいんでしょうね。」という質問があり、こういう資料の保存継承の不十分な日本の状況が嘆かれました。「記念館」「博物館」のような施設はない事はないのですが、全国のオールドアニメファンの収集した膨大な作品資料や関係文献などを受け入れる体制はなく、「一口十万円で寄付を募り、10億5000万円集めて、資料館を作る」というどっかで聞いたような話をみんなで真剣に考える時期になったのかも知れません。まあ、その前に皆さん、手元の資料を整理して、索引や一覧表を作る所から始めませんか。神戸映画資料館では、毎月、有志を募って、寄せられた膨大な資料の整理を始めておられるそうです。「どっかもらってくれんかなぁ」と嘆く前に、「こんなものがこんなところにある。」という事を明らかにしておけば、「それが欲しかった!」という声がどこかの施設からか出て来るかもしれません。「たしか、あれはどっかにあったはず」「買ったはずなのに、どこにあるか判らない」という事では、もらう方も困るのではないでしょうか。
|
|