<2025.09.26 K.Kotani> 日向坂アニメ部 表情を描くの巻


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2025年09月26日

日向坂アニメ部 表情を描くの巻





 アイドルがアニメ制作に挑む、というゆるーいバラエティ「日向坂アニメ部」、9月8日放映の回、なんと1年ぶり。「おひさしぶりです」というごあいさつ。
 今回は「表情を描く」ということで、皆さんが描いたキャラクターの喜怒哀楽の表情を、東映のペテラン現役アニメーターが評価・修正して、「表情はこう描くんだよ」という事をやりました。



 また、冒頭に「アニメータースキル検定」という最近評判のアニメーターの検定試験についての紹介がありました。「あれ、昔「アニメーター低賃金問題を考える」で、提案した試験ではないの?」と思いきや少し違い、私の提案した試験は、将来的に原画職を目指す人の総合適性検査、この検定試験は、アニメーターで動画職をこなすためのスキルをどれだけ身につけているか、という実務的な検査のようです。
 4時間で7枚の課題をこなす、という内容で、紙の動画用紙に鉛筆で動画を描く試験でした。まあ、「現場で即通用するスキルをどれだけ身につけているか」という検査のようですから、これからアニメーターを目指す人には、「現場でどういう事を要求されるか」という事を知る絶好の機会です。是非一回受験されてはどうでしょうか。(試験料は、各級に応じて、7200円〜9600円。安いと思いますよ。)
 現場のアニメーターからは、この試験用に発売されているテキストを、「自分が新人の頃にこれがあったらよかった」と評価する声も上がっているそうです。(アマゾンで3000円位)
 なお、担当の方の「最近アニメーターの数が減っている。もっとアニメーションの魅力を知ってもらって、アニメーターの数を増やしたい」というコメントがありましたが、今の低賃金のままでは、難しいのでは。まずは、動画職の待遇をを改善する事が先決のように思えます。

 アニメータースキル検定のサイトは こちら。  

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