<2003.04.07 K.Kotani>アトム誕生

アトム誕生


アトムの誕生を記念してこのページを作りました。

 西暦2003年最愛の息子飛雄くんを事故で失った科学省長官のT氏は禁止されているクローン技術を使い息子の遺伝子から飛雄くんのクローン人間を製造、トビオと命名した。

 トビオには元の飛雄くんの遺伝子の他、優秀な科学者やスポーツマンの遺伝子も加えられ、文武両道に優れた人間が出来上がった。

 ところが、トビオは飛雄くんの記憶がまったくないため科学省長官のT氏との共通の思い出がまったくないばかりか、なまじ優秀な科学者やスポーツマンの遺伝子を加えたためあまり元の飛雄くんと外見・性格も似ておらず、最初は可愛がっていたT氏もこの元の飛雄君と余り似ていないトビオをだんだん憎むようになり、もともと非合法の存在で戸籍もないことをいいことに、ある日ついに「おまえは馬だ! トビオ馬だ!」と言いだし、馬としてサーカスに売り飛ばしてしまった。

 馬としてサーカスに売り飛ばされたトビオ馬は持ち前の運動神経を生かしてなかなか活躍はしていた。

 そのころ、若い頃は長島を凌ぐ名三塁手になるのではないかと言われていたが肩をこわして引退した元巨人軍選手H氏が死別した妻の忘れ形見明子ちゃんをつれてサーカスに現れ、トビオ馬を見て「これこそわしの若い頃の夢をかなえてくれる存在だ」と直感、人間を馬として使っていたサーカスの弱みにつけ込んで脅かし、トビオ馬を自分の息子として引取り、「おまえは馬ではない。人間(ヒューマン)だ。」と、トビオ馬を飛雄馬(ひゅーま)と改名した。

 H飛雄馬はその後甲子園で活躍し、ついに巨人軍に入団して父親の夢を叶え、数々の魔球を駆使して日本野球史上にその名をとどめる存在となった。(別の漫画になってしまった。)

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