<2000.08.17 K.Kotani>パンツのページにようこそ

鉄腕アトムのパンツ


 鉄腕アトムは非常によく出来たヒューマノイドロボットであり、ロボットの存在に慣れていない現代人なら人間の子供と間違えるほどの出来映えである。「アトム今昔物語」では、若い頃のお茶の水博士やヒゲオヤジに対して人間の子供として取り扱われている。ただし、頭の毛だけはなく、本体と一体成型され色が塗ってあるだけのようである。したがって、「アトム今昔物語」では、アトムはカツラをかぶってごまかしている。
 当然アトムの時代では、「お前ロボットだな」と正体を見破られる(別に隠しているわけではないが)事が多い。

アトムの体は硬質プラスチックで作られており、それに薄い人工皮膚がかぶせてあるので、一見人間のようだが、たたくとカンカンと音がする。そんなもので岩山に体当たりしてトンネルをつくったり鋼鉄のロボットに体当たりしてまっぷたつにしたりしてどこにも傷ひとつつかないのだからたいした物である。(普通の銃弾ならばカンカンはねかえす)
 鉄腕アトムの手足の部分と胴体の間に細い線が入ってる事があるが、あれは人工皮膚の切れ目である。

手足の部分はもげても決定的ダメージにならないよう別パーツとなっており、こわれた場合はこわれた手足を修理してはめるか新しい手足をとりつける。

胴体が半分にもげる事態は想定されていないが、首は簡単にはずれるようになっている。首をはずすとスプリング状の細いケーブルで胴体とつながっているだけだが、差し込んだ状態では上下からパイプやジョイントが出てきて結合するもの思われる。
 鉄腕アトムの内部構造図ではそうなっているし、鉄腕アトムは食事を食べておなかのビニール袋に蓄える事ができるので、食物を流すパイプも当然必要であろう。この首は手ではずす他、首本体にも胴体から自分で外れる機能があり、天馬博士がいっかな成長しないアトムに不満を持った時、首をのばして「伸びた」と言ってみたり、

手も足も出ない状況で首をびよーんと伸ばして相手を攻撃したりするシーンがマンガにはある。
 さて、アトムはよそいきの場合など子供用の服を着る事があるが、たいていの場合パンツ一枚の裸である。このパンツがまた大変丈夫に出来ており、マンガテレビ全シリーズ通して一度もやぶけた事がない。スーパーマンの服やワンダーウーマンの服は非常に重大な危機の表現として時々ほころびたり破れたりするが、

(次の回では繕っている気配もなく元に戻っている事が多い。超能力の一環としてケガといっしょに直っているようである。)アトムのパンツはやぶけない。
 あれはパンツでなく、胴体の上に塗ってあるだけではないかという疑問もあり、2回目のテレビアニメのシリーズではアトム製作の最後に人工皮膚と一体化した物をボディにかぶせるシーンもあるが、
マンガの「地上最大のロボット」の巻では、ウランがアトムに変装するためにアトムの部屋の引き出しからパンツを無断借用するシーンがあり、アニメの「怪獣マントラー」の巻ではアトムのパンツがずれてお尻が見えるシーンがある。

 なお、パンツの下に性器はついていない。テレビ版アトム最終話後のマンガのエピソードとして、リアル版アトム二世を作る話があり、お茶の水博士が「なんじゃそりゃ」と言うとスタッフが「よりリアルにするために」と性器をつけるエピソードがあるので、本家アトムにはついていないと思われる。
なお、このリアル版アトムは起きると欠伸をしながら歯を磨き、

ゴムが伸びてたるんだパンツの上をぼりぼりと掻くなどだらしないこと人間そっくりで、お茶の水博士に小遣いをせびって女を買いに行くなど情けない事この上ない。

 なお、塗ってあるだけという見方の根拠として、お尻にエネルギーの補給口があり、また二連装のマシンガンがお尻の中に格納されているので、パンツをはいていれば引っかかってしまうのではないかという考え方もあったが、伸縮性のある生地でもあり、適当な位置にスリットでも設けてあるのではないか。 なお、女子中高生のみなさんは昔ブルマの事を「アトムパンツ」と言っていたそうです。確かに下着ではないですね。


鉄腕アトムの謎のページにもどる かにの社長のページにもどる ホームページにもどる