<2006.11.13 K.Kotani>「ピピアめふアニメーション教室」特別講座 01


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2006年11月13日

「ピピアめふアニメーション教室」特別講座 03




技法説明

1.人間アニメ
 物体アニメのうち、人間をコマ撮りして制作するアニメ。8mmフィルム時代には飛び上がった瞬間にコマ撮りして「空中浮揚」するアニメや「気をつけ」のまま移動するアニメなど、多数が制作された。

2. 3. 人形アニメ
 人形を少しずつ動かして制作するアニメ。人形の手足を少しずつ動かせる様、可動の関節を組んだり、針金を芯にして作ったりする。不自然な中間のポーズで安定させる事が難しい。

4. 砂アニメ
 砂上に描いた絵を後ろから光を当てて透かして撮る事により「影絵」のような効果を得る。砂の厚さにより真っ黒から微妙なハーフトーンまで表現できる。

5.セルアニメ
 紙に描いた動画をセルに転写し、彩色したものを背景に重ねて撮影する。商業アニメではもっともありふれたテクニック。最近はほとんどがデジタルペイントとなり、アマチュアでも簡単に制作ができるようになった。

6.手描きセル
 通常は紙に描いた動画を透明なセルに転写して彩色するが、表面をざらつかせた特殊なセルに色鉛筆で直描きしたものを背景に重ねる。ペーパーアニメのような質感から、独特の透明感のある表現ができる。

7. 油絵アニメ
 油絵を少しずつ削ったり描き足したりして動きを作るアニメ。「背景」の動かない油絵の上にガラス板を置いてその上に動く部分を描く事により、セルアニメのような効果を得る。。



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