切り紙アニメ(英語ではCUT OUT "切り抜きアニメ")は、背景の上に切り抜いたキャラクターを載せ、少しずつ動かしたり取り替えたりして動かすテクニックで、アニメーションの初期よりよく使われた。
しかし人形アニメに近い、アニメーターが撮影現場で直接キャラクターを動かす制作形態であるため、分業化が効かず、セルアニメの発明とともに、商業アニメの世界からは次第に姿を消した。
日本においては、製作費が少なく、高価なセルの代用にされたり、また、少人数での家内手工業的な制作形態に切り紙アニメで適していた事もあり、商業アニメの初期より作品制作が続けられていたが、セルの普及に伴いだんだん姿を消した。