<2010.7.18 K.Kotani>「ピピアめふアニメーション教室」特別講座 41


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2010年7月18日

「ピピアめふアニメーション教室」特別講座 41





広島フェス特集




 今年も国際アニメーションフェスティバル 広島大会が広島市で8月7日から11日に開催されます。

 広島国際フェスとは

「広島国際アニメーションフェスティバルは、ASIFA公認国際映画祭として、1985 年、木下蓮三・木下小夜子両氏によって設立されたもので、コンペティション、特別上映、展示、セミナー、ワークショップ等で構成され、2年毎に開催されている総合的な文化事業です。ASIFA 会長/ASIFA-JAPAN会長でもある木下小夜子氏が第1回大会からフェスティバルディレクターを歴任し、そのプログラム構成、運営、共 に世界で最も質の高い映画祭として高く評価され、また、優れた才能が発掘される場所として、アニメーション関係者のみならずメディア界全般から注目を集め ています。 (ASIFA JAPANのホームページより)」

 さて、実際現場に行くとどうなっているのでしょう?

1.朝から夕方まで、3-5会場で上映会をやっている。
2.最終日以外、夜はコンペの上映があり、コンペ以外の上映は無い。
(最終日は表彰式)
3.主会場では、上映の他、講演やパネル・ディスカッションがある。
4.会期中、常設の展示があり、これは無料である。
5.会期中、体験コーナーがあり、これは無料である。
6.フレーム・イン、ネクサスポイントという持ち込み上映の場所があり、これは無料である。
7.フレーム・インでは作家のインタビューなどが行われる事があり、やはり無料である。
8.ラッピー友の会という市民のボランティア団体があり、期間中1回パーティをやる。(有料) 一般参加OK。日程は会場に掲示される。
9.主催のASIFA JAPANが西村ビルの屋上で期間中1回パーティをやる。(有料) 一般参加OK。日程は会場に掲示される。
10.初日と最終日に、隣の厚生年金会館で、歓迎・さよならパーティがある。(原則関係者だけ・無料)
11.会期中の昼間に、関係者向けのピクニック・バーベキューがある。
12.有料の公式パンフがあるが、別に無料のスケジュール表があり、たいていはこちらで間に合う。
13.毎日「ラッピーニュース」という4ページくらいの新聞がでて、前日のイベントの報告と当日のイベントの紹介が載っているので見逃さない。
14.会場内にはいろいろ屋台が並んでいて、DVDや本やグッズなどをたくさん売っているので、小遣いをたくさん持っていくと良い。

会場
第一回 1985年は、平和公園の中にあった広島市公会堂。
第二回・第三回は、南進して厚生年金会館。
第四回はさらに南進してアステールプラザ。
このまま瀬戸内海を越えて四国まで南進するという冗談もあったが、その後はずーーとアステールプラザ。

宿泊 ネットで探すと4000円台でけっこうある。会場近辺でなくても、広島駅近辺でもさほど不自由はない。

交通 平和公園近辺宿泊の方は、ほとんど徒歩。広島駅周辺宿泊の方は、路面電車で会場へ「通勤」、「市役所前」下車。

上映 どうせ全部は見れないので、どうしても見たいプログラムをピックアッブ。その他は「流し見」。他で見る機会のある作品はパス。おすすめは「学生プログラム」中々見る機会が無い上、意外と高いレベルで、未来の作家達なので、「俺は誰それの学生時代の作品を見たんだ」と後々自慢できるかも。

フレーム・イン かっては大変活気のある場所だったが、最近はメーン会場が忙しくなったせいか少々さみしい。(以前はフレーム・イン参加の作家達が飲み会に繰り出した事もあった。)持ち込み枠は30分まで、会場受付まで直接申し込む。チラシなど作っておくとよろしい。原則一人一生(?)一回だけ。インタビューの時間は予約できない。インタビューの際は多少質問の時間もある。

ネクサス・ポイント フレーム・インにプロ作家が作品を持ち込んでアマチュアがあふれたりしたので作られたと思われるコーナー。

展示 作品の原画、人形、ポスターなど。撮影不可。上映の見過ぎで疲れたときに休憩をかねてどうぞ。

体験 マッキントッシュなどで簡単なアニメが作れる。上映の見過ぎで疲れたときに休憩をかねてどうぞ。

パーティ 会場内に掲示が出る。安い。海外の作家さんなども多数参加。

海外から来られた方とのコミュニケーション 大体、英語。大体、米英以外から来られた方は、英語は「外国語」なので、片言でもまず大丈夫。バイリンガルの名刺と、簡単な自己紹介カードを作っておくと良い。作品のある方は、DVDに何枚か焼いておいて、プレゼントすると、後からメールで感想等来たりして嬉しい。

この人は誰? 関係者の方は、胸に「名札」がついているので、作品リストと照合して、「作品見ました。大変面白かったです。」と言ってあげると大変喜ぶ。(ノルシュテインとか久里洋二には簡単に言わないように)。ジュビツゲーベルに「何回か前の大会であなたの作品を見てとても感動した」と言うと、絵はがきをくれました。

写真・ビデオ 上映会場・展示会場内原則不可。会場のロビー、会場の外観、廊下等はOK。海外作家との記念撮影もOKだが、歩いている所等はあまりばしばし撮らない方が良い。好きな作家のサインももらいましょう。


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