<2012.12.11 K.Kotani>ピピアめふアニメ教室のページ

2012年12月11日更新 JAPANESE ONLY


日本で唯一の常設型自主アニメ講座 中途参加歓迎致します。

どんな機材が要るの?

 アニメーションの製作には、かっては大変高価で特殊な機材が必要でした。
 現在でも、劇場で公開されているような映画の画質の作品を制作するには、それなりの機材が必要です。
しかし、現在ではパソコンの高性能化・低価格化が進み、家庭のテレビで鑑賞したり、公民館レベルの会場でプロジェクター上映する程度の作品であれば、ほとんどの方が自宅にある機材プラスフルファで製作できるようになっています。

パソコン Windows XP以降、またはMac OS-X (10.6以上)の動作するパソコン。できれば、DVDマルチドライブ内蔵のものが良いが、USB外付けのドライブでも問題はない。(必ず書き込みのできる「マルチ」ドライブを指定の事。)
※ Windows98/2000/Me、Mac OS9/OS-X(10.5以下)等でも製作は可能ですが、対応するアプリをすべて新規で購入する事が困難です。

ソフト FREE ANIME STUDIO(フリーウェア) か、RETAS(商品版)などのコマ撮りソフト。他には、画像加工用のソフトと、映像編集用のビデオ編集ソフト。フリーウェアなどもあり、高価なプロ用ソフトを購入する必要はあまりないと思われます。MacでFREE ANIME STUDIOと組み合わせるのであれば、PhotoShop ElementsとPremeire Elementsで十分と思われます。

ビデオカメラ すでにコマ撮り機能のついたビデオカメラをお持ちであればラッキーですが、現流のビデオカメラでアニメ製作用としておすすめできるものはありません。画質やコマ撮り機能の点から見て、ビデオカメラで製作するメリットは、「撮影して、すぐに動きを確認できる」という以外はありません。

デジカメ 現在、プロも含めて、クレイやパベットでアニメーションを製作している人のほとんどがデジカメを使用しています。自主制作アニメに必要とされるスペックは以下の通りです。1.画素数200万以上(現流機では、一部のトイデジ除きすべてOKです。ちなみに、NHKの「ニャッキ」は、600万画素のデジカメで撮影されていました。)2.ズームレンズ搭載(倍率はさほど必要ではありません。カメラのフレームの微調整用。被写体への寄り・引きは、基本的に撮影後パソコン内で行いますので、カメラのズームレンズで寄り・引きを行う事はまずありません。) 3.ピントがマニュアルで固定できる事。(安価なコンパクトデジカメはほとんどオートフォーカスしかありません。固定焦点は論外。)4.露出がマニュアルで固定できる事(これも、安価なコンパクトデジカメでは出来ない事が多い。) 5.リモコンでシャッターが切れる事。(本体でシャッターを押すとカメラ本体が揺れるため) 6.ACアダプターで給電できる事。(撮影中に電池が切れると、三脚からカメラを外さないと交換できない機種が多い。) 6.撮影中の画面を、外部のテレビモニター・またはパソコンで観れる事。(カメラ背面のモニターは、コマ撮り中は大変見づらくなる事が多い。また、デジタル一眼レフでも、撮影中に外部モニターで観れない機種もあります。) 7.三脚穴のついている事。
 具体的には、高倍率ズームのついた、レンズ交換のできない一眼レフ風のカメラの中から、上記条件に合うものを選択されるのが、一番安くつくと思います。おおむね、2万から3万程度。機種はしょっちゅう新製品が出る為、ここでは紹介しませんが、オリンパスのカメラに対応する機種が多いようです。

三脚 なるべく三段程度の、予算の許す限り「重い」もの。軽量の旅行用のものは、足が弱く、ぐにゃぐにゃしていてアニメ撮影には向きません。

スキャナー ペーパーアニメを製作する場合、デジカメで取り込む事もできるが、均一な画質と精度を求めるのであれば、スキャナーの方が優れている。A3の業務用スキャナーは画質もいいし、なにより取り込み速度が抜群だが、価格が何十万もする。普通はA4の家庭用スキャナーの中から選択する事になると思う。自主制作アニメ用としては、画質はUSB接続・USB給電のもの(ACアダプターを使わないタイプ)で十分、速度は値段が高くなるほど「やや」早くなる。なお、ドライバーの使い勝手という点で、一部のスキャナーは、「一度指定した取り込み部分が、スキャン後保存されない」という致命的欠陥があるため、購入時に販売店でよく確認する必要がある。キャノンのスキャナーであれば、まず大丈夫のようだ。

トレス台 ペーパーアニメやセルアニメを製作される方は必須。最近はLED方式でコンパクトかつ安価なものが出ている。日曜大工の得意な方は、10W程度の蛍光灯を使用して、自作される事も可能。

タップ・穴開け機  ペーパーアニメやセルアニメを製作される方はほぼ必須。プロ用の三穴タップは使いやすく、精度も高いが、穴開け機が高い。ピピアめふアニメ教室では用紙持ち込みで穴開けが可能。アマチュアでは、事務用の2穴パンチャーで動画用紙に穴をあけ、自作のタップで製作している方も多数。また、用紙の角で合わせる「角合わせ」という手法も、アマチュアレベルでは意外に実用的なようだ。

その他、製作されるものによって、必要なものはいろいろありますが、さほど高価で希少なものではありません。(針金、洗濯ばさみ、照明用ランプ、カッターナイフ、鉛筆、消しゴムなど)。



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・E-mail による問い合わせは kotani@mx1.nisiq.net まで。
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