ヴァンプ・シリーズ


吸血コウモリをベースに開発された改造人間。登場は、
Episode.3。
シリーズの実働タイプは二種で、格闘やゲリラ活動を重点に
置いて開発された
陸戦タイプのヴァンプ・T。そして、飛行能力を持ち空中から
の奇襲作戦向けに開発されたヴァンプ・Uというラインナップ
となっている。
特にヴァンプ・Uは本編に初めて登場した飛行タイプの改造
人間であり、沢村と原田の乗るヘリコプターと激しい空中戦を
繰り広げている。
それぞれが特徴ある能力を有しているが、共通の能力として
最たるものは、鋭い牙による噛みつきであり、名前の通り、敵
の体液を吸い取ってしまうのだ。
しかも、その際交換として猛毒のビールスを注入する。
ビールスは猛烈な勢いで敵の全身に広がっていき、その者の
力を奪っていく。 そして、最終的には命を落とすのだ。
グラスホッパーもヴァンプ・Tとの戦いの際にその攻撃を食ら
い、一時戦闘不能状態となってしまっている。
また、その攻撃にはさらにもうひとつの目的があり、それこそが
ヴァンプが開発された理由でもある。
それは、相手の体液をサンプルとして採取する事である。
ヴァンプ・シリーズを使役していたエージェント・グレイが長年進
めていた計画で、各界の著名人の体液を採取し、『組織』の発展
に利用するというものであった。
サンプルは改造人間の開発に反映されたり、クローン人間を産
みだしてその者とすりかえるなどの目的が予定されていた。
そのサンプル採取のための尖兵がヴァンプというわけなのだ。
グラスホッパーから採取された体液も物質変換細胞のサンプル
として『組織』に提出されそうなったのだが、直前に基地に乗り込
んだ沢村の活躍によってサンプルはすべて破壊されている。
沢村とは因縁浅からぬ関係であり、かつて彼が初めて遭遇した
改造人間で、なによりかつての相棒狩野優の命を奪った張本人
でもあるのだ。
ある意味では、特務刑事沢村紅一を生み出した改造人間とも
いえる。
狩野の命を奪ったヴァンプ・Uは沢村のクリーチャー・キルの直
撃を何度も食らい、倒されるが一部を機械化して復活。最終決戦
の終わりまで沢村達に迫るが、最期は基地の爆発に巻き込まれ
てしまい、その炎の中に消えた。
ヴァンプ・Tはグラスホッパーのキックを食らいながらも、超伝導
レーザーの照準にグラスホッパーを固定するために食らいつくが、
最期はそのレーザーの直撃を食らって蒸発してしまっている。


戻る