Episode.2

『TARANTULA』

(prologue.2)


初版発行日・95/12/30(コミックマーケット【晴海】)


物語

スペード率いるタランテラ・シリーズとの激闘から一ヶ月がたち、黒須仁に向
けて新たな刺客が送り込まれる。
その名はタランテラΩ(オメガ)
タランテラ・シリーズすべての能力とグラスホッパーの能力をも併せ持った、
『組織』初の合成改造人間である。
ドクター・ケイトの執念が生み出したこの強敵に仁は苦戦を強いられる。
同時に『組織』は沢村個人をも狙い、暗殺専門のエージェント・スカルを差
し向ける。
巧妙に張り巡らされた罠と激しい戦いの中、衝撃的な事実が明らかになる。
正体を知られてしまった忍との関係、そして『戦い』の意味をまだ見い出せ
ず悩む仁は、その事実にさらなる衝撃を受ける。
そして訪れるタランテラとの決闘。
自分のミスで沢村が傷ついてしまった時、仁に決断の時がきた。

黒須仁に『組織』との戦いを決意させる最初の試練。そして同時に『悲劇』と
なる戦いの幕が切って落とされた。


作者の言葉

序章の後編にあたるエピソード。
対グラスホッパーの刺客として生み出されたタランテラΩとの激戦を軸に、
仁が遂に『組織』との戦いを決意するまでが描かれます。
ネタばらしになってしまいますが、親友が敵として現れるというお約束以外
の何者でもないエピソードです(笑)
しかし、本編が動き出すための重要なエピソードに変わりはありません。
ラストシーンは結構燃えると思います。
ちなみにこの第二話、一応青春&恋愛物っていう側面も持っています。
でも、ほとんど気づかれていません(泣)



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