「人間再生-ヒューマン・ルネッサンス」

きらきらと
輝く真夏の光の中で
恋人たちのほほに
微笑み輝き
若者たちの胸に
命が輝く
きらきらと
真夏の光のように
きらめく
ほんの一瞬の
人間再生-ヒューマン・ルネッサンス

真夏の愛を
センチメンタルなトパーズに変え
秋の中で
また幾人が
ため息とむなしさを抱く
秋の色のように
うつろう
ほんの一握の
人間再生-ヒューマン・ルネッサンス

もう一度人間を
見つめなおしてみないか
君らみんな
笑えて
悩めて
怒れて
愛せるはずだろう
悲しむことができるのさえ
本当は幸せのはずさ

どう思う君は
生きるって素敵だろう
どう思う君は
人間ってすばらしいはずだろう
だから祈ろう
だから願おう
寒い冬のあとには
冷たい吹雪の後には
すばらしい
春が来るってことを
そして春には
すばらしい人の心が
よみがえるってことを。

目次へ