「造形」
雲形、不定にして 夢の如く 又、不安の如し 散開する 心象の風景を 一連の残光と成す 明日は 死の如く 音もなく迫りくる これらの多元事象を 鬱々たる日差しの下に 墓穴掘りて埋葬せむ はるかなる時流の 繰り返しなき 造形作用にて
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